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3/6 日声協オンライン研究会: 大元和憲

【オンライン研究会一覧】


今回は3/6に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):大元和憲先生〉 の模様をお届けします。

「3/6 日声協オンライン研究会 発表者:大元和憲先生」
テーマ《音楽の息づかい》
要旨:日常生活において我々は無意識に呼吸しています。では歌唱時はどうでしょうか。呼気は意思をもってなされているものの、吸気は単に「息つぎ」となっていませんか。本研究会では「呼吸」を再確認し、音楽の捉え方・声の方向性による印象の違い・感覚の再現や表情について、「イメージと物理的」2つの視点から考えてみたいと思います。
参考曲「おぼろ月夜」「十五夜お月さん」、「ゆめ」大中恩などです。

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参加された皆さまからは、

「呼吸法ということで楽しみにしておりました。最初は吐く:吸うが大変で、長く吸うのが意外と難しいと自分では思いました。そして息の送り方や、実際の曲の中での息継ぎの意義:私は無理に息継ぎをしなくてもつながれば、言葉を新たに言い直すだけでいいと思っていました。がそこに記号がある意味を知りました。
音楽の表現まで踏み込んで呼吸の大切さがよく分かって本当に良かったです。忘れないで実践できるように頑張ります。パワーポイント見やすかったです。有難うございました。」

「大元先生のお話、ありがとうございました。呼吸の大切さを再確認させて頂きました。前半に、呼吸についてと、手を使って発声をイメージすること等、実際にさせて頂いたことで、自然と心身が前向きに落ち着く感じがし、呼吸が体に与える影響は大きいという実感を受けました。
音楽を表現する上でも、呼吸を生かせると良いです。舞台裏でのエピソードも楽しませて頂きました。次回の研究会も楽しみにしております。よろしくお願い致します。」

「オンライン研究会初めて参加いたしました。音楽の息ずかいにつき広範な角度からのレクチャーに興味をもって拝聴いたしました。
冒頭部分で、1分間に何回息継ぎなしで呼吸できるかで、私は6回かかってしまい、腹式呼吸が出来ていないこと改めて自覚いたしました。素人の高齢者だからやむを得ないのかもしれませんが、歌唱には基本中の基本ですから、これから声を出すとき腹式呼吸に一層留意いたします。有り難うございました。」

「歌う上で、大切な事を再確認出来た良い機会でした。
言葉にするのは、なかなか難しい事も、図を使いながらや又、ジェスチャーをお見せ頂きながらの説明で、更に分かりやすかったです。これらを意識して、歌に再度向き合ってみたいと思います。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
春日保人先生(バリトン)

【日時】2021年3月13日(土)15:00~16:45
【テーマ】オペラの原点を見つめる
【要旨】隆盛を極めるオペラですが、その歴史が始まったのはおよそ420年前、西暦1600年前後のイタリアです。物事の始まりは突然起こるものではなく、歴史の流れの中で形作られるものです。その中でも、「オペラ」というジャンルの誕生として音楽史に強烈なインパクトを与え、現代に繋がる要素を踏まえた事実上の最初のオペラといわれるモンテヴェルディの《オルフェオ》を通して、オペラの原点を見つめ直したいと思います。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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