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5月の振り返り

なんと2024年の折り返しの月、6月が来てしまいました。早い!
5月をスケジュール帳を眺めていると、今月もなかなか色々とやったなーと思ったので、さっそく振り返ってみたいと思います。
いつもの通り、超個人的な振り返りとなりますので悪しからず……


全体的な振り返り

5月は大きく2つに分かれている感じで、前半(といっても最初の1週間強)は美術館の監視員のバイトに勤しみ、その後美術館が展示替え期間に入ったため休館となり、その間に製作に従事した形になりました。
と言いつつ、4月と5月でなかなか出かけられなかったのを埋め合わせするように、お出掛けも結構しました。

それと同時に、自分を見直す機会もあり、大変重要な気付きを得られたのも大きな出来事でした。
自分は近視眼的に物事を見る傾向にあり、それが自分の活動についても当てはまり、毎月ここで振り返りをしてはいるものの、振り返りから考えることは近い未来のことばかり。
それはそれでいいと思いつつも、やはりどうしても自分がどうありたいかまでは考えが及ばないこともあったので、本当に良い機会となりました。

展覧会に行きまくる

美術館の監視員をしていると、自分も美術館に行きたくなり、でもなかなか時間が取れず。ということで、お休みの期間は自分でもびっくりなハイペースで展覧会に行きました。
行ったところは以下の通り(リンク先でnote記事へ)。一部、展覧会ではないけれども、文化的施設ということで入れています。

5/9   京都国立博物館「雪舟伝説」
5/14 神戸市立博物館「Colorful Japan」&felissimo chocolate museum
5/15 聴竹居
5/16 国立近代美術館「没後100年富岡鉄斎」
5/18 アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」
5/24 市立伊丹ミュージアム「IMAGINARIUM」

自分でもちょっとびっくりなくらい行きましたね……

その中でも心に残ったのは「雪舟伝説」「没後100年富岡鉄斎」「IMAGINARIUM」です。
雪舟も富岡鉄斎も、正直なところ、今まで一度たりとも興味を持ったことがない分野でした。でもひょんなきっかけで、ちょっと面白そうだな…と思って行ってみたら、新しい発見がいっぱいだし、大変に刺激を受けました。
雪舟の巻物に描かれた風景画からは巻物の面白さを実感をもって学べたし、鉄斎のどう事物をとらえ絵にしていくかというプロセスからは製作の自由さを学んだ気がします。

少しそれますが、製作の自由さという意味では、東京文学フリマに行ったのも大きな刺激になりました。
絵本作家を目指していた自分としては、やはり商業出版を目指しているところがあります。でも文学フリマに行ってみて、商業出版にはない表現の自由を強く感じました。
本当に皆さんがのびのびと自分の好きなことを目いっぱい表現しているのは、見ていて本当に楽しかったです。
年始に京都文学フリマにも行っていて、その時も自由さを感じてはいたのですが、やはり規模が大きいとより多様性がある分、「なんでもいいんだ!」感が強かったです。

そんな体験をした後に敬愛するjunaidaさんの「IMAGINARIUM」展。
言わずと知れた超人気アーティストで、ばりばり商業出版されている方ですが、そこでも自由を感じました。junaidaさんが好きだ!と思うことをとことん突き詰められているように思えたのです。
もちろん商業出版なので文学フリマの大半の方のように、100%junaidaさんの意思だけではないと思います。
でも本人の好きを感じる作品を見ていると、やはり「好き」が原動力になっている作品は、とても強い存在感を発するんだなということをつくづく感じたのでした。

コーチングを受ける

展覧会が文学フリマを通して、色々と気付きがあった月だったのですが、もう一つ大きな出来事がありました。
それは「コーチング」というものを受けたことです。

なんと友人が「コーチングの資格を取るのにコーチングセッションをしないといけないから、モニターとして受けてくれないかな?」と言ってくれたのです。
その友人は素敵な子であるのはもちろんのこと、知的で分析能力にも優れていて、一目も二目も置いている子。色々と行き詰りを感じていたところだったので、その子にコンサルティングしてもらえないだろうか、でも超絶忙しいからせめてその子の知っている人でコンサルティングしている人を紹介してもらえないだろうか、と真剣に思っていたところだったのです。
そんなところへこのオファー。二つ返事で「お願いします!」とお願いしたのでした。

第1回目のコーチングがゴールデンウィーク明けのこと。
想像していた通り、的確に質問やコメントを入れてくれて、自分の思考の整理になりました。

私の悩みというのは、お金の心配のあまり、なんとか収入を得られないかと躍起になってしまう。収入を得るのも絵関連で収入を得たいので、色々試してはみるものの、どれもうまくいかない。絵で食べていくためにSNSで発信していかないといけないのも分かるが、こちらもうまくいかない。
とざっとこんなところ。

何回かに分けてコーチングをしてもらったところ、自分の中で出した結論としては、

  • 現状はお金の心配のあまり、浮足立って自分のやりたいことを見失っている

  • しかしお金の心配は、実際問題というよりも漠然とした不安。まずは現実を見て、本当に金銭的な危機があるのであれば、漠然とした不安から現実的な問題に変える

  • 製作に関しては、とにかくやりたいことのみをやる。それがお金になる/ならないについてはまずは置いておく

  • SNSについても、いいねやフォロワー数を増やすのではなく、好きで描いたものを発信する場とする(noteのように気楽に発信するのが自分に合ってる!)

といったところ。
まずお金の問題について早急に調べて、とりあえずまったくの無収入であっても今から2年は問題ないことを確認。
ひとまずほっ…これで時々、突発的に起きる「どうしよう!?」となって情報商材を買ってしまいそうになる病はなりを潜めそうです。でもお菓子を買うのは我慢しようと思いました(ダイエットも兼ねて!)

展覧会の項で書いた通り、「好き」がどんなに大切かも改めて実感したところだったので、それを自分に置き換えることができたのが大きな収穫でした。
またコーチングを通して、現代の作家さんたちを見ていないことに気付いたので、他の作家さんたちのインタビューが発信などを読み、どんな風に活動されているのかを見たのも勉強になりました。

「好きなことをやろう」という、会社を辞めた時に思っていた、ある意味原点に立ち戻ることができたコーチングでした。
まだ立ち戻ったところなので、これからは深めていきたいです。

その他製作のことなど

出かけてばかりではあるものの、製作も行っていました。
主に、先月から続く北海道旅行記と絵本。
北海道旅行記は9月の大阪文学フリマに出すためで、今のところ5日間のうち2日目が終わったところ。なかなか思うように進捗が出ないのは、張り切り過ぎて絵が細かいから…
一例で言うとこんな感じ。

これ、そんなメインのものじゃないんですよ。なのにめちゃくちゃ細かく描いてしまうーー
楽しいからいいんですが。

絵本の方は下描きまで描いたところで、絵本の学校の先生より、もう少し紙の使い方に工夫があってもいいのでは?とアドバイスをいただき、下描き第2弾を考えているところです。
個人的には大好きな物語になりつつあるので、仕上げていくのがとても楽しいです。

作品といえば、ホテルグランドニッコー東京台場でのグループ展も始まりました。

《藤娘》を額装して出展しています。

(撮影時にはガラスを外しましたが、実際にはガラスが入った額装になっています)

もしここまでお読みいただいている方で、近くにいらっしゃることがあれば是非ご覧いただけると嬉しいです。と、どさくさに紛れて宣伝してみる。

製作に関連して、最後の最後に(つまり昨日)、各種SNSを始めてみました。
Instagramは元々やっていましたが、X、Bluesky、Threadsのアカウントを作ってみました。
そして1日1絵投稿しようと思って、でもテーマを毎日考えるのは挫折しそう…ということで誕生日花をテーマにすることにしました。
あまり気負わず、気楽にをモットーに…
せっかくなのでリンクを貼っておきます。と、どさくさに紛れて宣伝パート2。
因みにXとBlueskyは内容が一緒です。

https://twitter.com/erinasanuma


ふー5月も色々あったなー…
長文になってしまいましたが、個人的な振り返りの割には宣伝も混ぜ込む記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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