8/7,9レッスン 粒子・重心

〇触れる段階
相手の腕を整体する際の意識
・骨格
・分子
・原子
・素粒子
・波
・無

まずは、骨格からほぐす意識で行う。
行う場合も、受ける場合も肉体レベルで、ほぐれている感じはあるが、同時に、条件反射の抵抗も感じる。特に、意識的な抵抗もある。
分子、原子と感覚を進めるにつれ、その抵抗はなくなり、特に素粒子からは意識に入り込んでくる感覚。

今回のレッスンで大切な事は、この違いをどう「気付く」かという事。
整体であれば、相手がどうすれば気付くか、自分自身の動作(例えば肩の力を抜く)であれば、違いに気づくようにどう動かすのかです。

今回、骨格以外の言葉は、動作のイメージが難しく、最初理解が追い付かないものでした。その、理解が追い付かないのが、考えて・感じて・気づく事につながると感じた。
例えば、「骨格をより丁寧に」と説明すれば、その人なりの丁寧を行い、それが違っていても、本人は丁寧を実践している事となり、それ以上考える事をしなくなる。

脳が混乱するくらいの事だからこそ、気付くに向けて意識が向き、実践し、結果、その言葉が初めて入ってくる。

この意識での変化も、よりレベルを上げていくために、精神的な鍛練や、様々な経験があるのだと思う。
そういった、実感を伴う経験が、より整体や技の中に活きてくるのだと感じる。


〇重心とは
言葉としては、ある程度聞きなれた言葉であり、特にスポーツや武術をしていると、なんとなく理解しており、深く考えた事がない。

重心は、物にも自分にもあるが、日常の中でそれを意識して動作を行う事はしていないと感じる。

レッスンの中で、棒を横にして重心を意識して持ってみると、なんとなく中央辺りに手を添えて維持する。
今度は、棒を縦にして手のひらに置いて持ってみる。
すると、棒が倒れないように、微妙に手を動かしながら維持する。

ここで、重心は常に移動しているものだと気が付く。

人を横から押してみる際に、ただの塊として推すのか、重心を感じて押すのか、さらに重心は常に動いていると感じて押すのかでそのレベルは格段に変わる。

さらに、相手を支えて上げるという意識で行うと、支えられる側は、支えられた状態で安定が生れ、自然に体が浮いた感覚になる。


気づく事で、人は自然に動作を修正し最適にする力を持っている事に気づかされる。
気づきもなく、ただやり方を学ぶだけでは、少し違った事にも対処出来ない。
自分が何を学ぶ事が大切なのか、改めて気づかされる。

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