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グルメコラム第1弾〜人はなぜ目玉焼きひとつで、かくも幸せになれるのだろう

目玉焼きである


これに何をかけるのかを問うと、全人類を巻き込んでの論争になるので、あえてここでは取りあげないことにする。



さて、目玉焼きとは


フライパン上に玉子を割り入れ焼いたものである。



うまく焼ければ文字通り目玉のようになる。


小学校の調理実習の1ページ目に出てくるくらい誰でもできるものであろう。


なぜこの単純明快なもので、かつ簡易的なものである目玉焼きが


人のココロをくすぐるのだろうか?


プラスワンの食材としては

最もシンプルな部類に入るものなのに。


まさか目玉焼きのカタチを太陽に見立てて


日出る国の象徴として崇め奉るわけでもあるまい。


ただ、料理の片隅にひっそりと鎮座しているだけで


これほどまでに喜ばれる存在も珍しい。


しかしながらこれが料理皿のセンターを占めてくると

また話が変わってくる。

ハムエッグなどはその一例であるが、

メインディッシュを張るにはどうも物足りないのである。

朝ご飯のメインくらいならなんとかこなせても、
お昼や夜のメインには到底お呼びがかからない。


それなのに、サブキャラクターとして出演すると

大いなる存在感を示すのである。

ハンバーグの上に乗っかれば、

最強のアーマーを装着した料理となり

焼きそばの上にお邪魔すれば

一気にグレードが上がるくらいの破壊力を持つ。

玉子ひとつでここまでやるとは

お主なかなかやりよるわい。


同じ玉子一つのものであっても、

ゆでたまごやスクランブルエッグの追随を許さない目玉焼き


アナタも幸福度を上げたいならば

とにかく料理の片隅にひっそりと

かつ存在感を示す目玉焼きさんを

登場させてあげると良いかと思う。


玉子だけにエッグいことになりますから

お後がよろしいようで(笑)


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