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N中等部 ポートフォリオ紹介 (後編)

こんにちは、N中等部「ネッ中note」です。

前編に続き、ポートフォリオについてご紹介いたします。(前編では、「中学生がなぜポートフォリオを作成するのか」をご紹介しました。)

■この記事は以下のような方にオススメです■
・N中等部の授業に興味がある方
・教育現場でポートフォリオの活用に興味のある方
・PC端末やデジタルデータとして成果物のまとめ方に関心のある方


N中等部での生活を反映させた構成

ポートフォリオには以下の項目を設け、N中等部での活動を記録しています。
・サムネイル
・自己紹介
・プロジェクト学習 
・プログラミング      
・キャリアガイダンス
・プレゼン資料
・英語に関するスコアや学習歴
・ICTツールを用いた成果物
・その他

上記の中からいくつか説明を加えると・・・
プロジェクト学習
21世紀型スキル学習PBLの授業)そしてキャリアガイダンスの授業で使用したワークシートを載せています。ワークシートには、自分の考えやグループワークを経て得たアイディアなどが書かれており、自分の思考の変化を俯瞰的に見ることもできます。

生徒作品:プロジェクト学習 

N中等部には授業やイベントにおいて、プレゼンテーションの機会がたくさんあります。その都度伝えたいメッセージを厳選し、見せ方にもこだわった資料作りを行います。そんなプレゼン資料をポートフォリオに残すことで、次回以降の参考にもなり、スキルのアップデートには欠かせないものになっていきます。

生徒作品:プレゼン資料 

そして、前編でも紹介をしましたが、ICTを利用した成果物(ものづくりの作品)も蓄積させていきます。例えば、イラスト制作に取り組む生徒は、色のつけ方や骨格の描き方など、スキルの向上を感じることができるようです。

生徒作品:ICTツールを用いた成果物

目標設定シート(プロジェクトシート)との連携

ポートフォリオの制作・更新の時間は月に1度「ミライ」の時間で行なっています。その際に役立つのが目標設定シート(プロジェクトシートです。

生徒は、プロジェクトシートの「学びのポートフォリオ」という記入欄に、日々のPBLの学習や、プログラミング学習での成果物を随時記入。プロジェクトシートにストックした物の中から、厳選してポートフォリオに反映させていくという流れがあります。

目標設定シート(プロジェクトシート)

ポートフォリオを発展させる

これまで記述してきた通り、ポートフォリオは制作が「ゴール」ではありません。自分自身を周りに伝えるための「手段」です。そのためのブラッシュアップや活用例をご紹介します。

●成果発表会

発表会様子

年に数回、ポートフォリオ成果発表会を行っています。定期的に他者へ伝えることで「見やすいレイアウトになっているか」「伝えたい内容が選べているのか」「上手く伝えられているのか」など振り返ります。

また、他者の作品を見ることは、新たな発見や興味へとつながる機会となります。

●活かす場所

N中等部、そしてN/S高を含めた角川ドワンゴ学園にはたくさんのイベントが実施されています。そのイベント内での仕事の依頼・受注・コンペなどもにもポートフォリオが活用できます。生徒それぞれが持つ力を、さまざまな分野で発揮できることを期待しています。

おわりに

いかがだったでしょうか? N中等部では日々の活動をプロジェクトシートに記録し、そして作品集としてポートフォリオを制作しています。
今後も、ポートフォリオ作成を通じて生徒たちの個性や才能を引き出し、将来につながる基盤を築けるツールとして活用していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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