〈日記〉ミサから始まる幸せな一日
日記を毎日更新するというのはとても大変なようで、案の定数日更新が滞ってしまった。今日は特に何もない月曜日なので、楽しかった昨日の事を話したい。
主日ミサ
昨日は日曜日で、主日ミサに与ってきた。ミサは8:30からだった。いつも時間ギリギリになるのだが、昨日は余裕を持って到着した。今まで僕は、教会の偉い人に、ミサの進行について逐一助けられながらミサをしていたのだが、今回はフォローも少なめで、ほぼ自力で一連の会を終える事が出来た。そう、カトリックのミサは複雑なのだ。歌を歌う順番や、唱える言葉などが決まっており、それは「ミサの式次第」と「賛美歌集」、「聖書の典礼」の三冊を行き来して把握する事が出来る。何度も本を手に取っては戻し、他の本を手に取り…。これを、教会の人に逐一指示して貰っていた、という話だ。
それで、ミサは慣れてきたのだが、今日もシスターの方と勉強をした。「主の祈り」(天にまします我らが父よ、から始まるカトリックの伝統的な祈り)についてどう思うか聞かれ、何も答えられなかった。「私たちの罪をお許しください」の部分をどう解釈すればいいか。僕は、この祈りは真摯で、とても尊いものだと思っていたが、どう解釈するかというのは難しかった。それで、ロザリオとメダイ、お菓子を貰い、ベルナデッタに関する本まで貸して貰った。
ベルナデッタとは、聖母マリアが彼女の前に現れた少女である。僕が、なぜロザリオで祈るかと聞いたら、マリアがロザリオの祈りについて彼女に指示したという話があり、この本を読むと良いと、先週から言われていた。その本を改めて貸して貰ったのだ。少し読み進めたが、冒頭で既に、あまりに苦難に満ちた少女の人生が示され、辛い。彼女に比べ、いかに自分は未熟か。自らの生き方を見直したいと思った。
また、メダイはXで写真を上げているので、それを貼ろう。
ということで、既に日曜の朝にして圧倒的な幸福感があった。それなのに、喜ばしいことに、日曜の夜は読書会の予定まであったのだ!
読書会
第6回 「テスカトリポカ」佐藤究 狼煙読書会は、20時からスタートした。新たに参加してくれた初めての人と話すとあって、強くASDを意識してしまい、冒頭はいつも以上にコミュ障だった。ひとまず、会の最中、三度も同じ結論に行き着く話をしてしまった以外は、特にやらかしもなく楽しく会が出来た。僕は人との会話を思い出すのが苦手なので、この濃密な時間の言語化は難しい。ともかく、重厚なディスカッションができた。
後の雑談においては完全に本調子になり、そこそこ面白い意見が提示できた。スヤスヤ教の話題になったので、「宗教を名乗ってみたい」的欲求が根底にあることを一つ指摘した。今回もいつもにまして皆の見解は興味深く、面白かった。新しく参加してくれた方も割と楽しんでくれたように見えたので、良かった。
衆院選
それで、選挙の開票速報を24時に見た。喜ばしい結果になった。自公過半数割れはもう野党の完全勝利でいいだろう。政治については理解度が低いが、政権交代までは行かずとも、ゲームバランス的な問題で、立憲民主党の議席が増えるのは望ましかった。野田さんは真っ当な議論をしているように思えた。幸福度の高い一日に喜びながら眠りについた。そんな感じだった。2024/10/27