日本での「結婚」とはかろうじて結婚だけはまだ男女平等だが、離婚は明白に女性に有利なのである。

某スレッズでももうシンママさんはミュート推奨にしてしまった。共産趣味者も同様である。まあ、どのSNSを観察してもほぼ同じであるが、もう彼女たちは陰謀論者の集団に近い訳である。

ひたすらに自分達がいい方を取る!泣く泣くもいい方を取る形見分けみたいにガンガンとフェミニズムとか共産主義だけが得するようにしたがる訳である。

いくらでも無茶な条件を出すのは自由なんであるが、相手がそんな無茶な条件を飲むかどうかは別である。例えば一本170円のペットボトル飲料を「じゃあ今から2000円にしますね!」というのはまあ売り手の自由である。けれども、それを買う方がのほほんと2000円を出すかというとそうではないことは想定できるのではないか。

けれども、彼女たちはもう「厭離穢土欣求浄土」と唱える一向一揆の狂信者の群れのようになって男は2000円払えと言いまくっている訳である。

もちろん間違って買っちゃったら2000円を要求されるであろう。それを避けるためには最初からno thank you!と爽やかに回避するしかない訳である。

結婚についても同じである訳である。多分彼女たちは最初は勢いに任せて離婚しちゃった挙句に「簡単に職なんて見つかるはずだよ」ってタカを括っていたかもしれない。けれどもそうは甘くない訳である。離婚母の平均年収は200万円程度と低かった訳である。

政府も本来、戦死した兵隊さんの残された家族を養うために続けていた寡婦手当をもうさすがに兵隊さんもいない日本である。もらっているのも戦死した兵隊さんの家族ではない。そんなお金は全部高齢者福祉に使いましょうとなったのかどうかは知らないが、どんどん削られたというのは不幸であったのは間違いない。

それまでは働かずに楽に暮らせていた離婚母たちは収入が減ったため、どこかでその減少分を補填しなければならなくなった訳である。で、目をつけたのが養育費ということであろう。

それまでは養育費はもう子供とは縁切りになる父親が母子に贈る餞別という意味が大きかったので、養育費を払うと言っても数ヶ月がいいところだった訳である。

それを「男は養育費を払っていない」キャンペーンを張ることで大騒ぎを始めた訳である。もしかするとそれで男たちが黙って養育費を払ってくれればいいよねという軽い気持ちがあったのかもしれない。

おそらく、彼女たちの誤算は、その頃始まっていたイクメンプロジェクトではなかったかと思う。つまり離婚父たちはもっと以前は会社人間であった訳で、育児などには携わらなかった人が多かった訳である。そのため父子の間は広く、父親が子供に強い感情を抱くことなどあまりなかったのではないか。

けれども、イクメンプロジェクトで育児に携わった父親は子供に会いたい!というこれまでの父親にはあまり見られなかった反応を示した訳である。離婚母にしてみれば、父親は子育てなどには関わっていないのだからお金だけで解決したがると踏んでいたのかもしれない。

けれども、むしろ離婚しても子供の養育に関わりたいという父親の気持ちは完全に予想外だったのではないか。必死で「養育費と面会交流はバーターではない!」と主張し始めて、「父親は人間である必要はない、ただATMとして金を払い続けよ。子供の養育は母親の特権である!」と言い出した訳である。

フェミさんたちにとってさらに誤算だったのは諸外国でも離婚後共同親権の波が起こっていたということであろう。ここで問題になっていたのは国際結婚していた日本人女性が「実家に帰らせていただきます」と離婚別居した時には子供を日本に連れて帰ってきたことである。日本で離婚すれば9割は母親単独親権になる訳である。そうなると海外の父親はもう子供に会いたくても会えなかった訳である。

それはおかしいという離婚して子供も失った父親たちがその本国政府を動かし、ハーグ条約というものを結ばせた訳である。これは離婚事務は元の居住国で行うというものであった。つまり日本の離婚制度は明らかに女性に有利であり男性には不利だったのでそこで離婚事務をすることは男性差別になると多くの国では認識されているのである。

日本のフェミニストさんたちにとってはもちろんこのハーグ条約は不倶戴天の敵である。おそらく、多くのフェミニストさんたちがもうハーグ条約をぶっ潰して元の「実家に帰ります」と言って可哀想な日本人女性たちがその夫など無視して子供を日本に連れて帰り、もう元夫とは絶交状態にして養育費だけをひたすら振り込んでもらうという理想的な制度にしたいと日々努力しているはずである。

もちろん日本国内の結婚ではハーグ条約は適用されることはないのである。そういう日本で結婚する男というのはどういうものであるか。これはさまざまな議論があるであろうことは間違いない。

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