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パワーリフティングをやる上での基礎知識(腹圧編)

筋トレ初心者ではないボディビルダーがスクワットの記録を急激に伸ばした方法!!
自分は去年の3月の時点でのMAXは165キロでビルダーとしても強くはない普通スクワッターでした。そんな自分が!わずか一年で

165キロから235キロまで伸びた!

筆者はギックリ腰の経験もあり重さを扱うのが怖くてパワーの大会に出ると決めるまで1repでのスクワットをしてきませんでした    
しかしスクワットでの腰の怪我はしっかりと腹圧をかけることによって全く怪我をしなくなったし違和感を感じることもなくなりました
腹圧を高める上で大事なことはスバリ!
E◯AとH◯Bと言いたいところですが

分厚いベルト!

これに尽きます
それまではゴー◯ドのペラペラベルトを使っていました(語弊はあります)
買った当初から付けた意味をほぼ感じたことがなかったですが(個人の価値観です)せっかく買ったので心の中で効果があるんだ!と言い聞かせて使ってました             しかしパワーの大会でパワーベルトと呼ばれる分厚いベルトを使わせてもらって(自分のベルトは使えなかったので借りさせてもらいました)初めて腹圧の高まりとそれに対する胸の高まりを感じました!(まぁようは高めのSBDとか鬼を買ってください)
ベルトの解説はまた今度書きます

腹圧ってまず何!?

簡単に言うとお腹に空気を溜めてその上から力を加えて空気をパンパンにすることです       

キクティーさんが解説されていたように凹んだ空き缶と中身が入った缶をイメージしてもらうとわかりやすいですね

空き缶を上から踏むとどうなりますか?

潰れます

一方中身の入った空き缶は?

潰れません

こういうことです

上からの圧力で曲がらないようにするためのテクニックというわけです

よく腹筋のトレーニングで腹圧をかけやすくなったという人がいますがそもそも腹筋を収縮させることを狙うのであれば息を吐くので関係ないと思いますよ

腹圧を高めることはコルセットをつけているようなものなのです

「プロメテウス解剖学アトラス」によると

この空気の圧力空間は上位腰椎の椎間板にかかる力を50%下位腰椎でもおよそ30%まで軽減することができるようです

横隔膜、腹壁の筋、骨盤底の筋、これらの筋が収縮すると腹腔の容積が減少し、腹腔内圧(腹圧)が上昇します

ベルトはこれらの筋肉のかわりに(変わりではないですが)腹腔の空気を圧迫してくれます
その上物理的に曲がりづらくします
腹圧をかけるメリットはさらにあります!

血圧の上昇による出力アップ

俗にバルサルバ法(ヴァルサルヴァ法)と呼ばれているものですね

腹圧を高めるということはその間息を吐かないということ

息を止めて力むと血圧が上がります(上がるまでの過程はまぁまぁ長いのでカット)   
血圧とは心臓から出る血液の量が増えることによって圧力が上がることなので結果力が出る

そんな原理なのです

筋トレはよく無酸素運動と言いますが重いものを持ち上げる時はよく息が止まって呼吸を忘れてしまいがちです

それはこの現象を引き起こすためのものなのです

では実践編ですね

腹圧をしっかりかけるにはどうしたらいいの? 

まずは口を「ホ」の口にして息を吸い上げます

どうしてもめいっぱい口を広げる人がいますがそうすると腹式呼吸ではなく胸式呼吸になってしまい腹ではなく胸に空気が入ります
胸式呼吸は肩が上がってしまいますのでバーベルを担いでいたらブレてしまいます

タイミングは?

ラックから外す直前と位置が安定していよいよしゃがむぞって時です(吸いながらしゃがむ方がいい選手もいるのでそこはやりやすい方でかまいません)

以上が腹圧についての解説になります

次回はローバースクワット編でお会いしましょう

ご精読ありがとうございました