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『劇場版ヴァイオレット·エヴァーガーデン』の感想

初めてのnoteになります。
以前から登録はしておりTwitterで書ききれない文章量のものを書きたくなったら書いてみようと思っていました。
文章を書く事に苦手意識があり、
組み立てもめちゃくちゃかもしれませんが、
拙いなりに自分の気持ちを言葉にしていきます。
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注意※個人的な拘りからアニメ作品に限定した感想となります(原作小説は未読ですが手元にあります)
画像は自分で描いたものです。TwitterとPixivにアップしたものを再加工したものになります。
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『劇場版ヴァイオレット·エヴァーガーデン』を観ました。

結論からお伝えすると、
私はこの映画を観終わった直後、手放しに面白いとは思えませんでした。
理由を最後に記載します。

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個人的にこの映画は、
ヴァイオレットと少佐の関係についての公式の答えを見たい人にお勧めしたいです。

映画は封切当日に観に行きました。
外伝同様にヴァイオレットの一依頼のお話だと思いきや、月日が少し流れていて、依頼もあるけれどどちらかと言えば、ヴァイオレットと少佐、この2人の関係についての続きがメインのように私には見えました。

以下、映画の流れと感想をネタバレにならない程度に書きます。

お話は、ヴァイオレットが書いた手紙を50年間受取り続けた人物の子孫から始まります。
原作小説とTVアニメ版10話を見た方だとピンと来るのではないでしょうか『少女と自動手記人形』の登場人物の子孫です。好きなエピソードの一つなので、回想シーンを劇場で観る事が出来て嬉しかったですし、一気に引き込まれました。この映画の中での、私の気持ちのピークだったかもしれない、というくらいに…笑

「こんな素敵な手紙を書く人物って一体どんな人だったのだろう」
…と、ヴァイオレットの現役時代にお話は繋がり、ヴァイオレットの依頼主である少年と少佐の話が並行して進みます。

少年の依頼については、惹きつけられるポイントが幾つかあったように思えますが、個人的には、少年が考えを巡らせながら依頼を進めるシーンが一番の見どころでした。
少年が拙いなりに気持ちを言葉にするところ、悔しい気持ちを抱きつつもそれ以上の後悔が無いように、現実を受け止め、自分に出来る事を実行するところです。
また、依頼者が子供な点も、この依頼の目的(ネタバレを避けたいので敢えて伏せます)に対して余計な感情が浮かばず素直に観る事が出来たと、個人的には思えました。
ヴァイオレットからは大分人間らしさを感じられ、ふふっとしました。

※少年の依頼については、特にこれから経験をしていくであろう若い世代の人たちがどう感じたかを是非聞いてみたい、読みたいと思いました。
私は現実での体験を重ねて見てしまったので…

ヴァイオレットと少佐の関係については「ああこういう答えなんだな」というあっさりとした感想です。
声優さんの演技に感情が乗っていて凄く良かった場面はありました。石川さん子安さん浪川さんそれぞれに。
ですが純粋にストーリーとなると、この2人の関係が進むところはあまり入り込めずに見ていた気がします。
どうしてこういった答えになったのかの気持ちを理解しきることが難しいというか…

余談ですが、観終わった直後『風と共に去りぬ』を思い出しました。原作小説ではなく映画なのですが。うろ覚えなので、時間を見つけて見直したいところです。

この先ネタバレを含む感想とまとめになります。

戦争を経験した人々が、戦後の平和な世界で何を思い過ごすか、理解するための何かが私には足りていないと感じました。そのため先に記載した通り、私は観終わった直後、手放しに面白いとは思えなかったのだと思います。

一週間が経過し、こうして内容を思い出しながら感想を書き、想像力をはたらかせ、
例え苦しい思い出だとしても、戦場で同じ景色を見た人と経験を分かち合い、戦後平和になった世界で心の傷を癒し合いながら、共に前を向いて歩んでいきたい。
そう2人は望んだから一緒になったのかな…とようやく思えました。
それにヴァイオレットは、当時の女性の花形の職業を辞めてまで、敵国(確かな表現がされていたか定かではないのですが…)での生活を選んだのですよね、凄いですね。

最後に、私にとって『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品全体の見どころは、
ヴァイオレットが依頼を通じて人と関わり成長するところだという事を、こうして感想を書いた事で気が付く事が出来ました。
また依頼のエピソードを観られたら嬉しいです。

自分の中で区切りがついたので、手元にある原作小説を読み進めようと思います。

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