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組織を巻き込んで月に10本以上の note を執筆する方法

😥「採用広報書く時間がない….」
😥「テックブログの更新ができていない….」
😥「SNS発信もっと頑張りたいが社員が実施してくれない…」

採用活動をしているスタートアップであれば、1度は考えたことがありませんか?

採用に時間を割くのであれば、採用広報よりもまずは「リファラル採用」や「ダイレクトリクルーティング」で、できるだけ短期間で採用に直結する活動をすることが最優先である、そう考える企業様が多いのではないでしょうか。

とはいえ、組織として全社を巻き込んでアウトプットを頑張りたい。

そんな「もやもや」を抱える企業様を、しばしば拝見します。


採用広報とは少し異なりますが、ポテンシャライトは採用に関するノウハウのブログを月に10本執筆しています。

徐々に、「毎月たくさんのノウハウを出している企業」として認知が拡大しているように思います。また求職者様からも「note 見ています」とおっしゃっていただけることも増えてきました。

私は約1年間、ポテンシャライトの note でノウハウを執筆する PJ の PM を担当してまいりました。

本ブログでは、PM として「どのように」組織を巻き込み毎月10本以上 noteを執筆してきたか、お伝えしたいと思います。

ちなみに「なぜ」月10本以上noteを執筆しているのか、については以前代表の山根が note を執筆していますので、気になる方はこちらもご覧ください!


1. 現状

本題に入る前に、少しだけポテンシャライトの note ブログの歴史を振り返ります。

ポテンシャライトのnote本数の推移

上記は、ポテンシャライトの note の本数の推移です。
ちなみに、2022年は9月末までの note 本数ですので、2022年はあと30本は増える見込みです!

月10本の note を執筆することができるようになるまでに、様々な課題に直面しました。

◇課題
- 題材が思いつかない
- クオリティの担保が難しい
- note を執筆する工数がない
- 執筆する人が固定化してしまう

皆様もこのような課題をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ポテンシャライトとしても、もうこの悩みは全くありません!と言い張れるわけではありませんが、軽減できたのでは?と思っています。

それでは次の項目から具体的な施策を公開していきます✍️

2. 施策

 2-1. issue box と zero-ichi time 

この施策は、「題材が思いつかない」という課題から生まれました。

ポテンシャライトが出す note は、採用の支援をさせていただいているお客様から頂戴した質問普段の業務から出た疑問からゼロイチの種が生まれることがほとんどです。

そのため題材が思いつかない、というのはすなわち
ーー課題に対して向き合う時間が作れていない、ということになります。

そこで行ったことが2つ。

1点目は" issue box "です。

お客様とのMTGで出た会話や、普段業務で感じた疑問等に対して、「最適解を持ってないな・・」と感じたら、この issue box に記載するようにしています。

小さな疑問や興味から良いノウハウが生まれることはありますが、時間が経てば忘れてしまうので、思い立ったタイミングで issue box に記載することを徹底しました。

Slackでカスタムレスポンスも設定しました

こうして社内への issue box の「浸透」ができました。

2点目は、" zero-ichi time "です。
issue box に issue を蓄積するまでは良かったのですが、今度は「運用」が大変でした。どんどん課題だけが溜まっていき、いつどのタイミングで issue を解決するのかを考えなければなりませんでした。

そこで設定したのが「zero-ichi time」です。

やり方は簡単で、まずは4人1グループにメンバーを分けます。そして各自 issue box に記載した issue について、zero-ichi になるのか?壁打ちします。
中には zero-ichi ではなく、既存のノウハウで解決できることもありましたが、まだまだ社内に「解」がなく、調査してみよう!ということからゼロイチのノウハウが誕生したケースも多々ありました。

この時間を作ったことで、課題に対して思考する時間とその壁打ちをする時間を組織的に作ることができ、全体的に「zero-ichi」を創る意欲が格段に上がったように思います。

 2-2. ガイドラインの策定

この施策は、「質の担保が難しい」という課題から生まれました。

毎月10本以上ものブログが執筆されていると、クオリティーよりも量を重視してしまいがちであったこと、公開前にそのブログを確認する人の工数もない事が課題でした。また、多くのメンバーにブログを執筆してもらうことによって、人によって自由な書き方となっていきました。

そこでガイドラインを作成し、文章のトンマナや言い回しなどを統一しました。

これを作ることにより、一定のクオリティを担保できるようになり、何よりメンバー同士でブログのガイドラインに沿っているかどうかを確認ができること良かったと思っています。

 2-3. 音声での執筆

この施策は、note を執筆する工数が無いという課題から生まれました。

ポテンシャライトでは、スマホのメモ機能を使って散歩をしながら音声認識を利用しブログを書き、その後 note に転記して誤字脱字の修正をしています。

PCでタイピングするよりもはるかに早い時間でブログを執筆することができますし、何よりPCに向かってずっと考えているよりも、声に出しながら考えていく方が思考の整理もしやすいです。ぜひやってみてください!

 2-4. 番外編? 全員でやろう!

この施策?は、 「note を書く人が固定されている」という課題から生まれました。

月に10本以上ブログを執筆する、と決めていたわけですが、毎月noteを書くメンバーは固定化してしまったり、新しく入社したメンバーにとっては note を書くことは障壁が高いことと感じられていたり。全メンバーで書く雰囲気ではない時期もありました。

だからこそ「全員でブログリレーをやろう!」と呼びかけ8月に夏のブログリレーを実施しました。

みんなでやろう、となれば全員が盛り上げてくれるのでは、という安直な考えでした。

ここまで様々な施策を話ししてきましたが、結局は、"気概"が大事なのかもしれません。

ただ、単純にやろう!とゼロベースで始めるのではなく、施策1~3で記載したような土台をある程度整えていたからこそ、実現できたように思います。

最終的に8月は組織全体で21本の note を執筆することができました。

驚くことに、一度 note を執筆してみると思ってたよりも執筆への障壁が下がったようで、今後も毎月 note を出したいと言ってくれるメンバーが増えました。思い切って組織全体のプロジェクトとして取り組んでみるのも効果的だと感じました。

最後に

みなさんいかがでしたでしょうか。
今回は、組織を巻き込んで note を10本以上執筆する方法をポテンシャライトの例を用いてお話しさせていただきました。

工数がない中で採用広報やnote等での発信は、正直後回しになりがちかもしれませんが、やり方やメンバーの協力があれば前向きに取り組めるのではないのでしょうか?

少しでも参考になれば幸いです🤗


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