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ドニー・イェン主演の、映画『シャクラ』を鑑賞してきた。

2024年1月16日(火)にTOHOシネマズ 日比谷で映画『シャクラ』(2023)を鑑賞してきた。

『シャクラ』(2023)の概要


本作は2024年1月5日に日本で公開された。近年、アジア映画を中心に(インド映画も)取り扱う、ツインによって配給が行われた。

日本では、ドニー・イェンが監督・主演であることと、『るろうに剣心』シリーズのアクション監督を務めた、谷垣健治が本作でもアクション監督を務めているという点で広報を行っていた。

『シャクラ』(2023)のポスター

『シャクラ』(2023)の映評

ざっくり、ストーリー振り返り

まずは、本作のストーリーをざっくりと振り返ってみようと思う。

1. 丐幇の幇主である喬峯(ドニー・イェン)は、英雄的な存在として慕われていたが、ある時、副幇を殺した濡れ衣を着させられる。それがきっかけで、丐幇を離れ、濡れ衣を着せた者の正体と自分の出自を求めて旅に出る。

2. 師匠に出自を聞くため、少林寺へ訪れるが、師匠が何者かに殺されてしまう。またもや、濡れ衣を着せられ、犯人らしき男を捕まえるが、正体は変装した見ず知らずの娘、阿朱(チェン・ユーチー)であった。

3. 阿朱の身体状態が良くないことと、彼女も自信出自を知らないという共通点から、彼女を救うため医師のもとへ向かう。医師を求めて向かった先には、喬峯が師匠や副幇を殺したことを憎む人々がおり、かつての仲間たちと戦闘に。

4. 間一髪のところで、見ず知らずの男に助けられ、回復を遂げる喬峯。阿朱とは離ればなれになってしまう。医師に喬峯を誘き出すため治療され、変装能力をうまく使い、脱走する阿朱。2人は合流する。

9.共闘し、真の悪党を突き止めた。その悪党は阿朱の祖であった。親を殺されたくないと願った阿朱は、親の姿に変装し喬峯の説得を試みる。怒り狂った喬峯は迷わず攻撃してしまう。よって、阿朱死亡。

10. 喬峯がその事実を悪党に伝えると、なんとそいつは悪党でもなかった!本当の悪党は姑蘇の慕容復という男で、そいつは阿朱の育ての親であった!

11. 慕容復との戦いに勝利した喬峯。阿朱の墓を建て、出自を求めて阿朱の妹である阿紫と共に次の旅に出る。

12. 慕容復の父と、喬峯を救った謎の男兼濡れ衣を着せた者である喬峯の父が30年ぶりの再会!
おわり。

ざっくり振り返るとこんな感じだった。
華流映画は初鑑賞に近かったが、アクション映画ということもあり、入りやすく、かなり楽しめた。

一方で、日本人が慣れ親しんでいない人名や国名が多すぎて、途中頭こんがらがった。鑑賞後は公式サイトの相関図を見ることをお勧めする。


歌と踊りを抜いた「インド映画」

ストーリーを振り返っていても思ったが、「え、?マジ…?笑」となるようなシーンが多かった。阿朱の変装のクオリティ高すぎたり、それのせいで死んだりなど…。

しかし、こんなことはインド映画でも日常茶飯事。
アクションであれば、ヴィジャイ映画やラジニ映画などもスッゲー強くて爽快アクション見せてくれる。そのため、この点でインド映画と親和性が高いのかなと思ったりもした。


没入!華流アクションの世界

アクションシーンは、現実離れした跳躍力や少林寺で会得したのであろう力を駆使しているが、剣術を交えているのでファンタジーに全振り感もなく、派手で楽しめた。

というか、現実離れしてるのにもかかわらず、共に浮遊感を感じたりするくらいにはアクションシーンに入り込めた。
そして特に、チェン・ユーチー、リウ・ヤースーなど、女優のアクションが観れるのも新鮮であった。

また、こちらで『RRR』に対して北村匡平氏が述べていたことと重なるが、決めコマ的なシーン、カット割が多かった。スローモーションやら、顔のアップやら、視覚的に記憶に残るシーンが多々あった。


おわりに

今回は『シャクラ』(2023)の鑑賞についてまとめた。鑑賞して、ストーリー振り返りを書いて下書きに放り込んでいたらかなり時間が経ってしまい、雑になってしまったのことを反省する。

また、華流映画をもう少し観て、俳優たちへの知見も深めたいところである。

上映している劇場はかなり減ってしまったが、皆さんも機会があれば、ぜひに。

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