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私たちの「あの頃」

本日(12/11)発売の「週刊エコノミスト」に記事が掲載されました。

この中で「可視化」という言葉を使用しています。
なんの可視化か、というと・・・
(興味がある方は電子書籍版をご購入頂ければ幸いです。もちろん、お読みでない方もこの先の話は解るように書いています)

今はツイッターを始め、SNSなどで自分に注目してくださる方々、
応援して下さる方々を「見る」ことが出来ます。

自分の名前を検索すればどれくらい注目されているかが解る。

実はこれって、ほんのここ数年の出来事なんですよね!
つい何年か前まではブログ等で時々触れて頂くレベルだったのが、
(ググって何件くらいヒットするか?なんてやっていました)
ツイッターなど、拡散力が高いツールが台頭してきたこともあり、
リアルタイムに近い形で「見える」ようになりました。

これを「可視化」と呼んでいます。

正直、若い選手が羨ましい(笑)

私たちの頃はネットといっても草創期。
パソ通から始まり、ISDN、ADSLとサービスが進化していくのを心待ちにしていたのを懐かしく思います。当然、ネットがどこでも繋がるということもなく、携帯も今でいうガラケー。

当然、サイトを持つのもマニアな人が先で、企業が重視することはありませんでした。少しずつネット環境が整い、企業がサイトを持つのが当たり前、という順に普及していくんですよね。

今でも変わらず、ユーザーがSNSを多く使うようになり、企業が本腰をいれるような流れはあまり変わっていないようにも思います。

そんな「初期」の頃に私はサイトを立ち上げました。
2000年12月1日初公開。(KAMIYA'S HP:祝17年!今でも存在しています)それまでひっそりと作っていたのですが、諸々の事情から公開することにしました(興味がある人は言ってください:書きます)

ちょうどここの右上に映っている法政大学の徳本選手(現、駿河台大学駅伝監督)も同時期に公開しました。まだまだ選手がサイトを持つことなんて少なく、その頃にあったサイトは今でも記憶にあります。

ですので、トクと共同企画なんてのもやりましたね。

そのサイト上に設置していた「掲示板」というものがあり、そこに書き込んでくださる訪問者の方と交流が持てるようになりました。

本稿に関わるテーマ「可視化」ですが、この時に感じました。

それまでは応援、注目頂けているかどうかはまず一番にメディアが挙げられました。もちろん、今でもメディアに取り上げられると大きな影響があるのは変わりません。しかし、あの頃は他に媒体は無く、月陸、陸マガなどの専門誌、テレビ取材、新聞に掲載されることが大きなステータスでした。

今でも当時の記事を切り抜いてストックしていたりします。
それくらい貴重だったんですよね!(ヘッダーの写真)

そして、応援頂ける方との交流の場があるとすればレースや遠征先でお会いすること。ファンレターを頂いたりすることもありました。ゲストや招待選手であちらこちらに出場するのは今でもそうですが貴重な場だったんですよね。

自分が中学生のころ、憧れの選手が地元を走る時には見に行っていました。
貴重な体験でした。

それが今ではネットで様子を伺うことが出来る。応援メッセージも直接送ったり、自分のアカウントに投稿して、目に届く可能性もある。もちろん、直接見に行くこと、サインをもらったり、写真を撮ったり、などリアルはまた格別に違いますが。

そして、応援している仲間も見つけられるんですよね。
お互いに「見える」

そして、この「お互い」に選手も入って来ます。
「あの頃」は選手の活動はメディアを通じてか、噂話程度しか情報が無かったものが、チームや個人の発信、ファンや支援者の発信などに因り、ネットワークに乗り「見えて」くるようになりました。

このあたりも「可視化」された大きい部分だと考えています。

やはり、そのあたりが格段に違ってきたな、と感じます。

身近にあまり仲間がいなくて、ひっそりと応援していた人も、
今では仲間が多く見付けられることでしょう。

もちろん、「発掘」に勤しむ人がいても面白い。

選手も応援してくれている人が「見える」ことで励みになる。

身近な話で行くと、やはり「箱根駅伝」は話題性や、
そういった文化やネットワークや、様々なものを関連付けたり、
楽しみを提供できるもの、創り出せる源になっていると言えます。

みなさんの楽しみ方はどんなものがありますか?


参考

今ではこういう発想もあります。

こういったことを全部、長年取り組みながら、また色々な刺激を受け、学び、試行錯誤し、経験してきたことを、考えてきたことを踏まえて今回の週刊エコノミストに寄稿しましたし、日頃からこうしてこつこつ書かせて頂いています。

本当に、積み重ねって大きくて、大切だな、と実感しています。

そういう意味では「あの頃」。

今のように何もかもが揃っていなくて、
少しずつ築き上げていく、積み重ねていく経験ができたことは良かったな。

そう、思います。
(もちろん、今のような環境でスタートしてたら!という脳内妄想も変わらずありますが(笑))


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