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1-1. Murder For Two 1/8(初日) 初回観劇

こんにちは、N村です。

弊社、毎月社内報が出るのですが、それに掲載するために弊社総務の琴音ちゃんから今年の抱負は?というアンケートをもらいました。広報のくせに社内報は謎のアドバイザーみたいなポジションをとっていて、琴音ちゃんに書いてもらっています。そんなわけで見ての通り、恥の多い人生を送っているわたしには基本的に声高に掲げる抱負や目標なんてものは1mmもないので、どうしよっかな〜と考えました。生き抜くくらいしか目標がない。生き抜いてこそN村でしょう。悩んで、結局出したのは常日頃プライベートでやっておきたいと思ってきた「ミュージカルを観た感想をきちんと書く」こと。社内で聞かれたくせに仕事は1mmも関係ない抱負ですが、言ったからにはとりあえず最初くらいはやらなきゃなと筆を取りました。筆ではないけど。特に意味はないですがタイトルのナンバリングは一応、2022年n作品目のk回目の観劇で「n-k.」とつける予定です。

そんなこんなで前置きが長くなりましたが(筆が乗ると前置きが長くなる傾向にありますが、本編は大体筆が乗らなくなります)、2022年初観劇はミュージカル「Murder For Two」。

※ちょっと今週一気に感染者数が増えてかなり気になるところですが、人との接触を極力避けて観に参りました。

軽快で緻密な事件ものコメディー作品

まず、感想の第一声としては楽しい!!!でした。楽しいです。これは楽しい。俳優2人とピアノ(とセット)だけというシンプルな舞台上で、1時間50分の作品でした。ストーリーはある作家の自宅で開かれたパーティーで殺人事件が起きて、そこにやってきた若い警察官が解決しようとドタバタするお話。

殺人事件の話なので、キャラクターはもちろん死んでいるんですが、とっても軽快で楽しい。

まだ1回観ただけなので、細かいところを深く観られていないですが、細かな伏線がたくさんあって面白く(funnyの方)回収されていく気持ちよさがあって、緻密なコメディー作品だと感じました。

ミュージカルを観ない人がミュージカルと聞いて想像する感じのミュージカルミュージカルしたシーンは少ないと思いますが、台詞部分も含めてすごく面白かったです。

所々メタ的な演出があったり、なぜか舞台監督が舞台上に出てきたり……と笑い通しの110分。

エンターテイナー・坂本昌行ー約10役を演じ分ける

まずは坂本昌行さんご結婚おめでとうございました!
昨年解散して少し時間を置いた年末年始にこれを発表したの、ファンとしてはとてもありがたかっただろうな〜と思いました。ファンは自担の結婚には当然一切関わらないけど、やっぱり発表のタイミング諸々は応援していく上でのモチベーションにもくると思うので、発表を聞いてファンの人いいな!と思いました。話が逸れました。

坂本さんを生で観るのは初めてだったのですが、ジャニーズのミュージカル俳優枠筆頭(※イメージです)の坂本さん。ようやく拝見できました。ミュージカルを観て、歌が上手いなぁ芝居が上手いなぁ踊りが上手いなぁすごいなぁと思うことは何度も何度もありますが、なんだろう、エンターテイナーだ!!!って思う瞬間ってないわけじゃないけど希少だと思っていて。坂本さんはもう出てきて10秒くらいでエンターテイナーだ!!!と思いました。

2人の役者が13役を演じ分けるのですが、坂本さんが多分ほぼほぼ10役くらいを演じていて、この演じ分けがとても巧かったです。右向いてる時は喧嘩ばかりの中年夫婦(劇中の言い方これで合ってるだろうか、多分違う)の夫、左向いたら妻でテンポ良く1人で会話を進めたり。作家夫妻の妻やその姪の女子大生、有名な美人バレエダンサーの役を全部お一人でやるんですけどどれも女性の役なのに声と動きと表情でこの役だ!っていうのがわかるのがすごい。複数の役の演じ分けが巧みですごかった作品としてはフリー・コミティッド!が思い出されるんですが(こちらは成河さんが38役?を演じ分ける1人芝居)、観ながらその作品を思い出したり。

新境地全部特盛の海宝直人ー鈍臭い警官役を面白く演じる

新境地?新境地なのかな、ロカビリー⭐︎ジャックでもコメディーでちょっと鈍臭い役をやってましたけど。

大量の役を演じ分けていた坂本さんと打って変わって、ほぼ最初から最後までマーカスという刑事になりたい(多分)若い警察官を演じていました。2人で13役ってふれ込みだから多分海宝さんも他の役やってたと思うんですが、どれのこと?ってなってる程度にはマーカス役中心でした。

ミュージカルをよく観る方ならもう知らん人はいない……ってくらいの、歌が上手すぎる俳優(特技はクリスタルキングのモノマネ)で、どちらかというとかっこいい役が多いタイプだと思うんですけど、わたしが観てきたかぎりでは2作目のがっつりコメディー作品です。

刑事になりたいマーカスが殺人事件の現場に第一臨場して刑事だと間違われたのをきっかけに担当刑事が来るまで刑事のフリして事件解決を目指す話ですが、屋敷にいる容疑者たち(全員坂本さん)が曲者揃いで、振り回され続けて、もぉ〜〜〜〜〜〜っ!!!話!!!聞いてよ!!!みたいな感じで(※実際の台詞ではない)、どんくさ可愛い役でした。

歌があんなに上手いし出番の多い2人芝居なはずなのに、意外と歌が少なくて、ピアノはたくさん弾いて(2人とも交代で弾きます、伴奏は多分ほぼ2人演奏……?)、地団駄踏んで情けない顔して笑いをとって……と、他の作品ではなかなか観られないような魅力全部載せで、観られて本当によかったです!

ラスト付近の、ステファニー(作家夫妻の姪っ子の女子大生)とのいい雰囲気のシーンはとっても可愛くて、ときめきました。(※相手は坂本さん)

まとめ

とりあえず、あまりにも楽しい1時間50分でした!
一応この後のチケットも複数回持っているので、それが全部無事観られて、作品自体も全公演完走することを願って。

とっても面白い作品だったので、機会がある方はぜひご覧ください。東京公演は売り切れていますが、前日申し込みで当日券が買えるかもしれない……

詳細は下記リンク

できるだけ時間をかけずにチャチャっと書いて出すのを目標にしているので、文章のいろいろは二の次です。悪しからず。

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