囲碁から学び、ランニングを考える:棋譜って知ってますか?
囲碁や将棋には棋譜というものがあります。その対局において打った手をきちんと記して残すんですよね。たとえひどい負け方をしても、棋譜を残した=プロセス、ログをきちっと取ってあとで振り返り課題を見付けたり検討することも出来ます。
最近はネット対局やAIとの対局も棋譜が残るので便利ですよね。プロ棋士は勝敗もさることながらこの棋譜を残し、いま居る棋士や愛好家にシェアし、後世にも残すという役割を担っているんですよね。
アマはあくまで趣味、自分の為に残すのですが、プロはそこが人の為であるということ。そこが大きく違うと思います。
もちろんアマの棋譜だって役立ちます。強い人の戦いを見ると参考になる。プロの対局は高度過ぎて解らない部分も多いでしょう。だから解説があるんですよね。
自分の棋力よりちょっと上くらいなら理解できる。参考にしやすい。だから解説も要らない。だけど自分の殻を打ち破ってはいきにくい。自分の解る範囲で簡潔しちゃいがちですよね。
さてランニングに置き換えてみると如何でしょう?
トップアスリートの走りやトレーニングには知見が詰まっています。プロは結果で示すという考えもあるけど、トップの走りを披露していくことが棋譜と同じで重要だと思います。そこにトップアスリートやトップコーチの貢献が大いにあります。
地域でもトップランナーが全力を披露する姿が見られると次世代の選手にも大いな刺激や学びに繋がります。解説していくことで多くの人にシェア出来ます。
トップランナー、多くのランナーは棋譜を残しているつもりで誇りに思うと良いなと。そしてその棋譜について自分で解釈、解説も言語化して頂けると良いなと思います。
これはコーチや解説者も同じ。自分達の活動が、発信が棋譜と同じようにシェアや次代に繋げていくものと認識する。そう考えてみるのも如何でしょうか?
それとどんどん動画を撮ってサロンなどで活用すると面白い。囲碁の感想戦のように知見のシェアを、学びの最大化を果たせます。絶対上達する、故障やけがを予防する糧になります。やるだけで楽しいです。
囲碁とランニング。一見、一切繋がりがないものでもお互いに活かせることは幾らでもあると思います。走遊Labで楽しく触れてみませんか?
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