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おうち教育実践記 ポケモン図鑑

ポケモン図鑑に教育的価値を

我が家にポケモンスカーレットが来て、早2ヶ月。長男はストーリーをとりあえずクリアをして飽きたご様子。ただ、おばあちゃんに買ってもらったポケモン図鑑は何度も見返して、ポケモンのアニメを見ながら、学習しています笑。あ、リアルの図鑑です。ゲーム上のものではなく、本になっているものです。

親なら一度は思ったことがあるセリフをここで。

「その熱を少しでもいいから勉強にも向けてほしいな!!」

ええ。そうなんですけれども、ポケモン図鑑でも割と勉強につながっているんです。前回の人生ゲーム、ポケモンボードゲーム、マクドナルドに引き続き、興味のあるものに教育的価値を見いだすシリーズの第4弾です(だれも覚えちゃいないよっていう声は無視します笑)。


① 「次何のポケモン出せばいいかな?」

図鑑と言えば、まず思いつくのが索引。


辞書引きは確か4年生(違っていたらごめんなさい)で勉強しますが、実際には探す練習の時間は1時間しかとれません(たぶん)。

ですが、道具とは使い方を覚えるだけでは不十分です。分かるとできるは明確に違います。

キャベツの千切りの仕方を知ったからといって、一発でできるようになんてなりませんよね。数回練習すると使い方は覚えるかも知れませんが、「使える」というレベルにはほど遠いです。

今時、紙の辞書なんて使わないし、ググればええやん。

そうかもしれませんが、ググるよりも電子辞書。電子辞書よりも紙の辞書の方が、記憶に残りやすいそうです。

なにより「何かに役に立つ」勉強しか意味がないのなら、学校教育で学ぶ多くのことは意味がないと思っています(個人的な意見です笑)。

私は何を学ぶかよりも、学ぶ過程で身につく「他者とともに学ぶ力」「諦めない力」「論理的思考力」「学びを調整する力」などが学校教育では大切だと考えています。

だから正直、役に立つか立たないか、今後使うか使わないか、なんて別に関係ないとすら思っています。何でもいいから辞書引きでもいいじゃんっていう発想です。

話が逸れました。辞書を引くというのは、やればやるほど早く正確になりますし、早くなれば調べることに抵抗がなくなります。つまり、努力と成果が結びつきやすく、子どもがとっつきやすいということです。

具体的には見知らぬポケモンが出たときに子どもに聞くのです。

「このポケモンのタイプ知らない!何出せばいいかな?」

子どもにとってこの情報は必要感があります。必要感というのは教育現場でよく意識することで、自らやりたいと思えるようになるかということにつながります。

何を出せばいいかを知るには、タイプを知って効果抜群になる技が何かを知る必要があります。そこでスマホで調べるのではなく、ポケモン図鑑を使わせるということです。

② 「パパと比べてどうかな?」

ポケモン図鑑には、タイプだけでなく、高さと重さが書かれています。ゲームのストーリーを進めるだけで考えると、全く必要ありません。

ただ興味のある情報は必要があろうとなかろうと知りたくなります。新しい情報を得るとドーパミンがでるそうです。だから芸能人の不倫の記事を見たくなるし、見たい人が多いからテレビで流れるのです。だれかのスキャンダルなんて役に立たないのに笑。

何が言いたいのかというと、子どもにとってポケモンの高さや重さを知ることも楽しい場合があるのです。

一昔前に流行った「へ~」でおなじみトリビアです。

そこで身に付けられるのが、量感です。実はこの量感、塾では身に付けられない大切な感覚なのです。

例えば、5kgと言われて何を思い浮かべますか?

お米だったり、ダンベルだったり、人によって違うと思いますがだいたいの重さはなんとなく分かるかと思います。

このなんとなく分かるというのがとても大切です。

量感があると、算数の文章題の答えで、ともやくん(仮名です)の体重を求める問題の答えが、5kgと出たときに「???」と思えるのです。

文だけ見ると、そんな人いる?って思うかもしれませんが、感覚がない人からすると分からないのです。

ともやくんの身長32mって出ても不思議に思えないのです。感覚があると、ウルトラマンか!と突っ込めそうです笑。ちなみに、長男にウルトラマンってどのくらい?と聞くと、2000mくらいと答えました笑。子どもの感覚なんてそんなもんです。

100万円をプライム市場の日本株式に投資して、1年間で130万にします。この投資、ありえるでしょうか?これも感覚です。感覚がないと分かりませんよね。

感覚があると詐欺にもひっかかりにくいです。

ポッキーが108円。さて、これは買いでしょうか。あなたはポッキーの値段感ありますか?

感覚があると節約もできます。

すみません。ふざけがすぎました。実は量感から相場感に話をすり替えました笑。

言いたいことは、だいたいこのくらいだろうという感覚がいかに大切かと言うことです。役に立つかどうかで言えば、役に立つでしょう。

ポケモンが好きな人にとって、ミュウってどれくらいの大きさ?重さ?って言われれば気になるかと思います。

リザードンとパパとくらべると、どっちが大きいのかな?って言われたらどうでしょう。なんか圧倒的にリザードンの気がしますが、意外とそんなことないんですよ。実は一緒なんです。さてさて、何mか気になってきませんか?笑

大きさはぱっと見で分かりますが、重さはパットでは分かりません。我が家はちょうどあった、ダンベルの重りで体感させました。3kgって赤ちゃんだよって言うと、「軽っ!!」っていた長男が、3kgの重りをもったとき、「重っ!!」と言いました。

ちなみにミュウは4kgで40cmです。意外と小さいなって思いました。

こんなに小さいのにとてつもなく強いし人気。見た目の大きさではなく、中身が大切なんだ。だから大人も心を磨き、器を大きくしようとなりますね。え?ならない?笑

おまけ

この2つは学習として授業が行われることでした。3つめはまあ、おまけというか微妙ですが、一応書いておきます。

ポケモンには設定が多くあります。単体で分かるものや進化で物語っているものも。実際にいる動物や現象を理解するのに役立つこともあるかもしれません。

分かりやすいのでいうと、キャタピー→トランセル→バタフリーです。幼虫、さなぎ、成虫の成長過程を知ることができます。

私がぱっと見て、見つけたものを紹介していきます。ポケモンを知らない人は読む必要はありません笑

草タイプ
フシギダネ→フシギソウ→フシギバナ。一番最初からいるポケモンですね。種がつぼみになり、花がひらく様子がわかりやすいです。

炎タイプ
ドンメル。ふんかポケモン。マグマが湧き上がって、技を使うとコブが小さくしぼむそうです。噴火すると、マグマがおとなしくなることが読み取れます。

水タイプ
ジーランス。ちょうじゅポケモン。名前からも想像できるように、シーラカンスがモデルだと思われます。1億年まえから同じ姿で、タイプはみず・いわです。うん、分かりやすい笑。

むしタイプ
キャタピーの例を出したので、割愛。

かくとうタイプ
ヤンチャム(やんちゃポケモン)→ゴロンダ(こわもてポケモン)。やんちゃするのが進化するとけんかになるそうです。ゴロンダのトレーナーになるには、ゴロンダと拳で語り合うしかないそう。学園ドラマで出てきそう。

本当は各タイプ一つずつだそうと思ったのですが、あまりよいと思っていない上に疲れるのでここでやめます笑。

とりあえず、どんなものでも教育的価値は見いだせるんだ!と思っていただけたら本望です。
優しい世界を目指して。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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