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シリーズ① クイック顔面輪郭手術について

クイック顔面輪郭手術について、個人的な意見を申し上げます。顔面輪郭手術に関心を持つ人が増え、実際に顔面輪郭手術を受けられる方も増えてきました。再手術を希望し当院を訪れる方々を見ると、残念な気持ちでいっぱいになります。大部分は骨がくっつかなかったり、手術の効果が感じられないケース等々、理由も様々です。

クイック顔面輪郭手術はよく使用されている手術方法です。実際に沢山の患者たちがクイック顔面輪郭手術に関する質問をしていきます。クイック顔面輪郭手術を行う事は可能なのか、どのくらいの手術効果があるのかについてです。

顔面輪郭整形

今から私の意見を申し上げていきます。
まず、クイック顔面輪郭手術は医学用語ではありません。ある特殊な手術方法を指しているのでは無く、時間を短縮させるという意味から“クイック”という単語が付けられたのです。恐らく手術時間や回復が早いという意味でつけられたのだと思います。

代表的なクイック顔面輪郭手術の中の一つである、クイック頬骨縮小術で例を出してみます。“クイック顔面輪郭手術をする” この場合、大抵は”非固定”を意味します。固定をしない。または固定をしなくてもいい状態にするという事です。この場合、骨切りをしない場合や、骨切り後に固定をしない場合に分けられます。

それでは、まず骨切りをしない状況についてご説明させて頂きます。
骨切りをせずに頬骨を内側に入れる??= 頬骨を削る方法を使用します。
このような場合、骨の厚さによって削ることのできる量に違いがあるので、
骨に厚みがあるのであれば、骨を沢山削ることが可能です。

ですが、頬骨が出ている方々でも、大部分は骨が厚くありません。骨の位置が前に突出しているだけであって、骨が分厚いというわけでは無いのです。このような場合、非骨切り法で過度に手術を行えば、骨が薄くなってしまい、骨が砕けたり無くなってしまう事があります。従って、骨を削る方法を使って頬骨を改善するには限界があるのです。手術をしても効果が現れないといった事態に陥る可能性がある為、効果的な手術の為には骨切りが必要になってくるのです。

また、骨を削る手術を行う際は、広範囲での剥離を余儀なくされます。このような広範囲の剥離は、剥離を最小限に抑えなければならないという概念とは裏腹に、骨と脂肪が分離される範囲が広くなる為、頬が弛んでしまう可能性が高くなってしまいます。

説明が長くなってしまいました。
2番目の”骨切りをして、固定をしない場合”については、次回の投稿でご説明させて頂きます。(骨切り後に固定しない方法は、実際にはあってはならない方法です)

クイック顔面輪郭手術は、早く仕上がると言います。だとすれば、果たしてどれくらい早いのでしょうか?いくつかの手術過程を省略すれば、当然時間を短縮する事が出来ます。

毎度強調してお伝えさせて頂きますが、輪郭手術の場合、精巧で正確な手術を行う事がとても大切です。また、副作用を起こさずに満足の行く効果を得る必要があります。速度が重要なのではなく、過程が重要だという点を忘れないで下さい。

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