短歌 Wall and Blind Wall
通じ合う 言葉を渡されて自由は鉄塔へ向かう どんどん季節は流れて
大きくなったら母を産む 違う時代に母を産む ならいつがいいか聞く
触れ合った静電気が今泡立って3秒間だけの鏡で私たちを見た
リボンほどいて空に捨てる踊っている赤それを見てる うちらは大人
どこまでも行けると思った今夜だけギターと車と指輪があれば
寒いねとホットラテ渡す君の手の暖かさつい両手で貰う
乾電池しまってあった引き出しに記憶があるもう少しだけ平和な時代の
ここからじゃ見えないからこそ思い出して思い出した顔がこの顔
走るバスに乗り遅れないため人を陸上選手と記号で呼んだ
カラオケに行かなきゃ漫画が2冊買える私は漫画を選んで来た
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