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協働スキルの実践の場!N/S高等学校×N中等部合同「マイクラ遠足」の紹介

こんにちは、N中等部「ネッ中note」です。

はじめに

N中等部の授業「21世紀型スキル学習」では、周囲の仲間と協働する際に必要な「対人関係スキル」や「効果的コミュニケーションスキル」などを学んでいます。

学んだスキルをネット上で実践する場の一つとして、今年度で3回目を迎える「マイクラ遠足」がN/S高オンライン通学コース・N中等部通学コース・ネットコース合同で開催されました。

マイクラ遠足とは、ものづくりゲーム「Minecraft(通称:マイクラ)」の世界で実施するオンラインの遠足です。本イベントの目的は生徒同士の交流です。
生徒同士のチームでお題(テーマ)に沿ったクラフト(建築)をつくったり、見学したり、謎解きゲームしたりと盛りだくさんです。今回は総勢100名程度の生徒が参加しました。

毎年「E-land」という世界の名所をMinecraftで再現したデータを活用し、世界中の有名な建築物を見学していましたが、今年は従来とは少し違ったカタチに……?一体どんな遠足になったのか、紹介していきます。

●トラブル勃発!?

トラブル勃発!?

今年の目的地は無人島のリゾート地。
「さあ、みんなでヘリコプターに乗って出発だ!」と意気込み、無事に無人島に到着したものの、なんとヘリコプターが故障。このままだと帰れない。どうすれば……。

●アイスブレイク

おやつタイム

その前に「腹が減っては作業はできぬ」と、グループに分かれておやつタイム。今回はそれぞれリアルのおやつ(500円まで)を用意して参加しています。おやつを食べつつ、ブレイクアウトルーム内で自己紹介や雑談をして交流を楽しみました。

●ミッション開始

ミッション内容

いよいよ各チームでの協働スタート!
各チームのミッションは
・チーム伐採 「木炭」を640個(1グループあたり64個)
・チーム採掘 「石のハーフブロック」640個(1グループあたり64個)
・チーム雪山 「雪ブロック」を3840個(1グループあたり384個)

作業スタート

ミッションを確認し、各グループで作戦会議。
マイクラ初心者もいれば、操作になれている生徒もいるので、リーダーを中心に、役割分担を決めていきます。

いよいよ作業開始です。

●協働①:伐採チーム

伐採チーム①
伐採チーム②

伐採チームが、森林で「原木」を集めます。集めた「原木」はかまどで焼いて木炭に。
フィールドが広いため、チーム内の熟練者が遠方エリアを担当するなどの工夫をして、効率よく「原木」を集めることに成功しました。

●協働②:採掘チーム

採掘①
採掘②

採掘チームは、採掘場でまずは「丸石」を集め、それを「石のハーフブロック」に加工するまでがミッション。
採掘場は高低差が激しく、収集が難しいことに加えて、さらに加工手順も多いため難関。

作業が難しい加工する作業の生徒と、収集する作業の生徒と役割分担をして、連携しながら進めました。

●協働③:雪山チーム

雪山①
雪山②

最後に雪山チームです。
雪山チームは「雪玉」を集め、加工をし雪ブロックを3840個集めます。
雪山チームはたくさんの資材を集める必要があります。下から崩してしまうと上のブロックを取りに行くことが難しくなってしまうため、慎重に動きたいところです。
チーム内で自身の居場所や役割をメンバーに知らせるなど活発にコミュニケーションを取りながら、無事にたくさんの「雪玉」を集めることができました。

●協働④:ヘリコプターの修理

ヘリコプターの修理

ヘリコプター修理のためには、作業量を考えると、チーム内での協力が必須です。果たしてヘリコプターの修理は完了するのでしょうか……?

生徒たちの様子をメンター(教職員)が見守りつつ、時間内に修理が完成しました。

帰路

ヘリポートに集合!!
「さあ、みんなで家に帰ろう!」

集合写真

帰路の前に、ミッションクリアを記念して集合写真を撮りました。
生徒たちの思い出の一枚になったと思います。

最後に

今回はN/S高オンライン通学コース、N中等部ネットコース/通学コースとさまざまなコースから生徒が参加しているため、ほとんどの生徒が“はじめまして”の状態でした。最初は少し緊張気味だった生徒も、日頃の授業で培ってきたコミュニケーションスキルを発揮して、自然と輪に溶け込むことができました。作業が難航した時はお互いに声を掛け合い、フォローしあう一幕も。ミッション完了の合図が表示された時には、「やったね!」と喜びを分かち合いました。

参加後のアンケートでは、「いろいろな人と話せて楽しかった」「みんなで協力して作業ができて楽しかった」など、「他者と協働することの楽しさ」を感じるコメントがたくさん寄せられました。

中には「たった1時間の間に新しい友達ができた」と声を弾ませて教えてくれた生徒も。

学年も地域も関係なく、はじめて出会った仲間が同じ目標へ向けて協働していく素敵なイベントになりました。

以上、生徒たちに大人気のマイクラを使った、協働スキル実践のご紹介でした。

※1 本記事は2022年度の授業やイベント実践をまとめたブログ記事を再編し、掲載しております。最新の授業実践はN中等部公式Twitterをご参照ください。
※2 Minecraftはブロックを設置して遊ぶものづくりゲームです。素材をもとに建物や家具などを作り、ブロックを組み合わせ、オリジナルの世界を構築していきます。近年、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使用されることも多くなっています。N中等部ネットコースではMinecraftを使用する授業があるため、すべての生徒がMinecraftをインストールしています。
※3 N中等部ネットコースの授業で使用している製品は、Minecraft公式製品ではありません。Mojangから承認されておらず、Mojangとは関係ありません。Minecraftを用いたイベントは、N中等部のスクール内イベントであり、Minecraft公式のものではなくMojangとは関係ありません。

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