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マーダーミステリーのプレイレビュー

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自分でプレイしたマーダーミステリーについてのプレイレビューです。 1度しかプレイできないので個人的な主観であることはご了承ください。
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#withコロナ時代を楽しく

毛玉の家のレビュー:マダミスとホラーが融合した良作

マーダーミステリーとホラー、どちらも死や負の感情を取り扱っているので一見すると親和性が高…

にっしー
2年前
9

マーダーミステリーの短評(第9回)

オッドタクシー ショー・タイム オッドタクシーファンであれば作品の雰囲気をうまく再現した…

にっしー
2年前
15

コーヒーカップが割れたときのレビュー:徹底した実在感による物語体験が耽溺できる傑…

マーダーミステリーの最大の魅力の1つは「没入感」です。もう少しかみ砕くと「登場人物になり…

にっしー
2年前
8

オンラインマーダーミステリーの短評(第6回)

箱庭の観測者様へ 1人用であるのにしっかりマーダーミステリーとして成立しています。プレイ時…

にっしー
2年前
6

オンラインマーダーミステリーの短評(第5回)

腐草館からの招待状 バランスの取れた作品で、初心者にもベテランにも薦められる良作です。 犯…

にっしー
3年前
6

クリエイターズハイのレビュー:極北の作品 -幼年期の終わりに-

クリエイターズハイのテーマは力強く、シンプルです。 「マーダーミステリーは誰のものか」、…

にっしー
3年前
2

オンラインマーダーミステリーの短評(第4回)

デモンズボックス 正統派ではない脱出ゲームやデスゲームの要素を多分に含んでいる作品ですが、舞台設定、ギミックなどどれをとってもよくできています。 脱出ゲームやデスゲームを題材にしたマーダーミステリー作品は、どれかに要素が偏るか詰め込み過ぎてうまくいかないものが多い中で、協力と裏切りのバランスがうまく取れています。 『椅子戦争』の作者の新作なので、『椅子戦争』を気に入った方は間違いなく面白いと感じられます。 エイダ GMレスの傑作です。犯人探し、そしてエスカレーションがうまく

鬼哭館の殺人事件:パッケージ作品の最高峰

すべてのエンターテイメントが目指すところは、すべての人に最高の体験を提供することです。 …

にっしー
3年前
8

懺悔輪舞曲のレビュー:プレイヤー体験を再考すべき作品

マーダーミステリーの総合的な評価のメルクマールとして「プレイヤー体験の濃淡」があります。…

にっしー
3年前
3

白殺し type-Kのレビュー:マーダーミステリーの新たなカタチを提示してくれる傑作

スタンダードなマーダーミステリーのプレイスタイルといえば、「キャラクター設定書を読む、全…

にっしー
3年前
3

裂き子さんのレビュー:店舗公演の良さがぎゅっと詰まった作品

「ぎっしり詰まっている」という意味の英語の表現に「jam-packed」というのがあります。 「裂…

にっしー
3年前
4

オンラインマーダーミステリーの短評(第3回)

プレイしたすべての作品ではありませんが、いくつかの有料オンラインマーダーミステリー作品の…

にっしー
3年前
10

モブXのレビュー:止揚しないのであればオッカムの剃刀を持ち出すべき作品

「誰が勇者を殺したか?」や「かぐや姫と月夜の殺人事件」、「疑惑のカクテル」などのロストプ…

にっしー
3年前
2

ニジカケヌのレビュー:重厚ながら納得感に欠ける作品

マーダーミステリーはミステリー(推理小説)と同じかと言われると、「殺人事件の犯人探し」が根底にあるため重なっている要素はかなりあるものの、推理小説の手法がそのまま使えるわけではありません。 推理小説の文法で作られたマーダーミステリーが必ずしも良作になるわけではありませんし、逆に推理小説の作法から外れているマーダーミステリーの中に傑作もあります。 とはいえミステリーはやはりミステリーであり、最も重要なのが犯人特定に至るまでのプロセスの「納得感」であることは変わりありません。ノッ