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「より良く生きるためのライティング活動」をする私の「文章ノウハウ」
■はじめに
noteで「あなたの文章ノウハウを教えてください!」という企画があったので、せっかくなので自分が文章を書くときに大切にしていることを共有してみようと思いました。
といっても、私は職業的なライターではなく、「生きるために書いている」(マイノリティである自分の存在を社会に発信するために書いている)みたいな存在ですが・・・。それでも参考になれば幸いです!
■自分が文章を書くときに心がけていること
すごくシンプルで、ありきたりな回答かもしれませんが、"「文章を書く目的」と「読み手の存在」を意識すること"です。
▼「目的」は、大雑把に分けると、以下の三つになるかなと思います。
①自分のための文章
例)何気なく感じたこと、もやもやとした想いを書く場合など
②自分と他人のための文章
例)情報のまとめ記事など
③他人のための文章
例)誰かに依頼された記事、自分から他者に何かを伝えたい記事など
▼すると、「読み手」は以下の三つになると思います。
①自分のための文章 →読み手:自分
②自分と他人のための文章 →読み手:自分と特定の誰か(or 他者全体)
③他人のための文章 →読み手:特定の誰か(or 他者全体)
▼そして、"目的や読み手の違いによって、「適切な」文章は変化していく"のではないかなと考えています。
①の場合:自由気ままに、気軽に
②の場合:最低限の分かりやすさ(見出しをつけるなど)は考慮するが、文章全体の構成は自由に
③の場合:読み手がどのような人たちかを想像し、その人たちが話の筋を追えるように書くこと、文章全体の構成もストーリー性を持たせる
といった感じでしょうか?
▼自分がnoteに投稿した記事を分類すると、以下のようになります。
①自分のための文章
・「ダブルマイノリティの憂鬱と決意」(2019/10/13)
https://note.com/nm_diy_2525/n/ned470348e867
※この記事は、最初にfacebook(友人限定)に投稿した後に、微修正してnoteに投稿しました。
②自分と他人のための文章
・「私の座右の銘:私を支える言葉たち」(2020/04/27)
https://note.com/nm_diy_2525/n/n92d245072b55
③他人のための文章
・「私と当事者研究 - LITALICO研究所OPEN LAB#1 スカラーシップ生レポート」(2019/09/07)
https://note.com/nm_diy_2525/n/n2f40c3a10087
※この記事は、noteの機能がよく分かっていない時期に書いた文章であるため、見出しが付いていません(笑) 本来ならば、あった方が分かりやすいですね(汗)
参考までにどうぞ! 文章の書き方が全然違います!!
■「自分のための文章」を書く時のポイント
「生きるためのライター」である私にとっては、「自分のための文章」を書くことが圧倒的に多いです(facebook、手書きの日記・メモ、wordでの自己分析など)。その際のポイントを2つ紹介したいと思います。
①他人の存在を気にせずに書くこと
一つ目は、"いかに他人の目や評価を気にせずに書けるか"です。
例えば、あなたが「コロナの流行で自宅にこもることが多かったが、散歩で外に出てみると、ありきたりな外の風景がやけに心にしみた」とします。そして、”その時の自分の感情を忘れたくない”ので、その風景を写真に撮って、自分の感情とともにnoteに載せようと考えたとします。
この時、書く文章の”他者への分かりやすさ”は、重視すべきでしょうか? 重視するのが悪いというわけではありませんが、それを意識するあまり、”noteに載せられない!”、”いつの間にか忘れてしまった!”という結果になると、もったいないですよね?
もちろん、最低限、他者のプライバシーなどには気を付けた方がいいですが、自分のための文章を書く場合、”他者のことは気にせず、気軽に、ありのままを書くこと”が大切だと思います。
そして、その写真が上手く撮れているかどうかとか、感情表現のセンスがあるかどうかとか、”他者の評価”も気にする必要はありません。だって、自分のためのものなのですから。
②書いたものに「無駄なもの」なんてない
たとえ、ネガティブな日記であれ、まったくまとまりがない文章であれ、誤字脱字だらけであれ、後から見ると、変な言い回しをしていて恥ずかしいのであれ、書いたものに「無駄なもの」はありません。
何故ならば、そういった要素も含めて、"書いた文章全てが、その時その時の自分を表している"からです。確かに、「後から読んでみると恥ずかしい!」という気持ちはとても分かります(笑)が、それを修正したり、消したりしてしまうと、当時の自分を物語る貴重な資料を消してしまうことになります。なので、なるべく捨てない方がいいかなと思います。
また、"「自分のための文章」を素材に「他人のための文章」を書くことも可能"です。例えば、仕事上の悩みをnoteに書き綴っていたとして、一定の区切りが付いた時に「仕事でのストレス対処法」みたいな記事を書くこともできます。その時に、当時の自分の「ありのままの声」(悩んでいる様子や、転機が訪れた時の心境など)が残っていれば、それらを引用しつつ、より説得力のある記事を書くことができます。
つまり、"今、書いている文章が将来どんなものに化けるか、それには無限大の可能性が広がっている"のです。
■おわりに
もしかしたら、出題者の意図と異なることを書いているかもしれませんが、自分は「何かを書く」ということは、それだけ多彩な可能性を秘めている活動だと考えています。
「より良く生きるためのライティング活動」というちょっと変わった立場からのお話でしたが、少しでも参考になれば幸いです。