【詩】新しい王子様

新しい王子様が産まれたので、その日は国民の祝日になった。
でもほんとうはずっと前から、私だけの記念日だったのに。
新しい王子様はどろぼうだ、どろぼうだ。
そう言って、大声で泣きながら歩いていたら、
いつのまにか牢屋に入れられてしまった。
私がここにやってきたのは、そういうわけなのです。


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