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家庭教育実践記 ワークやろうよ

家庭教育推進者による家庭教育実践記です。経緯はこちら

1.子どもの今

5歳の息子はまだ小学校に入っていません。習い事も短期のプールだけで、他はしていません。来年小学生ということもあり、字を書く練習しておいた方がいいねということで、仮面ライダーのひらがなワークが買ってありました。しかし、体を動かすことが好きな息子は、ワークをやりたがりません。

自分の名前は今までもある程度書くことはできるようになってきたのですが、他の字はなかなか難しいんですよね。特に「は」とか「ま」とかの、くるんと回る最後の部分が難しいらしく、異様にまるが大きくなったり、小さくなったりします。

2.親の姿を見せる作戦

まずは何気なしに声をかけてみました。保育園から帰ってご飯ができるまでの間、いつものEテレの合間に

私「ねえねえ、パパさ、ひらがなの勉強しようと思うんだけど、一緒にやる?」
5歳の息子(以下子)「やらなーい」
内心ですよね・・・と思いながらも、まずは親がやっている姿を見せることが大切なので、普通に私はひらがなの練習を始めました(純粋に自分の字がきたないので真剣に取り組んでいます笑)。
「やった。上手にできた!」「うーんなかなかきれいにかけた」とわざとらしく声をあげながら、「ねえねえどう思う?」と息子に聞いても無視笑。第一弾の作戦は失敗に終わりました。

3.追加ご褒美作戦

とりあえずご飯を食べました。以前の記事書いたように、一緒に最後まで横にいれば、座って食べるようになったのでとりあえず保育園の話をしながらご飯を食べました。そして食べ終わった後、次の作戦です。我が家ではご飯を食べた後、かき氷のデザートが最近の流行です(私が全員分つくるんですけどね笑)。また、その時息子はテレビで紹介されたパイをつくりたいと言っていました。

子「パパ―、かき氷とおやつほしい」
私「つくるのはいいけどさ、昨日やりたいことがいっぱいあって、じかんなくなっちゃったじゃん。だから、かき氷とおやつとテレビとパイの中でまずは2つだけにしておこう。でも、お勉強したらもう一個やってもいいよ」
子「??」
私「お勉強したらできることが増えるよ。しなかったら2つだけ」
子「じゃあ、テレビとかき氷にする!」

またしても失敗しました。まあ、そうなるわなと思いつつも、テレビを見ててくれるとその間に、皿洗いや片付けもできるからこちらも内心助かるんですよねと思う私。私が変わらねばいかんのか笑。

4.奇跡は突然やってきた

かき氷もテレビも一通り終わった後、
子「パパ、僕なにすればいいの?」ちゃんと2つしかできないということを覚えていました。すごいぞ息子よ。
私「おもちゃで遊んだり、本を読んだり、お勉強したりすればいいよ」
子「じゃあパパ―、戦いごっこしよう!」
きました。息子大好き戦いごっこ。ここでチャンスと思った私はねじこんでみました。
私「ちょっとだけ一緒にお勉強をしない?そしたら戦いごっこやろう!」
子「わかったー」

え!!!???そんなあっさりと?いいの?
と、こちらが焦ったほど、意外とスムーズにいけちゃいました。

私「どこまでやる?」
子「じゃあ け、よ、は の3つ」
私「(あとひとつやれば全部終わるのに・・・と思いつつも)OK。じゃあ、パパも一緒にお勉強するね」
なかなかうまく書けませんが、慣れだと思い全部大きな〇をつけました。もちろん息子が書いている横で、私も必死にきれいに書く練習。息子は私に興味持たない感じでしたが、一緒になるのが大切だと思いやりました。

子「できた!」
私「すごい!あとひとつだけど、どうする?」
子「じゃあやる」
私「お!がんばるね!えらい!」

やり始めると、意外とやるものです。「作業興奮」ということらしいです。なんならそのあと、一番下の補充の練習みたいなところもやりました。

5.振り返り

今回は、2回失敗しましたが、とりあえるできた感じでした。勉強してくれるとこちらも思いっきり一緒に遊ぶことができます。親の心理面でもみんなハッピーです。

できた要因をいうなら、かるーい感じでちょっとやっとく?と聞くことです。そして、子どもがやれる部分を決める。やり始めたら調子がでてくるので、こちらが提案してもよいかなと思います。

また、「勉強したから前よりも字が上手になったね」「勉強やったからたたかいごっこができたね!」と、勉強するといいことあるぞ!よくなるぞ!ということを刷り込むこともやりました。「行動の強化」というらしいです。

次の日もできるかどうかは分かりません。しかし、今日の積み重ねが明日につながると信じ、できることをひとつずつやっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

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