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利益とはなにか?


商売とは、感動を与えることである。
松下幸之助


以前も書きましたが、私は、全ての企業はエンタメ企業だと思っています。(あくまで私は!)
エンターテイメントを、私は「人の心を動かし、震わせるもの」つまり”感動を与えること”だと思っているのですが、私たちのルーツやVSPの障がいという線引きをなくす仕事も、wantedlyの運用という採用における企業と求職者の壁をなくす仕事も、これからやろうとする新規事業も、全て人の心を震わせ、動かし、社会に大きな価値を生み、世界を変えていける仕事です。

ただ、それは容易なことではありません。
どんな会社もどんな人も、最初は無い物づくしで、価値を生むのは簡単ではありません。

スキルがない
人がいない
商品がない
場所がない
資金がない
時間がない
実績がない

ないないづくしの中で、問題ばかりのことがほとんどです。
本当は、悩みや不満は更に良くなるための原動力なはずです。今私が生きてるこの社会も、誰かが不満や悩みを解決しようと動いてくれたからこそ便利になっているからです。

でも、、、、、、、、、、、、「ない」ものにぶち当たると「できない」と思ってしまう人がほとんどだったり、問題は悪と認識し、原動力にできない人がいたりします。
毎日仕事をする中で、会社って何のためにあるんだっけ?利益ってなんのために出すんだっけ?ってことは置き去りになって、目の前の無いものに目がいってしまうもの。それはすごく自然なことです。
でもだからこそ、そんなとき、振り返って原点に立ち返り大事なことを思い返してほしいと思います。

今回は、松下幸之助の言葉を借りたいと思います。
知らない人はいないと思いますが、、、、、

松下幸之助
松下幸之助は、パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者で、異名は「経営の神様」。

まずは、松下幸之助が「利益」についてどう考えていたのかの記事をご紹介します。読んでから進んでみてください。

「売上」を上げることや「利益」を上げることについて、「金稼ぎのことしか考えていない!」といわれてしまうことがあります。
でも、会社勤務もフリーランスも起業もやってわかるのは、単に自分が楽しく暮らすためとか遊ぶためにお金を稼ぎたいなら、会社をやる必要はないなということ。正直、自分で稼ぐ力のある人なら、個人事業主のほうがお金稼げるし自由になるお金多いので、遊べます。もちろん、個人でやるという力がないといけませんが。
自分で稼ぐということがむいてなかった場合には、会社に努めたほうが稼げます。

何が言いたいかと言うと、「お金を稼ぐ」ということだけ見たら、起業する理由にはならないし、続けるのはかなりつらい、、、
もちろん最初の動機にはなりえますけどね。

誤解を受けやすい弊社代表のためにいえば、彼は多分個人で仕事をしたほうがお金稼げる人だと思います。遊べるし、美味しいご飯食べれるし、良いもの買えると思います。
でもきっと、そんなことがしたいわけじゃないのです。
私もそうですが、お金欲しいだけで続けられないし、会社にしない方がお金稼げます。それ以上に、やるべきこと、やりたいことがあるから企業という組織を作って何かを成し遂げようとするのです。

そして、国や自分たちの生活、そして福祉を良くしようとしたとき、どうしても国を潤おわせる必要があります。財源は税金であり、法人として利益をあげ税金を収めるのは(全然嬉しいと思えるほど私はできた人間じゃないですが)、大きな社会への貢献だと思っています。(もっと器の大きな人になったら、心から税金収めたいと思えるかな、、?笑)

私の経営者としての大きな責務の一つは、「企業を存続させること」。
雇用を守り、提供しているサービスを受けるユーザーを守り、利益を上げて社会に貢献すること。それが大前提です。

その上で、世の中に対しての影響力が大きくすることも、起業当初から私は非常に重要なことだと考えています。
それが私の起業理由の一つでもあるからです。
世の中や世界に対して「これがおかしい」「もっとこうだったらいいのに」と思ったとき、私はそれが自分の手で変えられるようになりたいと思ってきました。
でも、なんの実績もなく、なにももっていない一個人がどれだけ主張をしても、世界を変えるのは困難でしょう。
でも、これがGoogleやアリババ、Amazonだったら、、、?
企業として世界を変えることができるようになります。


「よりよくしたい」

それが私は企業の原動力であり、創業者たちが起業した理由でもあると思っています。
昨日より今日、今日より明日より良くするために、本当になにもない、ないないづくしの世界で一つずつ何かを積み上げていく。
そうして利益を生むことは、会社をやる責任であり、社会への貢献であると私は信じています。

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