見出し画像

令和の就活アドバイス

私もかつて勘違いしていた口ですが、就職は「骨を埋める先を探す」「やりがいのある仕事や天職を探す」のではなく、転職や独立を見据えて、自分の身になる技能・スキルを得るために一時的に(0~5年くらい)働く、という考えでやるべきです。

もちろん、自分の身につけたい技能やスキルが分からないというかつての私みたいな人もいますから、そういう人には「とりあえず生」と同じく、とりあえず民間の大手をおすすめします。

理由は、

1.転職するときに「大手勤務」という経歴上の下駄を履ける。(転職でスタートから優位に立てる)

2.給料をはじめ、福利厚生が中小よりはマシ。(種銭を貯めやすい)

3.自分の代替がすぐに補充されるので後腐れなく辞めやすい。(自分の都合に100%合わせて辞めてもOK)

=========================

で、「とりあえず大手」で入社したら、仕事はそこそこにこなしつつ、全力で副業と投資用の種銭作りをしましょう。

なので、業種を選ぶときは「心身ともに自分が疲労を感じにくい」業種を選んで、給与の大部分を種銭作りの貯蓄、プライベートの時間の大部分を副業に充てられるものにしましょう。

要は、仕事で疲労困憊して家には寝るために帰るだけでは社畜まっしぐらですので、アフター5や休日が確保できて、憂さ晴らしのための散財をしなくて済むような仕事を選びましょう、ということです。

もちろんこれは個人差があります。

人と関わり合いになることが好きな人は営業や接客業とかでもいいかもしれませんが、私みたいな超絶人嫌いにノルマ営業とか接客とかは地獄です。

反対に外仕事が好きな人にとって、一日中数字とにらめっこするような仕事は拷問に等しいでしょう。

なので、大したストレスを感じずにこなせる仕事で、副業をするための時間的余裕があって、その条件下で給料が一番良いところを選ぶのが、令和の職業選択の基準と言えます。

まかり間違っても「やりがい」や「社会貢献」といったようなカビの生えた平成の古臭い基準で職業を選ばないことが大切です。

そういう自分のやりたいことや自己実現は、複数の収入源で余裕のある経済状態を創り上げてから取り組めばいいのであって、仕事でそれを基準にするのは、宝くじの一等当選に自分の人生を賭けるのと同じくらいのギャンブルになります。

=========================

で、就職したらの話に戻りますが、就職と同時かそれより早い段階で転職や独立に向けて動き出すことが大切です。

「就職先なんてしょせん踏み台の一つ」という前提で「腰掛け上等」「3年以内にどれだけ早く辞められるか=早く辞められる人ほど有能」という考えでいた方が精神的にも良いですし、組織内出世のために政治的な忖度やゴマすりをする必要もなくなりますので、結果として逆にいい仕事ができます。

そのためにも収入源の複数化を、仕事を覚える以上に最優先で取り組んでください。

=========================

収入源の複数化のために取り組むのは、在宅でできる副業、そして投資です。

副業としては、物販(転売)、ライティング(記事やキャッチコピー作成)、ブログアフィリ(広告収入)、プログラミングなどがありますので、自分が収益化できそうなものを試しながら選び、それを伸ばしていってください。
人によってはYoutubeや音声配信アプリでの配信なんかも、収益化につながるのであればいいと思います。

ただ、コンビニのバイトやウーバーイーツの宅配員みたいな時間的金銭的にコスパが悪くて、しかも何のスキルも身に付かない単純肉体労働は避けた方が無難です。
もちろん、急場しのぎの日銭稼ぎとしてやることは否定しませんが、急場しのぎが常態化しないように、期間を区切って最長1~2か月くらいに抑えてやってください。
惰性でズルズル現状維持の沼にハマるのが一番怖いですので。

=========================

そして投資です。

これの最大の利点は「自分が働かなくても収入が入ってくる」という点です。

種類としてメジャーなのは株式と不動産があります。

ただ、これだけで暮らしていくには巨大な元本(8000万円から1億円程度)が必要ですので、相続とかで元本を手に入れたわけではない人は、複利の力を使いながら積立で元本を増やしていくしかありません。

なので、最初期は雇われ仕事と副業と組み合わせて元本を蓄積することが重要になります。

ちなみに、ビットコインは投資ではなく投機商品です。

ビットコインをやっている人間の中には「株はよく分からないけど、ビットコインは買えば上がる」とかいうトンチンカンなことを言っている人間もいますが、株すら理解できないくせに、それ以上に投機性の高いビットコインなんてやったらあっという間にケツの毛まで抜かれてしまいます。

投資信託、なかんずくインデックス投信は不勉強な怠け者向けですが、個別株よりもロスが多いため、金(ゴールド)などと同じ資産保全用に近いと言えます。

すくなくとも、安定的な収入という点でみれば、配当金狙いの長期保有で株式を持ち、配当金を再投資して複利の力を使って積み立て購入していくのが一番確実でしょう。

=========================

なので、これらをやるのに一番適した環境は、大手民間企業となります。

公務員は副業という最大の武器を封じられてしまいますので、悪いことは言わないので絶対やめましょう。

公務員脱出用の方法も(実践しながら)開発している最中ですが、人によって大きく環境が違いますので、一般論としては以上になります。

ただ、一つだけヒントを言えば、「お金をもらうから副業禁止に引っかかる。逆にお金さえもらわなければ何をしても副業と見なされない」という抜け穴を使って、お金ではなくスキル磨きと客層の発掘のために無償労働をするということはできます。

未経験の新規参入者が案件を受注するためには、「同じ仕事を安く(タダで)請け負う」か「同じ値段で質の高いアウトプットを出すか」のどちらかしかありません。

なので、「公務員で報酬は受け取れないため、公務員を辞めるまで期間限定でタダで受注します」と言えば、未経験であっても「タダだし発注してみるか」という人間が一定数存在します。

そこで請け負った案件を自分の実績として、転職や公務員を辞めた後の副業本番で生かすことができれば、金銭的には無償労働でも「実績作り」という報酬を受け取っているという風に捉えることもできるでしょう。

=========================

最初の就活からだいぶ話が膨らみましたが、就職=雇われて働くというのは、もはやOne of themでしかなく、収入源を複数作る=命綱を複数作ることで、何があっても生きていける基盤を創ることが大切であり、就職はそのために奉仕するものであって、自分が会社に奉仕するものではないという前提で就職しましょう、というお話でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?