小晴菜々

日常の愛おしさや気づき、感じていることを綴るエッセイのような、ひとりごと🍃 優しい世界…

小晴菜々

日常の愛おしさや気づき、感じていることを綴るエッセイのような、ひとりごと🍃 優しい世界の中で生きる、優しいひとでいたい^^ INFJ / HSP

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海外旅行が気づかせてくれたポジティブなメッセージ。

何もかもが窮屈に感じるときがある。 そんな時、昔行った海外旅行の記憶を思い出す。 数年前。わたしは何度か海外旅行に行った。 新しい地に足を踏み入れるワクワクと、ホームでない土地にいく不安を抱えて、向かった。 空港に行くだけで、これから始まる旅に心を躍らせて、『何か新しい人生の章が始まる!』なんて思ったっけ。 現地に着くと、テレビの中でしか見たことないもの、海外の人々、日本とは違う街の様子… 全てがあたらしい世界で心の底から高揚した。 そんな中、何日か過ごすうちに一つ

    • 私も「自分」でいっぱいのクローゼットにしたい

      『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』 最近読んで、ワクワクした本です。 このパワフルなタイトルに一目で惹かれた。 著者の昼田さんはファッションエディターをされているとのことで、お仕事柄1000枚の服を捨てるのはかなり勇気がいることだっただろうなぁ。 それでも、"人生の詰まり"を取り除くべく、自分の本当の気持ちにとことん向き合い、物を減らし、段々と軽やかになっていく姿に勇気をもらえる。 「私は物事をこう捉えてみる」「こうしていくと決めた」と、自分

      • "夜が苦手"を克服したい

        私は夜が苦手だ。 昔から夜になると なんとなくソワソワしてしまうし、 なんとなく怖いと思っている。 底なし沼のような真っ暗な闇に 自分が吸い込まれてしまうような、 ネガティブ思考の深い海で溺れてしまいそうな、 そんな気がするからかもしれない。 (大体翌朝にはケロッとしてる) 夜になるといろんなことが不安になる あの現象はなんなんでしょうか。 夜が怖いというのは 割と多数派だと思っていたけれど 人に話したら驚かれて、逆に驚いた。 毎日朝が待ち遠しく、夜が明けて青空が見

        • SNS依存には"カラーフィルタ"が一番効いた

          なんでこんなにも無意識にスマホを開いてしまうのだろうか。 スマホの吸引力はすごい。 ダイソンといい勝負なんじゃないかってくらいすごい。 私はスマホの引力と密かに戦っていて、なんとかして、その依存とも呼べるものから抜け出そうとしていた。 そんな時、ついに(私にとって)革新的な方法を見つけたのである!!! それは、カラーフィルタをかけること。 Androidにその機能があるかわからないけれど、 iPhoneなら 設定 > アクセシビリティ > 画面表示とテキストサイズ

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        海外旅行が気づかせてくれたポジティブなメッセージ。

          空も心も不安定な秋。それでも好きな秋。

          - あ、秋だ。 外に出た瞬間、そう思った。 つい最近まで暑かったのに、外にいればもうしっかり体が冷えるくらい涼しい。 私は秋が好きだけど、秋といえば、なんとなくいろんな物事が不安定になる季節だとも思っていた。 自律神経の乱れとか、気候が安定しないとか そういうこともあると思う。 なんとなく毎日落ち着かないし、自分の気持ちの揺れが、暑いのか寒いのかわからない秋の気候と重なって、それがまた私を不安にさせた。 それでも、 スッと肌がひんやりする空気も、 栗とお芋とかぼち

          空も心も不安定な秋。それでも好きな秋。

          なんだか「うまく生きている」最近のつぶやき

          最近はなんだか「うまく生きている」気がする。 何が私の心を不安にさせ、何が私の顔を上に向けてくれるのか、それを一つ一つ確かめながら生きているような感覚。 それはある意味自己防衛の一種で、揺れることはあっても転ぶことはないように補助輪をつけて走る自転車のようだと思った。 そういう時期はいつも、無意識に本屋に足を運び、何冊も本を買い、貪るように読んだ。 最近はくどうれいんさんのエッセイにハマり、こんなにも細かいニュアンスが伝わる文章を書けるなんてすごいなぁとシンプルに感動

          なんだか「うまく生きている」最近のつぶやき

          自分を支える柱の数だけ強くなれるような

          仕事から帰ってきて、 倒れるように埋もれたベッドの中で思う。 私が欲しい強さってなんだろう。 どんな時も快活で、軽やかに、 ぐんぐん人生を前に進めていくような そんな風になりたいと思っているのに。 そんな風にしなやかな強さをもった人になりたいと思うのに、 気づいたら太く固い一本の柱みたいな強さになってしまったように思う。 日々社会に揉まれて溜めたストレスや、理不尽さに対する行き場のない怒りを固めてできた柱。 もっと強くなりたいけど、 もっと弱くなりたいし、 弱さを

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          春の訪れとともに重荷を下ろす

          春の陽気を感じる今日、3月が終わる。 散歩をしながら、あっという間だったな…と過ぎ去る3月に思いを馳せる。 なんだか、突っ走ってたな。 それが私の3月に対する感想だった。 焦りと余裕のなさを抱えて 脇目も振らず走っているような日々だった。 どこに向かっているかもわからないまま。 道の脇に咲く花に気づくような余裕がなかった。 この前3月になったと思ったらもう終わるのか、という体感が、それをより実感させた。 この土日は暖かかったのと、新年度という節目でもあるので、衣替

          春の訪れとともに重荷を下ろす

          自己啓発本というガイドブックと自分だけの地図

          最近、漠然と将来や自分の人生といったことを考えることが増えた。 自分の年代なら誰もが一度はこういったことを考えるのかもしれない。 私は何かに悩んだり、漠然とした不安を抱えたときに、ふらっと本屋に行き、メンタルや心理学系の本、自己啓発本を考えなしに買ってしまうという癖(なのか?)がある。 そのせいかそれらの本はいくつか持っていて、自己啓発本を読んでは素直にその本に書かれているワークに取り組んだりもした。 ワークに取り組むと確かに「何かがわかったような気」がするし、一時的にモ

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          情報社会と北欧の"HYGGE"文化

          最近脳が疲れていると感じることが多くなった。 シンプルに情報過多になっているんだろう。 無心でSNSをスクロールしていると、ふと自分も知らず知らずのうちに情報社会の渦に飲み込まれてしまっていることを再認識し、ため息が出た。 そんな時にたまたま知ったのが 「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉だった。 北欧の国々は世界幸福度ランキングで常に上位に位置しており、その理由の一つがこういった精神的な満足度やゆとりを大事にする文化が存在しているからなのかもしれない。 知れば知るほ

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          「今を生きる」の正体。

          過去の後悔や未来の不安に囚われずに 「今を生きよう」 そんな言葉を最近よく聞くようになったような気がする。 それができれば、私が目指す身軽な人生に近づく気がして、その考え方をぜひ取り入れさせてくださいという思いだったけれど… あれ、「今を生きる」って一体どうやれば? 過去や未来に囚われない、ね。 なるほどなるほど…。 とりあえず先のことを考えないようにしようと思い立ったが、そう思えば思うほど未来のことを考えてしまった。 難しいな…。 気分転換に外に出た。 綺麗な快晴

          「今を生きる」の正体。

          noteという小さな村の住人

          最近、芸能人のエッセイにハマっている。 芸能の世界で成功されている方々は、 私のような一般人にもあるような感覚も持ちつつ、どこか違った角度から世界を見ているような、そんな感性を持っているところが素敵だと思う。 そしてその感性を通して見た世界を言語化するのが上手いのだ。 最近でいうと、誰もが知る有名な芸人であるオードリーの若林さんのエッセイ、『ナナメの夕暮れ』の中のある一節が、私が抱え続けているモヤモヤとした気持ちは何なのか教えてくれた。 衝撃だった。 毎日あれやこれや

          noteという小さな村の住人

          評価に支配された世界の中で優しく生きたい

          日用品や本やコスメを選ぶときには星の数とレビューをチェック。 Instagramで輝くあの子を引き立てる「いいね」の数。 「登録者数」が市場価値とも言えるYouTubeの世界。 歌やダンスやビジュアルで順位付けされるアイドルたち。 人間も食べ物も、本も映画も、ノート一冊でさえも、 「私たち」は常に評価し、評価されている。 昔よりも直感で何かを選び取ることが少なくなった。 物を買うときにも、評価やレビューを見てから最終決定を下すようになった。 自分の「いいな」より他人の「

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          「空が広い日」は気持ちの器が大きい日

          その日は特に何も予定がない穏やかな休日だった。 カルディで買ったちょっと変わったラーメンをお昼に食べることを楽しみに、のそのそと布団から出た。 お昼になって例のラーメンの封を切ると麺とスープ以外のものはなく、かといって冷蔵庫もスカスカ。迷った挙句、ハムと海苔ととろけるチーズを入れてみた。 ラーメンとチーズという不健康な響きに若干罪悪感を感じつつ、 あとでミニトマトとみかんを食べて帳尻を合わせようと、強引に自分を納得させる。 食べ終わったら眠くなりそうと思っていたが 案の

          「空が広い日」は気持ちの器が大きい日

          『たゆたう』ふとした時にそっと戻りたくなるような本だった。

          一つ前の記事に載せた、 長濱ねるさんのエッセイ『たゆたう』を読んだ。 元々長濱さんのファンだったからというわけではなく、なんとなく流れてきたinstagramの投稿でとても素敵な本だと紹介されていたことがきっかけだった。 長濱ねるさんは知っていたが、 「前にアイドルだった方」以上の情報は知らなかった。 そんな状態で読んでみたこの『たゆたう』は 思いがけず、私のお気に入りの本の一つになった。 中でも印象的だった誕生日のエピソードの一節をご紹介。 自分の思考と重なる部分

          『たゆたう』ふとした時にそっと戻りたくなるような本だった。

          私は答えを探すために本屋に行くのかもしれない。

          私はよく本屋に行く。 会社からの帰り、休日の買い物のついで、 ふらっと立ち寄る。 特に明確な目的がなくても、 どうしようもなく吸い込まれるように 本屋に入りたくなるときがある。 自己啓発系、小説、エッセイ、ハウツー… 手に取るジャンルは様々で、 その時の自分がどんな状況で、何に悩んでいて、どんな気持ちになりたいのか、 それによって変わる気がしている。 私はきっと、本を通して「答え」を探している。 自分の心にある潜在的な「今誰かに言ってもらいたい言葉」という答えを、本を

          私は答えを探すために本屋に行くのかもしれない。