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どのように学ぶと良いのだろうか?

安斎さんが先日紹介されていた記事について読んでみて、いろんな問いが生まれたのでシェアしたいと思います。

どんな内容か、引用&中略しながらご紹介。

5歳のお子さんが「『逆上がり』をやってみたい!できるようになるまで帰らない!」と言っていた。

公園で遊んでいた他の子どもたちが、懸命に逆上がりに挑戦する娘の周りに次々と集まってきて、それぞれの立場からアドバイスし始めたのです。

その日は「あと少し」のところまで上達。なんとその2日後には、初めて「逆上がり」に成功したのです。最初のうちは安定しませんでしたが、その後も練習を続けて、1ヶ月以内には完全習得。

組織に“できたてホヤホヤの暗黙知”をシェアする仕組みをどうつくるか?子どもの「逆上がり」習得過程を見て気づいたこと

まず、本筋とは関係ないのですが、遊んでいた子たちが懸命さに集まって教えるという姿勢がなんともやさしい。。

自分はできるだろうか?と問うと友人であっても、躊躇してしまうかも。と思いました。

脱線しましたが、この出来事からどのようなことを感じ取られたのかは、下記のように記されています。

このプロセスを見ながら私が感じたのは、綺麗に整理された形式知を持つエキスパートではなく、「できたてホヤホヤの暗黙知」を持つ「ちょっと先を行く他者」の方が、ZPDにおける学習支援や組織のナレッジマネジメントを活性化するのではないか

組織に“できたてホヤホヤの暗黙知”をシェアする仕組みをどうつくるか?子どもの「逆上がり」習得過程を見て気づいたこと

たしかに、エキスパートであったとしても関係性などによっては、教えられる関係として定着しないことはありえるかもしれません。

教えてもらうか、共に学ぶか?

それよりも、同じ年代でともに試行錯誤するなかで、自らも気づいていく過程は逆上がりができたということよりも大きいかもしれません。

ただ、やはりエキスパートは必要です。

適切なレベルの暗黙知を持った人との交流があることも重要です。娘の「逆上がり」の場合には、たまたま1歳年上の逆上がりができる子が実演をしてくれたことで、「未来の発達のポテンシャル」が刺激されました。しかし、もしその場に「逆上がりができない子たち」しかいなかったとしたら、ここまで早く「逆上がり」ができるようにはならなかったとも思います。

組織に“できたてホヤホヤの暗黙知”をシェアする仕組みをどうつくるか?子どもの「逆上がり」習得過程を見て気づいたこと

ここで私が、ポイントだと思ったのは、利害関係が全くないことです。

互いに競争するような組織内であれば、一つ上の人は自分の立場を守ろうとして、手を抜くかもしれません。

組織のなかで仲間の助け合うことを推進していくことが重要だという認識のある関係性を構築すること。

そして、今回の安斎さんのお子さんのように真剣に成し遂げたいという姿勢もすごくポイントだと思います。

教えてもらえて当然だという気持ちだと、そんなに学びは深まらないはずです。

いっぱい引用しましたが、そんなことを考えてました。

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