短い夏の楽しみ

　昨日、「早く来い、短い夏」と書いたら、さっそく暑いヤツがやってきた。

　夏だ。
　真夏日になったと感じたが、最高気温は寸止めの29℃だった。充分暑かったけれど。北海道人は暑さに弱い。
　弱いけれど、楽しまなくてはすぐ秋になる。８月の旧盆を過ぎればトンボの大群が飛び交い出すので、夏は短い。１ヵ月、せいぜい５週間というところだろう。　

　出掛けたついでに、帰り道、少し遠回りをして「藤月」に寄り、ソフトクリームを食べてきた。

　ここのソフトクリームは、格別においしい。ワタクシは、札幌市内近郊のソフトクリームの中では、イチオシだ。

藤月／札幌市／40年続くコーヒーソフトの名店！季節問わずに食べたくなる人気の理由とは？

　斬新さは全くない。ラーメンだったら「昔風」というところか。まろやかな甘みで小学生の頃に食べたソフトクリームのようだ。

　実は、コストパフォーマンスが大変よろしい。
　このモナカコーンは200円、税込みだ。ワッフルコーンでも250円。もちろん税込み。
　聞いた話だと、近所の小中学生がたくさんやってくるから、ずっとお値段据え置きなのだとか。オーナーのやさしさと努力が垣間見られる話だ。事実、夕方５時半頃に寄ったのだが、下校途中の中学生が何人もいた。

　ワタクシは、本来はソフトクリームマニアで、夏の気配がしだして秋の暑い日までは、ソフトクリームを食べ歩いていた。しかし、化学物質過敏症と食との関係は深い。そもそも軽症ではあるが、もう少しスパッと体調を上向きにしたいがために、この春から色々制限を設けて食べている。乳製品もそのひとつだ。

　ただし、我慢しすぎると心が荒むので、少し自分に甘くしている。と、誰に向かっての言い訳か。

　今年一回目のソフトクリームはおいしかった。このシーズンは、何度食べることになるのか。心が荒まない程度にしよう。