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「旅するように暮らし、暮らすように旅したい」社会人3年目のひとりごと。 人見知りだけど…

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「旅するように暮らし、暮らすように旅したい」社会人3年目のひとりごと。 人見知りだけど思いは強い。熱意を持つ人の伴走者でありたい。そして、「地方」「地域」という選択肢を当たり前にしたい。 日曜夜更新。

マガジン

  • 備忘録

    今しか書けないこと。後から見返して恥ずかしいと思うかもしれないけど。

  • 小さなしあわせ

    日常の何気ない生活の中で見つけた、感じた小さなしあわせ。日常を振り返るきっかけに。日々をしあわせに生きるチップとして。

  • らしさ記事

    これまでに「スキ」を多くしていただいた記事のうち、 個人的に「自分らしいな」と思う記事を集めています。

  • 振り返り

    何気なく過ごしていると忘れ去ってしまう日常。 ほんの少しの光を、集めておくもの。

  • 小さな違和感

    日常で感じた小さな違和感。一度は「ん?」と感じたような、またはこれからどこかで感じるような、そんな違和感をまとめました。

記事一覧

固定された記事

志望動機を「作る」ことへの違和感

就活が(名目上)解禁されましたね。 僕も就活生の一人として、企業との出会いにワクワクする一方、説明会やESのラッシュが訪れ、日々一年後の未来のために戦っています。 …

shin
3年前
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「手を握る」ことのあたたかさ

先週、関西の実家に戻る機会があり、入院中の祖母に会うことになった。 前回会ったときから数か月。90歳を超えていることもあり、認知機能の低下も心配だった。担当の方か…

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shin
3時間前

実家付近で入院中の祖母に面会へ。90歳を超え耳が遠く、徐々に認知障害も進んできている。正直不安だった。ただ祖母の手を握ると嬉しそうな表情で「ありがとう」と何度も言ってくれた。顔は分かったようだがもう名前は分からないかもしれない。けど手を握れば通じ合えた。今日会えて本当に良かった。

shin
7日前
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修善寺のマスターから学んだ、ちょっと遠くの温泉に浸かる「効果」

「何か嫌なことがあっても、ふらっと旅に出て、温泉浸かって『極楽、極楽』と言っているうちに、目の前のことなんてちっぽけなことだと感じて頑張れるもんだ」 これは修善…

shin
2週間前
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「何もしない」という贅沢

旅好き、まちあるき好きな僕は、休日はどこかしらに出かけている。 旅が視野の広がりと心地よい刺激を与えてくれることは間違いなく、この時間は自分にとって、かけがえの…

shin
3週間前
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2年間の業務を通して振り返る「挫折からの立ち直り方」の傾向

就活生時代、面接で「挫折経験」を聞かれることが多かった。 「挫折からの立ち直り方を見ているんだよ」「shinくんがどんな人なのかを理解しようとしているんだよ」そんな…

shin
4週間前
8

里山を歩く。友人と話す。そんな充実した1日~寺家ふるさと村~

せわしない毎日を過ごしていると、ふと自然に触れたくなるときがある。 川の音、鳥のさえずり、森林特有の澄んだ空気。オン・オフ問わず押し寄せる情報の波に飲まれかけた…

shin
1か月前
12

友人主催の少人数イベントに参加して分かった、「居心地のよい関係性の広げ方」

社会人になって、学生時代よりも「友だちを作りにくい」と感じていた。 イベント交流会、時にはビジネス系のイベントにも顔を出すも、その場では盛り上がってもその後が続…

shin
1か月前
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地域のパン屋さんで感じた、「何事にも代えがたい幸せ」な時間

ふと立ち寄りたくなる、焼き立てのパンの香り。 パン屋さんのある街が好きだ。 お気に入りのパンは、それだけで幸せな1日にしてくれる。 日常使いできるお手頃なパン屋さ…

shin
1か月前
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家具店で購入した棚の説明書から学んだ「認識齟齬を限りなく0にする」ということ

先日、仕事で他部と認識を合わせることがができておらず、結果として発生したミスがあった。ミスは他責にせず自責にすること。このミスを乗り越え成長するために、頭では分…

shin
1か月前
8

どんなときも、どんな場所でも。いつまでも、まち歩きをたのしめるおとなでありたい

自分に必要な本は、よきタイミングでおのずから目の前に現れるものだと思う。 今回、旅の途中で入ったとあるカフェで出会った一冊の本。タイトルに惹かれて手に取ると、そ…

shin
2か月前
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新規開店したラーメン屋さんから学んだ「ちょっとしたミス」のフォロー

だれしも、どの業種でも、「ちょっとしたミス」は起こり得るものだろう。 起こってしまったミスは仕方ない。だからこそ、ミスをした直後に「どう行動するか」が、その後の…

shin
2か月前
15

3度目の引っ越し。寂しさと、次への期待と、何とも言えない「エモさ」。

人生3度目の引っ越しを経験した。 1度目は実家からの移動だったため、「部屋を空にする」必要があるのは今回で2回目。前回の引っ越しの際に考えたことを見返しているが…

shin
2か月前
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「三振できるうちに」

この春、社会人になる後輩2人と会った。 出会った当時は彼女らは大学2年生。「もう社会人か」2歳差だから社会人になるのは当たり前のことだけど、ちょっとした驚きと感…

shin
2か月前
15

フルマラソン完走。足つり防止と安定した走りのために行った、「当たり前だけど重要なこと」

先週末の京都マラソンに出場した。アップダウンの激しいコースへの恐怖や練習量不足による不安が募っていたが、結果として3時間48分(ネット記録)で完走し、昨年11月の記…

shin
3か月前
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XやSlackで見かける、「1on1したい人ぜひ!」投稿への若干の違和感

「1on1募集!」「1on1しましょう!」「1on1したい人いればぜひ!」 最近、高校生や大学生がこのような投稿をしているのを何度か目にしたことがあるのだが、文脈によっては…

shin
3か月前
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固定された記事

志望動機を「作る」ことへの違和感

就活が(名目上)解禁されましたね。 僕も就活生の一人として、企業との出会いにワクワクする一方、説明会やESのラッシュが訪れ、日々一年後の未来のために戦っています。 さて、多忙なこの時期ですが、みなさんはエントリーする企業をどのように選んでいるでしょうか。 今回はその中でも「志望動機」がテーマです。 就活生かつ継続中の身の意見なのであくまでも参考までにといったところですが、「志望動機が書けない!」と悩む方に、何かしら響くものがあれば幸いです。 ちなみにもし現段階23卒かつ就

「手を握る」ことのあたたかさ

先週、関西の実家に戻る機会があり、入院中の祖母に会うことになった。 前回会ったときから数か月。90歳を超えていることもあり、認知機能の低下も心配だった。担当の方から聞いた話では、やはり入院前と比べると認知機能の低下は進んでいるようだ。自分のことも忘れてしまっているのではないか、そのとき自分はどう思うのだろうか…。 考えすぎて緊張が大きくなるなか、ついにその時間が来た。 両親とともに、祖母が滞在する部屋へ入ると、そこには少し小さくなった祖母の背中があった。何から話そうか、い

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実家付近で入院中の祖母に面会へ。90歳を超え耳が遠く、徐々に認知障害も進んできている。正直不安だった。ただ祖母の手を握ると嬉しそうな表情で「ありがとう」と何度も言ってくれた。顔は分かったようだがもう名前は分からないかもしれない。けど手を握れば通じ合えた。今日会えて本当に良かった。

修善寺のマスターから学んだ、ちょっと遠くの温泉に浸かる「効果」

「何か嫌なことがあっても、ふらっと旅に出て、温泉浸かって『極楽、極楽』と言っているうちに、目の前のことなんてちっぽけなことだと感じて頑張れるもんだ」 これは修善寺で立ち寄った食堂 兼 カフェバーのマスターとの話の中で、マスターが発したことばのひとつだ。大学時代に聞いたらおそらくその意味を深くは理解できなかっただろうが、社会人の今ならはっきりと理解できる。「極楽、極楽」は魔法の言葉だ。そして温泉は、明日の心持ちを前向きにするものだ。 ------------------ 久

「何もしない」という贅沢

旅好き、まちあるき好きな僕は、休日はどこかしらに出かけている。 旅が視野の広がりと心地よい刺激を与えてくれることは間違いなく、この時間は自分にとって、かけがえのない時間だ。 だが、GW後半は珍しく家に籠っていた。 そして、自分としては珍しく、「目一杯だらだらする時間」を取ってみた。 朝ゆっくり起きて、スマホを開き、漫画やSNSを見て、気づいたら昼。 そんな「生産性のない朝」を3日続けて過ごしていた。 インスタを開けば無限に続く友人たちの旅先の写真。 貴重なGW、どこかに出

2年間の業務を通して振り返る「挫折からの立ち直り方」の傾向

就活生時代、面接で「挫折経験」を聞かれることが多かった。 「挫折からの立ち直り方を見ているんだよ」「shinくんがどんな人なのかを理解しようとしているんだよ」そんな声を聞いた気がするが、毎回、どこか腑に落ちない部分があった。挫折したときの立ち直り方が自分のなかで1つではなく、場合によるのではないか、と考えていたから。 それを知人や先輩に相談すると「複数あるなら、よりshinくんらしいエピソードを選べばいいんだよ」なんてアドバイスも受けたけど、どれが一番自分らしいのだろうか。

里山を歩く。友人と話す。そんな充実した1日~寺家ふるさと村~

せわしない毎日を過ごしていると、ふと自然に触れたくなるときがある。 川の音、鳥のさえずり、森林特有の澄んだ空気。オン・オフ問わず押し寄せる情報の波に飲まれかけた自分を引き戻してくれるような、そんな感覚が自然にはある。 数か月前まで住んでいた家から身近なエリアにも、そうした「自然」があった。関西に住んでいた時分には(今思えば偏見だが)「(東京, 横浜)=都会」などと考えていたが、想像以上の豊かな里山が広がる場所が実は複数個所存在する。 今回、久々にその地を訪れたくなり、友人

友人主催の少人数イベントに参加して分かった、「居心地のよい関係性の広げ方」

社会人になって、学生時代よりも「友だちを作りにくい」と感じていた。 イベント交流会、時にはビジネス系のイベントにも顔を出すも、その場では盛り上がってもその後が続かない。続いたと思ってもちょっと怪しそうな感じがして、どこか距離を置いてしまう自分にもやもやしていた。 先日、たまたま友人主催のイベントに参加した。 その友人に会うのは久々だったということもあり、また、テーマが「やりたいことリストを作る」という興味のあるものだったため参加したのだが、そこで出会った方は自分にとって非

地域のパン屋さんで感じた、「何事にも代えがたい幸せ」な時間

ふと立ち寄りたくなる、焼き立てのパンの香り。 パン屋さんのある街が好きだ。 お気に入りのパンは、それだけで幸せな1日にしてくれる。 日常使いできるお手頃なパン屋さんもよいし、こだわりの食材を使ったちょっと特別なパン屋さんも好きだ。スーパーで買うよりちょっと高いけれど、格別に美味しいと感じるのはパン屋さんで買うという「体験価値」のためだろうか。 今日、前から気になっていたパン屋さんに初めて行くことができた。店内で購入したサンドイッチを食べていると、やはり幸せな気分で満たされ

家具店で購入した棚の説明書から学んだ「認識齟齬を限りなく0にする」ということ

先日、仕事で他部と認識を合わせることがができておらず、結果として発生したミスがあった。ミスは他責にせず自責にすること。このミスを乗り越え成長するために、頭では分かっていても「いや、ちゃんと伝えたんだけどなあ」となんだか腑に落ちない部分もあるのが本音だった。 そんな話をしていると、上司から2つのフィードバックを頂いた。 「目的思考」による着手と、手段としての「認識齟齬を限りなく0にすること」だ。 前者については聞いたこともあるし、大枠が決まっていないとどう動いていいのかわか

どんなときも、どんな場所でも。いつまでも、まち歩きをたのしめるおとなでありたい

自分に必要な本は、よきタイミングでおのずから目の前に現れるものだと思う。 今回、旅の途中で入ったとあるカフェで出会った一冊の本。タイトルに惹かれて手に取ると、そこには日頃考えていることへのヒントが示されていた。 いくつになってもまちに飛び出す冒険心は忘れたくないし、いつまでも歩くことをたのしめるおとなでありたいと、改めて思える文章に出会えた。 後輩に誘われて、久しぶりに白河へと向かうその道中、黒磯で電車を降りる。以前から気になっていた那須塩原市立図書館「みるる」、そして

新規開店したラーメン屋さんから学んだ「ちょっとしたミス」のフォロー

だれしも、どの業種でも、「ちょっとしたミス」は起こり得るものだろう。 起こってしまったミスは仕方ない。だからこそ、ミスをした直後に「どう行動するか」が、その後の印象を決定づけることが多い。 先日、新規開店したラーメン店に行ったとき、偶然その一端に触れる機会があった。 ちょっとしたミスが発生してからの謝罪、そしてそのフォローがスムースかつ非常に丁寧で、食べ終わった後にはまた絶対に行きたいと思えた。 ミスをして落ち込みがちな自分への備忘として、また、そんな後輩が今後現れた時の指

3度目の引っ越し。寂しさと、次への期待と、何とも言えない「エモさ」。

人生3度目の引っ越しを経験した。 1度目は実家からの移動だったため、「部屋を空にする」必要があるのは今回で2回目。前回の引っ越しの際に考えたことを見返しているが、そうそう考えていることは変わっていない。今回はさすがに距離の問題で親に来てもらうことは難しく、自分1人で荷造りやら掃除やらを行ったのだが、やはり孤独感は否めず、改めて「掃除を手伝ってくれたことのありがたさ」を実感した。 「引っ越し」という出来事は、これまでの日常が非日常になり、非日常が日常になるというちょうど区切り

「三振できるうちに」

この春、社会人になる後輩2人と会った。 出会った当時は彼女らは大学2年生。「もう社会人か」2歳差だから社会人になるのは当たり前のことだけど、ちょっとした驚きと感慨を隠せない。 出会いと別れの季節、春。あと1か月もすれば、うちの会社にも新卒が入ってくる。「もう僕らが社会人3年目なんて!」隣に座る同期と話したのも1か月前。きっと1か月後もすぐにやってくるのだろう。「22卒」という言葉すらも身内で使う以外にはほとんど聞かなくなり、死語になる日も近いのかもしれない。 とはいえ、僕

フルマラソン完走。足つり防止と安定した走りのために行った、「当たり前だけど重要なこと」

先週末の京都マラソンに出場した。アップダウンの激しいコースへの恐怖や練習量不足による不安が募っていたが、結果として3時間48分(ネット記録)で完走し、昨年11月の記録を10分縮めることができた。学生時代の記録にはいまだ40分ほど及んでいないが、自身で設定していた目標は達成することができたので、リハビリ期間のリベンジとしてはある程度、自信の持てる結果となった。 振り返れば昨年11月は、悔しさが残るレースだった。前半は快調だったが後半で失速。特にラスト8キロでは左脚がつり続け、

XやSlackで見かける、「1on1したい人ぜひ!」投稿への若干の違和感

「1on1募集!」「1on1しましょう!」「1on1したい人いればぜひ!」 最近、高校生や大学生がこのような投稿をしているのを何度か目にしたことがあるのだが、文脈によってはこの類の投稿に、若干の違和感を覚える。 おそらく、社会人になってからの上司との「1on1ミーティング」が当たり前になった今、そして、自分が学生時代にもほぼ同様の意味で使っていたこともあり、最近の学生の「1on1」とは異なる意味合いで考えているためだろう(おそらく)。 言葉は変化するものだし、その流れを引