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箱根アートの旅:2日目

週末を使った箱根旅行2日目に行った美術館です。

普段の自分ではありえない早起きをして、朝風呂入ったり、富士屋ホテルのちょっとしたミュージアムに行ったり、お土産買ったりと朝からアクティブな我々。

9時前にチェックアウトしてまず一か所目、岡田美術館に行ったのでした。

岡田美術館

5階建ての大規模な美術館。
ただ注意しないといけないのが、入口のところで携帯・飲食物をロッカーに預けなければならないこと。
飲食物は分かるけれども、携帯までというのがなかなかなくてびっくりしました。因みに、入るときには空港みたいな荷物検査があったので、結構な厳重具合。
現代人、携帯ないとちょっと心もとなく感じました…

また、なっかなかの入館料でして、一般・大学生は2800円します。
正直なところ、よっぽどお目当ての作品がないと、この金額は少し厳しいかな…と思いました。

展示物は東洋がメインですが幅広く、中国の青銅器・陶器、韓国の陶器、日本の土器、陶磁・ガラス、日本の絵画(屛風絵、浮世絵、近代日本画など)などなどありました。

絵画好きとしては酒井抱一や鈴木其一、時代が下って菱田春草や速水御舟の素敵な作品が多かったのは見ごたえありました。
伊藤若冲の作品もありましたし、個人的に狩野派の基礎を築いた狩野元信(永徳のおじいちゃんでもある)の屛風があったのには驚きました。

星の王子さまミュージアム

お昼をはさんでやってきたのが「星の王子さまミュージアム」。
岡田美術館からのふり幅よ…

規模は小さいながらも、フランスの街の一角を再現していてめちゃくちゃ可愛かったです。
丁度バラも咲いていて、星の王子さまの雰囲気にもぴったりでした。

外観は可愛らしいフォトジェニックな感じなのですが、展示はなかなかの硬派。
サンテグジュペリの生涯が、写真や再現などを使ってしっかりと紹介されていました。
お恥ずかしながら、サンテグジュペリのことは飛行機乗りで、偵察に行ったっきり帰って来なかったということくらいしか知らなかったので、ほぼすべてのことが「ほー-!」という感じでした。

一度しっかり、サンテグジュペリの伝記を読んでみたいと思います。

箱根ラリック美術館

最後は箱根ラリック美術館。
外観からは大きな美術館に見えるけれども、実際はカフェやショップが立派なので、美術館自体は結構こじんまりしています。
が、どこぞの高級ホテルか!?というくらいきれいで、ルネ・ラリックの美意識を体現したような美術館でした。

インテリア装飾、ジュエリー、香水瓶とジャンルのバラエティも豊かで、一つ一つの作品は小さいものの見ごたえがありました。
先ほど美術館がきれいでと書きましたが、照明器具まで素敵で、美術館全体でひとつの世界観が作られているようでした。

展示室を抜けると、ガラス張りでお庭が見れるスペースに来るのですが、お庭がまた素敵なのです!

そのまんまモネの絵!!!
庭に入ることはできず、ガラス越しなのが残念な気はしますが、人が入るとお手入れが大変になるのでしょう…

こうしてしっとりとした気分で、箱根アートの旅は幕を閉じたのでした。



今回は初めての美術館ばかりだったので、欲張って詰め込み過ぎたきらいが。なので、今度は日帰りででも、1つ2つにしぼってゆっくり見に行きたいなと思います。
と言いつつ、今の季節、どこもバラが咲き、緑も深まって、本当に良い季節に行ったなーとかなり満足な週末でした!!!


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