Designship 2023 レポート
UI/UXデザイナーのDavidです。2023年5月に日産にジョインし、主にNissanConnectアプリのUI/UXデザインを担当しております。先日開催されたDesignshipというデザインカンファレンスに参加したので、その体験と感想などをレポートします!
Designshipについて
Designshipは、年に一度の日本最大級のデザインカンファレンスで、今年のコンセプトは「広がりすぎたデザインを、接続する」です。スポンサーセッションに加え、毎年スピーカーを公募し、選ばれた方々が登壇します。様々な業界のデザイナーが自分の知識と経験をシェアする舞台です。
今年は9月30日と10月1日の二日間、会場は渋谷ヒカリエホールで行いました。オシャレな場所ですね〜✨ワクワク〜〜
日産スポンサーセッション
今回私たち日産はゴールドスポンサーとして出展し、スポンサーセッションに登壇できることになります。しかも初回の登壇!!登壇はUI/UXチームの城さんです。
私たちはNissanConnect、というコネクテッドカーのスマホアプリをデザインしています。その開発時に私たちが感じる「戸惑いと不安」を、国内外のユーザーを知ることやユーザーと同じ体験をすることで解消し、デザインの力で、ドライブ前後をアプリで繋ぐモビリティ体験を目指していることをお話しました。
例えば、私たちのチームでは日本だけでなく海外向けのアプリもデザインしているので、リサーチのために海外出張することがあります。日本と海外とでは気候や法律だけではなく、充電スポットや交通事情も異なるため、それらを理解しておかないと海外のユーザーから支持される体験デザインができません。
UI/UXチームの早川さんは、登壇したパネルディスカッションで、上記海外リサーチの話も含め「デザインリサーチの重要性」というテーマでエス・エム・エス さん、リクルートさんとディスカッションを行いました。
デザイナー自身がリサーチを行うことの重要性や、限られた時間の中で効果的・迅速に調査を行うために、日産自らコミュニティーを立ち上げて、クイックに実施していることなどをお話しました。
日産ブースオープン!!
私たちUI/UXチームは、このイベントに向けて、約5か月間かけて企画やデザイン制作、オリジナルの動画制作からブース設営まで全て私たち自身で準備しました。
日産には、UI/UXデザイン以外にも、動画制作やグラフィックデザインなど多岐に渡るデザイナーがいるため、全て内製で実現しました。素晴らしいと思いませんか?👏👏👏👏
みなさま、お疲れ様でした🙇
来場されたお客様がブースの魅力に惹かれてどんどん日産ブースに来ていただき、「日産は今、スマホアプリにも力を入れているんだ」と驚いたり、私たちが開発しているアプリに触れていただきました。
特に私たちのアプリデザインに興味を持たれた方から、「ペーパードライバーでも御社で活躍できますか?」という質問を多くいただきました。
「活躍できます!」
なぜなら自分の前職は自動車業界とは全く異なり、日産入社時は車について詳しくなく、最初は質問をしていただいた方と同じように、とても不安な状態でした。しかし、入社後に車やカーナビ、アプリに触れる多くの機会を通して、徐々に車の理解を深め、今では一人前のデザイナーとして活躍しています!
セッショントーク 「デザインの自由不自由」
セッションでは、佐藤卓さんの「デザインの自由不自由」というテーマのスピーチが一番印象に残りました。
明治「おいしい牛乳」の制作秘話などをお話され、デザイナーはアーティストとは違い、社会と綿密に関わる職業なので「デザインは、間を適切に繋ぐこと」との言葉は非常に響きました。
私たちのデザインしているNissanConnectアプリは、遠隔から車の鍵を閉めたり、乗車前にエアコンをつけるのも可能です。
自分は、モビリティのサービスデザインにも携わるようになり、もっとユーザーの体験から、デザインに取り込むことが大事だと日々感じています。アプリ開発を通じて、ドライブ体験の前後を繋ぎ、より良いカーライフをお客さまにお届けしたいです。
「お客様と自動車の間を、UI/UXデザインの力で適切に繋ぐ」、これが佐藤さんの言葉を踏まえ、私が解釈したNissanConnectのUI/UXデザイナーの使命です。
まとめ
今回、Designship初出展だったので、絶えず興奮と刺激に包まれた時間でした。海外出身の私は、たくさん来場の方々と日本語で会話したことで、コミュニケーション力もかなり鍛えられたと感じました!
各スポンサーのデザインに対する熱量がとても高くて、今後もこのようなイベントに、私は積極的に参加したいと思いました。
最後に、UIUXデザインチームでは今一緒に働くメンバーを募集しています🙋 ご興味がある方は、ぜひ以下よりご応募ください!