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『こころの対話 25のルール』伊藤守

みなさんは自分の「こころ」と向き合っていますか?スポーツ従事者としては「身体」とも向き合って欲しいですが、「こころ」も非常に大きなウエイトを占めます。

自分の「こころ」を知る方法、他人の「こころ」は知れないけど、その行動への理解の為に心理学を学んだりすることもあるでしょう。

そんな「こころ」に関する本です。興味をもたれたらじっくり、ゆっくり読んでみてください。

こころの対話 25のルール【電子書籍】[ 伊藤守 ]

p182 ことばになっている感情しか感じられないとしたら、まだ、ほんとうには自分の中でのコミュニケートができていないと考えるべきでしょう。
 たとえば「忙しい」とか「いらいらしている」「疲れている」などは、感情ではなく、感情表現ができないでいるときに出てくることばです。

 自分の中の感情とは、そのほとんどが、微妙な体の変化であり、響きであり、ビジョンです。それらを、最初から終わりまで、見て、聞いて、触れて、そして味わうのです。どれをも否定したり、避けたりしないで、そのままで受け止めるのです。

言葉になっている、というのは異見があります。ここで引用した部分だけで言えば、端的に思い浮かぶような「感情言葉」での話であり、日記などに記すような「感情表現」とはまた違う感じを受けます。

「いらいらしている」だけでなく何に、とか実際は「不安を感じている」「恐れを抱いている」など隠れた、秘められた感情を見て取れるかどうかも重要だろうと思います。

その辺はやはり一度立ち止まってじっくり考えるなり、書き出してみないと難しいかな?と思います。

そういった自分の感情や心の動きをカウンセラーとともに書き出す訓練もあったりすると思います。今だとオンラインでも出来たりしますので、興味がある方は是非やってみては如何でしょうか?


p226 早く!速く!間違わずに!・・・わたしは、「いま」を感じている暇を与えられなかったし、その方法も教えられてきませんでした。自分が、いま、何を感じているのかさえも、気づかずにいました。頭の中は、次にやるべきこと、次に出会う人、次に言うべきこと・・・それだけでいっぱいでした。
 「いま」というものの豊かさに気づくのは、ずっとずっと、後になってからのことです。

教育訓練においてこういった「いま」を大切にというのは「教える」ものではないのかもしれません。どちらかというと、親なり周りの大人が伝えていければ良いのでしょうけど。

「いま」をきちっと捉えるために日記を書いたり、メモしたり、出来れば若いうちからnoteを書いてみるのも良いと思います。

twitterやSNSでその時々の感情を吐いている人も居ますが、リスクが大きくもしくは制御、自主規制したうえでの感情発露なので不足だと思います。

やはり誰にも知られない場所で「書く」ことも必要かな?と思います。

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