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本場の讃岐うどんを食べてぶったまげた話

意識にはあまりないのだが、食い物に関心を持つようになってから好物の一つには常にうどんがあった。

愛知の片田舎の町にもうどん屋はそれなりにあったし、通常店・セルフの店・量が多い店などバリエーションもそこそこあり、大学生になって車の免許を取ってからは行動範囲も広がったので、近隣のお店は大体食べ尽くしていた。

どの店もそれなりに美味しくうどんなのでそれなりにリーズナブルな値段の店ばかりだった。それでもお店の値段の格差はあり、懐が温かいときはちょっと高級店、寂しいときはセルフの店など一応は使い分けていた。

それらの中で自分的に1番気に入っていたお店は実家から徒歩数分の「讃岐うどん」を看板にした店だった。価格帯的にはちょっと上の店の分類に入っていた。そのお店の汁が凄く自分の好みで、自分で再現しようと出汁の素材やら醤油やら色々自宅でも試していた。自分的にはそれなりに美味く出来るようになったし、今でもちょくちょく自宅で汁は作っている。

そんなうどん好きな自分だが、出張で初めて香川県に降り立った。そこで「本場の讃岐うどん」を食べて衝撃を受けた。

「めっちゃ美味いやんけ(錯乱により西のエセ方言が)」

いや、麺も普段自分が食べていた「うどん」とは別物の店が多いし、そもそも麺に醤油かけただけでなんでこんなに美味いの?という感想が最初。しかも馬鹿みたいに値段が安い。

高松市内に入ってかけうどん系を食べても感想は変わらず。むしろ「麺も上手いが出汁も美味い!」「しかも天麩羅安っ!」という感じになって、脳みそ内は旨さに白旗状態。しかも(今の所)個性はあれど、不味い店には当たったことがない。

商店街のその辺にあるセルフうどん店でも結構美味しく、しかもかけうどん一杯の値段はちょっと高めのコーヒーチェーンと同じか安いぐらい。そりゃー午後三時とかに店に行くとお年寄りの方がスポーツ新聞片手にかけうどんすすってるのも納得。ちょっとしたカルチャーショック。

まだまだ出張に行く機会はたっぷりありそうなので、頑張って食べ歩きしつつお土産でうどんを(これもいろんなお店から出ていて悩む)買おうと思う。讃岐うどん万歳!いや、他のうどんも好きだけどね。

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