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やりがいのある仕事に就く方法

みなさんは、

「やりがいのある仕事」

って何だと思いますか?


私は、公立高校に通い、私立大学に進学し、就職活動をして、正社員として内定をいただき、さらにその内定をお断りし、別の企業に営業職として入社し、そして退職。退職後はフリーランスになり、それから起業をしています。

こうやって書いてみると、一通りのイベントを体験しているような気がしますね。笑

仕事がら、若い人に会う機会が多いのですが、将来について質問されることがあります。質問の内容は、就活、退職、転職、フリーランス、起業と様々ですが、どこにおいても言われることがあるんです。

「やりがいのある仕事がしたいんです。」

と。笑

ですから、今日はそんな「やりがいのある仕事に就く方法」というタイトルにしました。

もう一度冒頭の質問に戻りたいと思います。
みなさんはやりがいのある仕事ってなんだと思いますか?

私は大学生のとき、
やりがいのある(楽しい)仕事=好きなことを仕事にすることだと思っていました。

おそらく、多くの人がそう思っていると思います。

だからこそ、
「好きなことを仕事にしよう」と思いたちます。

それ自体は何ら悪いことではありません。
むしろ最高なのです。

但し、好きなことを仕事にするなら必ず稼がなければいけません。


ちょっと乱暴な言い方ですけどね。笑

例えば美容師。相変わらず人気の高い職業ですよね。
私も格好いいなと思います。

しかし、よく考えてもらいたいのはこの次です。

美容師さんて、おしゃれで可愛くて格好よくて、、、
華やかな印象が本当に強いですよね。


では、質問です。

美容師の初任給の手取額を知っていますか?

一概には言えませんが
私の知り合いでは13万、
少ない人では10万いくかいかないかでした。


「好きなことを仕事にしているんだから、お金なんか関係ない」

本当にそう思いますか?


現実に置き換えて考えてみましょう。

毎日朝から終電間際まで仕事をして、
休日は自分の向上心から練習して、
一ヶ月頑張って、
外見も大事な職業だから服も買って、、、

月の給料は13万です。

家賃、光熱費、携帯代、交通費、洋服代、、、、

間に合いますか?

美味しいものを食べることも

大事な人と旅行に行くことも

大切な人と遊びに行くことも

好きな服やモノを買うことも

夢見てた生活は叶わない。

それでも

好きだったその仕事を

「楽しい」と思えますか?

「この仕事ができればお腹が減ってもいい!」

そう思えますか?


多くの人がここで現実を知り、離職します。

好きだったはずのものが、「金銭的ストレス」によって苦痛になってしまうんです。


もう一度言います。
好きなことを仕事をすることは、素晴らしいことです。
ただし、必ず稼がなければいけません。


逆に言うと、「稼ぎのある仕事」というのは、楽しくなってきたりします。

自分の存在価値を感じられたり、達成感を得たり、稼ぎもあれば、好きなことにも使えます。

仕事は割りきってやって、好きなことは趣味でやる。
そんな働き方も、私は一つの選択肢だと思っています。


ただ、多くの人が、「やりがいのある仕事につきたい」とだけ言います。

「お金なんか関係ない」って思うんです。

それは理想ではなく、幻想です。

じゃあ好きなことに使うお金が一切無くても、その仕事をしたいと思えますか?


「好きな仕事=稼ぎがある」

のではなく、

「稼ぎのある仕事=好きになる」

から楽しいんです。

私の言葉が、冷たく聞こえる人もいるかもですけど。


でも、知っておくべきことがあると思います。
なんの仕事でも「給料が低い」と嘆いてる人に。

そもそも給料というのはどのようにして決まるか知っていますか?

給料というのは、

①その職業に従事する人の数

②その職業に容易に取って代われる度合い

で決まります。

どういうことかと言うと、自分が美容院を経営していて誰かを雇おうと思ったとしたとします。
求人を出すと、応募が来ますね。
特に美容師となれば、人気の職業なので沢山応募が来ます。
その中からどうやって人選するか。

技術だと思いますか?
じゃあ技術が同じくらいだったら?

そうなった場合、「最も安い賃金で働く人」を選ぶんです。

例えば10人応募が来たとして、月収20万なら10人、月収15万なら5人、月収13万なら2人、、、、と応募者は減っていきますが、0ではない。

13万でも働きたいって人を雇った方が、雇う側からするとラッキーな訳です。

これが①。

その職業に従事する人が多ければ多いほど、雇う側からすれば、「給料が低くても働きたい」という人が多いのでありがたい訳です。


ただ、もう一つの②の要素が加わってきます。
こちらの方が重要です。

いいですか、

この社会では

「誰にも取って替われない」

という自分の価値を作ることでしか、

あなたの給料はあがりません。


厳しいことを言いますが、あなたという存在が、誰かに容易に取って代われる(誰にでもできる仕事)なら、社会はそこに価値を見い出してはくれません。


高所得の職業として知られている例を見てみましょう。

医者、弁護士、経営者、、、などでしょうか?

この一つ一つが、容易には取って代われません。ほとんどの仕事は、未経験であっても何となくこなせます。だからこそバイトを雇える訳です。

でも高所得の職業は????

無理ですよね。

いくら教育したからといって、医者はバイトでは勤まりません。

おそらく経営者の方に、ガソリンスタンドの店員は勤まるでしょう。
でも逆はどうですか?
ガソリンスタンドの店員に、「じゃ、お前明日から社長で。」って言ったら出来るでしょうか?

とてもじゃないけど、容易に取って代わることはできませんよね。

これが、②の法則です。


どんな道を選ぶにしても、大事なことは同じだと私は思っています。
サラリーマンだろうが、フリーランスだろうが、同じです。

自分の価値を高めて

「容易に取って代われない存在になること」

これ以外、あなた自身にやりがいのある仕事をもたらしてくれるものはありません。

(これは恋愛にも当てはまりそうww)


「やりがいのある仕事」とは、誰かが与えてくれたり、そこにコロっと落ちているものじゃないのです。
この会社に入ったから好きなことが出来るだとか、この職業に着いたらやりがいのある仕事ができるなんてものじゃないのです。

「やりがいのある仕事」がしたいのなら、ひたすら「自分を高めること」しか方法はありません。

もし今、「つまらない仕事」をしていると思うのなら、その原因は自分にしかありません。
「やりがいのある仕事」は、職業や業種ではなく、「自分自身がどんな価値を発揮しているか」ということなのです。

私たちは、天皇以外、何にだってなれることになっています。

好きなことを仕事にするのなら、それを嫌いにならないために、必死になって収入を得ること。

「やりがいのある仕事」をしたいのなら、必死になって自分の価値を高めること。


自分の価値を高める。
これが、「やりがいのある仕事」に就く最良の方法だと思います。


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