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トヨタ式をおうち教育に(勉強編)

今回はこの本にでてきたことを、おうち教育にあてはめて考える記事です。

作業の3分類

トヨタでは業務を「主作業」と「不随作業」と「ムダ・例外作業」の3つに分類するそうです。「主作業」は付加価値を生む作業。車をつくることで考えると、車を組み立てることがこれにあたります。「不随作業」は、付加価値は生まないけれど必要な作業。車をつくることで考えると、必要な部品を用意したり、不具合がないかどうか確認したりすることがこれにあたります。「ムダ・例外作業」は、ぼーっとしたり、ミスへの対応をしたりすることがこれにあてはまります。

「主作業」は付加価値を生むので、この作業の割合を大きくすることが重要になります。極論この作業時間の割合が大きくなればすべてOKです。しかし、作業時間は無限ではないので、この主作業の時間の割合を大きくするには、他の作業時間を減らすことが必要です。

「不随作業」は、付加価値を生みません。しかし、作業自体は必要なので、この作業は時間を短くすることを目指します。不随作業の時間を短くできた分、主作業の時間を増やすことができます。

「ムダ・例外作業」は、付加価値を生まないし、必要でもありません。なので、この作業はなくすことを目指します。しかし、気合や隠ぺいで一時的になくすことはのちの大問題に発展していくので、仕組化をすることでなくしていきます。目指すはこの作業時間が0です。

おうち教育(勉強)にあてはめると

まず「主作業」。これは、付加価値を生むものです。勉強ですと、問題を解いたり、新しい知識を身に付けたりすることです。どの問題を解くとよいか、どう勉強していけばよいかということに関しては、非常に多くの本が出されているので、そちらも参考にしていただけるとよいかなと思います。塾が強い分野でもあります。

不随作業

次に「不随作業」。これは、付加価値を生まないけれど、主作業に必要な作業です。勉強ですと、教科書・ノートを出したり、筆記用具を出すことです。この不随作業は、最短を目指します。

まず、教科書・ノートを出すこと。勉強する場所と教科書・ノートの位置関係に着目します。ここが遠いと当然時間がかかります。また、扉をあける、しゃがむ、もどるなど行う工程が多い場合は心理的にも「めんどくさい」と感じやすいです。なので、なるべく勉強する場所のそばに、教科書やノートを保管するようにしましょう。

次に、筆記用具をだすことです。「こんなささいなこと・・・」と思うかもしれませんが、最短を目指すにはここも短くできそうです。一番のベストは、勉強する場所にさっと取れる状態であることです。わざわざ筆箱をもってきて、チャックをあけて、鉛筆を探して・・・ってやるだけでも、1分かかります。「やっぱやーめた」と思うのに、1分は十分すぎる時間ですよね。教科書と違って、筆記用具は複数準備できます。

「ムダ・例外作業」

最後に「ムダ・例外作業」。勉強で考えると、ぼーっとしたり、他ごとをしたりすることです。上で述べた通り、この作業はなくすことが目標ですが、気合や隠ぺいではだめです。仕組化でなくします。

まず、ぼーっとすることに関しては、なぜぼーっとするかによります。眠いのか、不安ごとがあるのか、なんとなくなのか。シンプルなのは、そのぼーっとする原因をもとから絶つようにします。眠いなら睡眠時間を確保できるように考える。不安ごとがあるならその不安ごとをなくすために今できることを考えるです。

ただ、いちばんやっかいなのは、なんとなくです。理由がないので、対処しようがありません。考えられるのは、ぼーっとする暇がないようにすることです。時間制限をつくる、立って勉強する、だれかと勉強について会話しながらするなどです。何がヒットするかはわかりませんので、いろいろと試してください。

次に他ごとをしないことです。これは道具をさけることで解決します。スマホをいじるならスマホを置かない。漫画を読むなら漫画の保管場所を変える。おうちの関係で、どうしても難しい場合には、視界に入らないように座る位置や向きを変えるだけでも効果はあります。

まとめ

今回はトヨタ式の作業分けを勉強に当てはめてみました。主作業の割合を大きくする。これは勉強だけでなく、さまざまな分野で応用できそうです。ぜひいろんな分野で活用したいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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