尊敬した話。

「腹たったらひたすら黙るんです。相手がわーっとモノ言ってても。分かってもらわなくても結構。逃げと思われてもいい。逃げるが勝ちなんです。」

これはケアマネ実務研修の一環で行う模擬ケアプラン作成の最中の協力者さんの一言。
いつもニコニコ、腰の低い朗らかな方の意外と頑固な一面を見せていただいた気がする。

上司から詰められた時、いつも私は「言っても無駄」と黙秘を決める。
内心鼻を明かしてやりたい、やりこめてやりたいと思うけど、ハッとした。
そうだよな、確かにやり返した方がスッキリはするけど「あいつは何にもわかってない。分からせてやるもんか。」と心の中で思うのもアリか。

それにやり返したいと思う自分はまだまだ未熟者だなぁ。
やはり90歳越えの年長者には敵わない。

協力してほしいと依頼しに行った時は、
「こんな年寄りでも若い子の役に立てるならなんでもさせてもらいます。」と有難い言葉とともに快諾いただいた。
自分もいずれ訪れる将来、もし今の私のようなケアマネジャーの見習いさんの実習に協力することがあるならこの方のように快く協力してあげたいと思う。

頑張ってアセスメントしてケアプラン作成します！

なみ