見出し画像

寫残録014_理由がないけど兎に角好きなカメラ 〜Nikon EL2

Nikon EL2の好きをひとり言で。

EL2はどんなカメラ
Nikon EL2は、1972年に発売されたNikon 初の電子シャッター方式で絞り優先AEを搭載したNikomatELの後継機。1977年発売で、AI化され名称もNikomatからNikonへ。
シャッタースピードは1/1000〜8秒、B
視野率は92%/0.83倍
重さは780gm
当時の販売価格は79000円、ブラックは4000円高。

EL 左向き上



機能は充実だがマイナー路線を歩む

メジャーなカメラはいろんな方が紹介をしていて、多くの愛用者がいます。
Nikon EL2は、絞り優先の機能を備えた高性能なカメラで、Nikomatから名称もNikonに昇格しましたが、同時期に発売された“FM”が、新設計で計量コンパクト、さらに価格も安く、FMほど爆発的な人気は得られなかったと言われています。
翌年には、EL2をさらに進化させた“FE”も発売がされ、いっそう目立たない存在になったとか。
EL2は、FMより約200gmも重く大きく、さらに電池はミラー室の中にあり、整備性の悪さもあってか、マイナー路線を歩む。

EL 後ろ面上



なぜか愛着あるEL2

重くて大きいEL2ですが、私がいくつか所有するカメラのなかで、なぜか好きであり、使用頻度も高い。
シャッタースピードも1/1000までで、晴天時に明るいレンズを開放で使えない。見た目もFMなどと比べて、ペンタブも低く、ずんぐりとしていてカッコいいとは言えない(新しい機種と比べるとですが)。唯一褒めるなら、「パシャン」と甲高いシャッター音が他にはない味がある(私の好み)。
新しい機種と比べるとイマイチなところはいくかあるが、兎に角、好きなカメラなのは間違いない。
欠点である重さと大きさも、私はあまり感じないぐらい金属的な質感が好きで、特別なシャッター音が、写欲を上げてくれるカメラだ。


性能は充分

何度も言うが、重くて大きいが、絞り優先AEを搭載。1/1000のシャッタースピード、視野率も飛び抜けてよくはないが、見やすい。機能は充分である。
発売当時は高かったものの、中古市場では、現在でも人気のFM系やFE系とは違い、安い!状態にもよるが、2000〜15000円ほどで買えてしまう。お得なカメラである。
好きすぎてEL2は2台所有している。そのうちの1台は、長く使いたいと、いつものお店に整備に出した。最近購入したわけではないが、購入金額・整備費を考えるとトータルでF3が買えたのではないかと(EL2が好きだからいいのだ)。
みなさんにも、こんなカメラがあるのではないですか。


最後に、そんなEL2で撮った写真を

※現像は自家現像、スキャンは解像度低めです。

画像3

202006撮影  Kodak Pro Image100


画像4

202009撮影 Kodak GOLD200


画像5

202009撮影 Kodak GOLD200


画像6

202009撮影 Kodak GOLD200


画像7

  202104撮影  Kodakportra400vc  
  ※2012年5月に期限切れのフィルム


画像8

202104撮影  Kodakportra400vc  
※2012年5月に期限切れのフィルム


画像9

202104撮影  Kodakportra400vc  
※2012年5月に期限切れのフィルム


画像10

202104撮影  Kodakportra400vc  
※2012年5月に期限切れのフィルム

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?