うつ病になった原因と、治療について

久々の投稿になってしまい、申し訳ありません。とはいえ何人の方が見てくださっているかも分からないので、なんとも言えませんが(笑)

「うつ病だから」は、何かを出来なかった理由にしたくないのです。何もかもを病気のせいにしたくない。それを逃げ道にしてしまうと、私はきっと何もかもに同じ理由をつけてしまうので。そんな前置きをしておいてなんですが、更新しなかったのは単純に気が向かなかったからです。こんな亀更新で申し訳ありませんが、今日はタイトル通りの事をお話できればと思います。

●うつ病になった原因

これに関しては大きく分けて三つの原因がありました。

・過労によるストレス

・長年家庭環境に感じていたストレスの蓄積

・ジェンダーの問題に関するストレス

以上が、うつ病を発症したと考えられる原因です。そもそも私は今まで心療内科にかかった経験が無く、今回初めて行った時に「重度のうつ病」と診断されました。その為、いつからこの病気を抱えていたのかは定かではありません。しかし、大きな環境の変化や直近のショックな出来事など様々なことがきっかけとなってうつ病を発症、または重症化してようやく病院へ…といったケースは少なくないようです。

・「過労によるストレス」について

→私は2020年6月から、ある会社へ正社員として勤め始めました。特殊な業種でしたので(サブロク協定を結んでいるので労基などには引っ掛かりません)、昼の13時頃から深夜2時頃まで働いてタクシーで帰り、朝の10時までには起きていました。

休みはしっかりあったのですが、慣れない仕事を手取り足取り教えてくれるようなところではないので体で覚えていくしかありませんでした。休みの日には仕事の日に取ったメモをまとめ、見やすい自分専用のマニュアルを作って勉強していました。やり甲斐もありましたし、有難いことに職場には優しい方が沢山いらっしゃいました。しかし突然、うつの症状は現れたのです。私は2ヶ月の休職を経て、就労不可能と判断され退職しました。今でも会社の方には、申し訳なく思っています。

・「長年家庭環境に感じていたストレスの蓄積」について

家族の事は別記事で改めて詳細にお話致しますが、我が家は再婚家庭です。私が高校1年生になる年に、母が今の養父と再婚しました。養父と出会ったのは小学校4年生頃でしたが、当初優しかった養父は私が中学生になるにつれ過剰に手を上げたり怒鳴りつけたりするようになりました。私が自分の意見を言うことを決して許さず、私という人間の全てを否定してかかりました。高校生になるまで、つまり籍を入れるまでは今まで会えていた実父と会うことはおろか、連絡をとることすら禁止されました。母はそれを見ても「あなたのことを本当に愛しているから」「根は悪い人じゃないの」としか言いませんでした。進路もほとんど決められ、勉強に運動など何を頑張っても、養父は自分の自慢話を盾に私の努力やそれに伴ってきた結果を否定し踏みにじりました。

今でもそれは変わっていません。流石に手は上げなくなったものの、実家へ帰る度に言葉のナイフでズタズタにされています。大学へ入っても、卒業しても、就職しても、きっとこれは養父が死ぬまでずっと続きます。時々来るLINEの通知を見ることすらストレスになってしまいます。今の私の状況を知れば、きっと養父は私を実家に閉じ込めて毎日否定を続けるでしょう。そんな事では治るものも治らないので、私は養父と母親に現状を知らせていません。

・「ジェンダーの問題に関するストレス」について

まず私は、生物学上の性別は女性です。戸籍も女性になっています。ですが、性自認をはっきりと分けたくないという思いが小学生の頃から芽生えるようになりました。現在もそうです。型に当てはめる言い方をするのであれば所謂「Xジェンダー」「クエスチョニング」となるのでしょうが、そのような言葉も自分に当てはめたくはないのです。私は私、一人の人間で生命体です。それ以上の情報は、必要無いと考えています。

恋愛対象は、今のところ女性です。男性とも女性ともお付き合いした事がありますが、男性とお付き合いしている時はどうしても違和感や嫌悪感を拭えず、これはLoveではなくLikeなのだと気付かされました。何故「今のところ」と述べたのかといいますと、これから先何が起こるかは誰にも分からないからです。

着たいものを着たい時に着るので、男物の服で身を固める時もあれば女物の服の時もあります。はたまた、中性的な格好をする事もあります。私は短髪なので、それにさえ似合って気分に合う服装ならばなんでも良いのです。

こんな私ですから……女らしく、男らしく。女の子ならこう、男の子ならこう。といった考えが苦手です。それを強要されるなど以ての外、ストレスにしかなりません。例えば、化粧。働いている時は化粧をする。これは女性の中にかなり高確率ではたらく「暗黙のルール」ではないでしょうか。私はそれに苦しめられました。気分でもないのに化粧をして、女性らしい服装をして、彼氏がいるいないだのと聞かれて…どこで働いてもそうでした。LGBTQに対してどうこうなどということではなく、好きにさせて欲しかった。そういった環境がなかった。親すらも「女の子らしくしなさい」と言ってきて、「結婚願望は?」と聞いてくる職場の方もいた。それがとてつもなく、窮屈でした。

長くなりましたが、以上がうつ病の原因になったと思われる、私の抱えている主なストレスの一部です。何かの参考になれば、幸いです。

●うつ病の治療について

うつ病の治療はまず「薬物療法」から入ります。私の場合は不眠、中途覚醒の症状があったので、睡眠導入剤。そして不安症状を軽減させるための安定剤。さらに、抗うつ薬。抗うつ薬は通常、少ない容量から2週間ほど試していき、副作用が少なければ容量を増やしていくといった処方の形になります。

抗うつ薬は人によって合う、合わないがあり、効き目も変わりやすいようなので、注意が必要です。私は「イフェクサー」という抗うつ薬を服用していますが、処方された当初は吐き気や倦怠感が酷かったです。(睡眠導入剤にも少し似た特徴があります)

心療内科の先生曰く、うつ病の症状が改善されるまでには、短くても半年かかると言われているそうです。1年、2年、3年…更に何年かかかる方もいらっしゃるのですが、そのほとんどが「症状が軽くなり始めた際に無理をしすぎて、再発してしまう」というケースだそうです。

私は現在、この薬物療法を約4ヶ月半続けています。症状は良くなったかと思えば悪くなったりと、不規則な波の繰り返しです。うつ病は「心」ではなく「脳」の病気ですので、気長に付き合っていこうと思います。

まだ治療中の身なのでこの程度の事しか書けませんが、何か質問があればお気軽にどうぞ。気になること、書いて欲しいことも募集しております。

長くなりましたが、今日はこの辺で失礼致します。

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