見出し画像

ポテンシャライトがHRノウハウを外部公開し続ける理由

「なぜ、ポテンシャライトさんはHRノウハウを外部公開しているのですか?」

というご質問を度々いただくことがあります。

2022年8月の1ヶ月間、ブログリレーと題して当社メンバーが様々な角度でHRノウハウを公開しております。ブログの数は約20本、つまり20のノウハウを外部公開したことになります。

どの業界でも同じことが言えると思いますが、自社で得た大事なノウハウを外部公開すると、それを真似されてしまい、自社の競合優位性を保てないのではないか、という意見もあるかと思います。

ただ、当初は「ある考え」のもとにノウハウを外部公開させていただいております。2018年ごろに「なぜノウハウを外部公開するのか?」というブログをアウトプットした後、ここ最近ではこの類の話は書いておりませんでしたので、

いつもポテンシャライトのブログをご覧いただいている方は、ぜひ当社の想いもご認識いただけると嬉しく思います。

ではご覧ください。


1. ベンチャーHRのstandardを作り続けることで、当社のミッション/ビジョンの達成につながる

これが最も大きい理由です。

当社のミッションは「Grow Up Ventures」、ビジョンは「ベンチャー採用/転職のスタンダードをポテンシャライトに」です。「なぜポテンシャライトは存在しているのか」と問われると、「Grow Up Ventureのため」と断言できます。ただ、Grow Up Venture を最終的に成し遂げるために、ポテンシャライトがどのような状態でなければならないのか、これを追求したときに生まれたのがビジョンになります。

前述した「standard」とは「ノウハウ/トレンド/仕組み」と定義しています。つまり、ベンチャー企業の採用活動や転職活動におけるノウハウや仕組みやトレンドを当社が永続的に作り上げていく、というビジョンとしています。また、ビジョンは「状態目標」として定義しており、世の中が存続する限り少なくとも日本においては当社ポテンシャライトがノウハウや仕組みやトレンドをアップデートし続ける立場でいよう、そんな意味合いを込めています。

話を戻すと、僕らがノウハウを外部公開している理由は、このビジョンの達成にあります。当社ポテンシャライトが高いレベルでこのビジョンを達成し続けることによって、日本のベンチャー企業 そしてHR業界に貢献できると思っておりますし、日本のみならず「世界」を見渡しても、当社が最もHR業界のノウハウや仕組みやトレンドをアップデートし続ける会社を目指すことによって、日本への貢献ができるのではないかと強く感じています。そのためノウハウを外部公開しています。


2. 閉塞感があるHR業界に対してのアンチテーゼ

HR業界で勤務経験がある方はご理解いただけるかと思うのですが、優良なノウハウを社内外に対してアウトプットしているHR業界における個人/法人は極端に少ないです。

この根本的な理由としては、おそらくHR業界が強い目標文化であることが挙げられると思います。また、社内において売り上げ実績の表彰などをすることも要因の1つだと考えています。そのため、社員同士で自身のノウハウをシェアする機会はそこまで多くない業界であり、なぜならば自身のノウハウを周りのメンバーに伝えると、自身が売り上げの実績で1位を取れなくなるかもしれないからです。

誤解がないように申し上げますと、僕はHR業界の目標文化や自身の成果にこだわる文化が好きです。僕もその文化に育てられましたし、数値へのコミットは強いタイプだと自認しています。ただ、ポテンシャライトのミッション/ビジョンを達成するためにはノウハウを自身の範疇に留めることは後ろ向きですし、とにかく社内外においてノウハウを公開していくことが是だと思っています。

ちなみに、こう考えることができます。
HR業界におけるノウハウをHR各社が溜め込むと、様々な業界においてHR業務のアップデートが遅れます。それが故に、法人と個人におけるミスマッチが多く創出されてしまい、結果的に日本の企業の成長の阻害をしてしまう。HR業務を前に進める際に、手法がわからず悶々としている方も多いかと思うのですが、当社がノウハウをアウトプットすることによって、その時間が削減され、日本がもっとより良くなるのではないかなと思っているのです。


3. コピーはオリジナルに勝てない

わかりやすい項目から説明いたします。

ノウハウを外部公開する際に懸念となり得るのは「競合/同業企業様に真似されてしまうこと」だと思います。ただ、僕自身15年ほどHR業界で働いてきて、ノウハウをどれだけ外部公開したとしても、完全にコピーされることはほぼないと感じています。

もし仮にコピーされたとしても、僕らがオリジナルに作り上げたノウハウを完全に生かしきることはできないでしょうし、そのノウハウの有用性の半分も生かしきれていないと感じています。

「ノウハウを外部公開して競合/同業企業さまにコピーされてしまうデメリット」「外部公開することによるHR業界への貢献」を天秤にかけたときに、圧倒的に後者のほうがメリットがあるであろうとそう考えて外部公開をさせていただいている、というのは理由の1つです。


4. ノウハウを「作り出す」カルチャーを磨き続けたいから

世の中に多数存在するノウハウは「結果的に生まれたもの」だと思っています。最も重要なのはノウハウを作り上げる「過程」であり、その過程を幾度と無く経験することが、今後ノウハウを作り続ける大きな要素となると感じています。

ポテンシャライトの顧客の大半はベンチャー企業です。ベンチャー企業はゼロからイチを生むために存在していることが多いです。また、ベンチャー企業は日々チャレンジをしており、各社の解決したい課題を、その業界において新しい文化(カルチャー)を見出そうと日々奮闘しています。そのベンチャー企業の支援者である僕らが、新しいノウハウを生み出すカルチャーを持っていたとしたら、顧客であるベンチャー企業様にも良い影響を及ぼすことができると思っておりますし、何よりベンチャー企業様の支援者として足並みをそろえた支援ができると感じています。


5. 世界でNo.1のHRノウハウ開発企業を目指して

本項は自社の採用活動においては発信をしておりますが、当社が発信するHRノウハウ系のブログでは発信をしたことがない内容になります。

前述した通り、当社は「ベンチャー採用/転職のstandardをポテンシャライトに」というVisionを掲げています。現時点で、日本においてはある程度の立ち位置には辿り着けたと感じています。ただ、世界を見渡すとHRノウハウを日々アップデートする企業は多数存在しており、当社が持ち得ていないノウハウも当然ながら世界中に存在しています。

2020年頃から世界中のHRノウハウ開発企業のウォッチを始めており、当社と海外企業のノウハウの差分は埋め始めています。逆に海外のHR企業が持ち合わせておらず、当社が持ち合わせているノウハウも存在しています。それらのノウハウは積極的に世界中に共有していきたいと思っておりますし、これまで日本の企業さまに「HRノウハウ」という点において貢献できていた事象を、「世界中の企業さま」にポテンシャライトのHRノウハウを共有できるとなると、ものすごく価値が高いことだと考えています。

冒頭の話に戻すと、ポテンシャライトが日本のみならず世界中に貢献できることとしては、「世界中にポテンシャライトのHRノウハウを共有すること」だと思っています。僕が人生を懸けてチャレンジしたいテーマの1つです。もしこれが達成できたら、地球の裏側で「Potentialight's know-how is very good」などの会話が生まれ得るのであれば、僕としてはすごくハッピーなことです。また、もしこれが成し遂げられたら世界中のHR関連のissueがポテンシャライトに舞い込んでくるのではないかなと。日本のみのissueだとノウハウ開発にも限界があると感じていたため、世界中のissueが舞い込むと、issueを解決する量を増やし、解決するスピードを上げることができれば、世界中のHRノウハウはもっとより良いものになるのではないかなと思っております。

そのためにノウハウを公開し続けたいと思っています。


最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
※当社の採用/人事組織系支援にご興味がある方はお気軽にお声掛けください。

最近リリースをしたポテンシャライトのノウハウを取り入れたATS Opela(オペラ)にご興味をお持ちの方はこちらよりご連絡ください 👇

今後も採用/人事系のアプトプットを続けていきます。
よろしければフォローもよろしくお願い致します(下記クリックいただき、「フォロー」ボタンがあります)👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?