ノモト

無方針の方針流(©谷崎潤一郎)

ノモト

無方針の方針流(©谷崎潤一郎)

マガジン

  • 対訳

    英詞のポップソングを対訳

  • 短歌

    Around and Aroundは愛情や愛着について Here and There は生活と政治について Never and Everは原因と結果について Lip and Boneは両方は一片に得られない(?)状況について Lost and Foundはあちこちの子どもたちの暮らしについて Wall and Blind Wallはシュガーコーティングされた生活について Go back and Forthは感触「なんか間違ってるかも」について Then and Thenは「あの時」(虚構)について

  • アンビエント《不定期更新》

    嘘とほんとがごちゃ混ぜのディスクガイド。

最近の記事

《対訳》 This is the kit / Goodbye Bite

あなたは私とずっと一緒にいる、見えたり見えなかったりして あなたの肩に乗った避けようのない大きな罪の数々 それはものごとのいい面、いい面を見る為に選ぶこと これが、「どれだけ最悪か測れるやつ」なの? 骨が砕けたらなあ。そう、あなたがやったみたいに いや、君は煙の中で目を覚ますことなんて決してないでしょ 骨が砕けて、踊りながら死ねたらな みんなが周りを離れていった 戻ってきて、全部を遮るカーテン 噛み付くのはもうやめにしよ 目を開いて、笑顔。 目を開いて、笑顔。 「どれ

    • 短歌 Then and Then

      どっかから拾ってきた果物を君のだと言う時間的には 覚えてる?君が怒って血が上り教室がまるで深海に冷えた マンションに囲まれて暮らし陽が登る流れを知りたい別の仕方で 泣きながら反省を知る大人はいない橋の上で彼女を見た 側を行くスレスレの車から守るマナー 恐怖が所有に敗ける時代に

      • 短歌 Go back and Forth

        舌の上で燃える星 酒が飲みたいあんまり未来を冷やかしたくない 告白は罪でも愛でもするのなら人に愛して欲しい時だけ 月は田舎宇宙コンビニもありゃしない政党変えればできるのかしら 君の胸揉んでも少しも変わらない波打つ鼓動覗かれてる気がした 言いたいことを言う男言わせる私分かるでしょ?言わなくたって やりたくもないことやって「大人」とか言ったやつから死んでくくせに 「夫婦みたいに優しくして」って言う絵文字そんなのないけどあっても困る フレームの端に散らした感触を押しの

        • 短歌 Wall and Blind Wall

          通じ合う 言葉を渡されて自由は鉄塔へ向かう どんどん季節は流れて 大きくなったら母を産む 違う時代に母を産む ならいつがいいか聞く 触れ合った静電気が今泡立って3秒間だけの鏡で私たちを見た リボンほどいて空に捨てる踊っている赤それを見てる うちらは大人 どこまでも行けると思った今夜だけギターと車と指輪があれば 寒いねとホットラテ渡す君の手の暖かさつい両手で貰う 乾電池しまってあった引き出しに記憶があるもう少しだけ平和な時代の ここからじゃ見えないからこそ思い出し

        《対訳》 This is the kit / Goodbye Bite

        マガジン

        • 対訳
          3本
        • 短歌
          8本
        • アンビエント《不定期更新》
          0本

        記事

          短歌 Lost and Found

          オレたちは少しだけだけど覚えてるプール上がった後のあの、スゥーッを 約束は言葉じゃなくて表情で交わされる時もあるのよ子供は はーいママはーい、パパなら分かるでしょ、団地の陰がすごく怖いの そっちだともと来た道に戻っちゃうよ分かってるここが踊り場 レモン水小銭の変身した姿飲み干せばもう今日は終わりだ

          短歌 Lost and Found

          短歌 Lip and Bone

          カーテンの端に揺蕩う天邪鬼 布団を被り、ザーッと開けたい 結婚に今だってなお結婚に憧れるけど今は大学院に行ってみたい ペンの先潰れて見える時間までもう少しあるミスドに行こう 言葉尻 掴んだ気でいるのならそこにはいない私はここだ 知ってるよ海の近くに生まれたらテトラポッドの声まで聞こえる

          短歌 Lip and Bone

          短歌 Never and Ever

          テクノでさ 踊ったこともないんだろ歌人はよ だからって何 朝を迎える 独白の中にまぎれる冗談や寄り道のことを炭酸と呼ぶ ドーナツの羽舞い降りる午後は騒がしく天使の職場は駅に近い 友の微笑に母を見て泣くこの仕事いつまでも続けるつもりなの 幽霊が見る違う魂の姿をきっと権力闘争の結果なのだと

          短歌 Never and Ever

          短歌 Here and There

          大根の優しい味が大好きで、そして、誰もが考える時代 田舎でさ暮らした君が言うんだろ間違いないさ愛を信じる 忽然と姿を消したあの子供は鋼に変わったと聞かされる 体温が上がる前に聞いてほしい僕の言葉と心臓の音 いつものように、愛してる今日は見逃す甘い返事

          短歌 Here and There

          短歌 Around and Around

          空虚に、街のラブソング 空虚に街のラブソングが聞こえたら 眠れない夜のリズムがやってきて、遅くても早くても気に入ってしまう どこまでも、続く銀河を砂に書く私たちには、開発できない ある夜のショーシャンクの空に君がいる 僕はポテトを先にあげる 制服を着てた頃には嘘やってん、描いてた夢とか愛とか全部

          短歌 Around and Around

          アンビエントの良さは、画一的な構成が短期間のうちに作家間で共有されないこと。バース、プリコーラス、フック、コーラスのようなソングライティングも魅力的だが、曲が飽和すれば、糖分余剰の知育菓子みたいなものだ。構造的な解釈を与えないことで、味わい方をリスナーに任せるのも1つの仕事。

          アンビエントの良さは、画一的な構成が短期間のうちに作家間で共有されないこと。バース、プリコーラス、フック、コーラスのようなソングライティングも魅力的だが、曲が飽和すれば、糖分余剰の知育菓子みたいなものだ。構造的な解釈を与えないことで、味わい方をリスナーに任せるのも1つの仕事。

          アンビエントの良さは、その音楽が再生される場所に別な空間を持ち込むところ。地球にあったりなかったりする空間と私の部屋を足して÷2して複雑に混ぜ合わせる。そうしたことを可能にする音楽の演奏は、ポップソングの演奏とは、たとえ目的が同じだったとしてもまるで違う木星と火星ぐらい、たぶん。

          アンビエントの良さは、その音楽が再生される場所に別な空間を持ち込むところ。地球にあったりなかったりする空間と私の部屋を足して÷2して複雑に混ぜ合わせる。そうしたことを可能にする音楽の演奏は、ポップソングの演奏とは、たとえ目的が同じだったとしてもまるで違う木星と火星ぐらい、たぶん。

          アンビエントの良さは、「4小節や8小節単位で循環するコードの反復を基本」とするポップソングと違って、反復の重力から時に解放され、あるいは時にその重力圏に回帰する、自由な距離感でビートに接するところ。

          アンビエントの良さは、「4小節や8小節単位で循環するコードの反復を基本」とするポップソングと違って、反復の重力から時に解放され、あるいは時にその重力圏に回帰する、自由な距離感でビートに接するところ。

          《対訳》 Courage / Lianne La Havas

          《Lyrics》 アア、ダメになっては立ち直って あの時、私たちが世界の全てだった でもずっとじゃない そのことがゾッとするぐらい私を寂しくさせる 1人じゃいられなくなる 愛ってどうしてこうなの 勇気を出してどうにかしなきゃ それ以外に前を向く方法なんてないから あなたの言葉にいいなり 考えないようにしてるから いっつも だからその分歌うの このメロディーを1つ残さず たぶん、私は学ばない だって、私の番じゃないから 私がただ夢みてるだけになるかな こんな風に一緒

          《対訳》 Courage / Lianne La Havas

          日記 2/8 “Witches”を訳した

          Witches by Alice Phoebe Lou 《Lyrics》 You’ve got this golden way of making my body sway Of making my mind fly away Of making it fly It’s a world I love to be in Come on, let’s go high above the ceiling Oh, what we could be feeling Oh, wha

          日記 2/8 “Witches”を訳した