【表現評論】メモリーズオフ ゆびきりの記憶 コアレビューその13 リサルート2【全作再プレイシリーズ】
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⚫︎謎ファッション
台所と書かれたシャツ。シャツよりもスタイルがヤバい。まああれですよ。スタイルが良ければ何着ても問題ないわけよ。シャツとデニムという全身5000円みたいな服でOK。それにしてもこの並び、季節感おかしくない? 長袖ジャージと半袖の人間が並んでるんですけど。リサが寒さに強いのか、亨が寒さに弱いのか、亨の立ち絵を書くのがめんどくさいのか。真実は神のみぞ知る。
⚫︎江戸文化
リサっちは江戸が大好きなようですが、こちらは江戸時代の江戸よりも、江戸時代の地方がどんな文化的生活をしていたのか気になる。まず地方民に日本という概念があったのだろうか。なんなら関東に江戸があるとか、将軍がいる概念すらあったのか怪しい。大名とか豪族とかそれなりの権力者だったらともかく、大半の人にとっては、村の外以外は存在しない、という文化レベルの地域が多数だったんじゃないんでしょうか。江戸は日本文化の基盤を作った素敵な時代と言っておりますが、それは間違いないだろうけど、江戸時代を理解するには江戸以外にも目を向ける必要があるなじゃないのかい。リサっちよ。謎説教。
⚫︎カメラ持ってきた?
撮影OKの大江戸ミュージアム。リサがカメラ持ってきたかと聞いてきます。これもちょっと時代を感じますね。今の時代カメラ持ち歩いてるのは余程の好事家だけですよ。と言ってもこの作品2010年の作品です。携帯にそれなりのカメラは付いてたんじゃないでしょうか。スマホも2010年頃には初期作品は出てた気がする。物理ボタン付いてたやつとか。
⚫︎遊び回った後バイト
絶対やりたくない。無限の体力がある学生でないと難しい。
⚫︎誰にでも優しい男
※ただしイケメンに限る。が抜けてますが、まあそれはいいとしよう。メモリーズオフ界の聖人こと亨佐賀さんが、いいところで助け舟を出してくれるけど、直樹には全然響いてねぇ〜。え? 何か言ったか? と言わんばかりの鈍感系ぶりを発揮します。もうリサさん、好きって言ってくれてるようなもんじゃん。こんなもん。誤解しますっていってんだから。微笑みの意味がよく理解できなかったんじゃないんだよ。もうちょっと頭を働かせなさい。本当は聞こえてるのに聞いてないフリしてたはがないの主人公を見習えよ。何を見習うのか。
⚫︎いちゃつく二人
翌日の風流庵での会話。
あまーーーーい!! という言葉が思わず出てくる。古すぎて通じなさそうって? いいんだよ。メモリーズオフやってる奴のなんてほとんどおじしかいないんだから(暴論)。何年前の作品だと思ってるんだって話ですよ。25周年ですよ。25周年。ギルティギアとかアトリエシリーズとかアーマードコア並みの歴史があるんだぞ。そのくらい長寿作品なんですよ。10作目ですよ。もうおじおじのおじだよ。少なくとも初代からリアルタイムで追いかけてるのはおじだけと言っても過言ではない。スタッフに伝えたい。10作も出してくれてほんまありがとうなと。
閑話休題。問題はリサと直樹ですよ。もうお互い毎日会いたいと思ってるってことじゃないですか。会いたくて会いたくて震えてる状態。好き以外何があんのよ。流石の直樹くんもこれで好意があることは理解したっぽい。こういう奴はストレートに言わないと通じないんですわ。誤解しちゃいますよ?(チラッ とかではダメだ。とにかくまっすぐ行って右ストレートでぶっ飛ばさないと。
⚫︎ベビーシッターの日本人
リサを育ててくれたベビーシッターの日本人、千代子の話題が出てきます。日本語はその人から習ったのだとか。日本にいた千代子とずっと手紙のやり取りをしていたけど、そのうちに来なくなって、父親に聞いても理由は分からず、千代子のことは忘れなさいと言われたとか。全然ストーリーは覚えていません。親父に聞けばと問うと、親父とは話したくねえんだよと帰ってきます。シリーズ伝統のクソ親父なのか、違うのか。
ヒロインの親父でいい奴っていましたかね。話の上だけでも多少出てきたヒロインの父親は、詩音父、ほたる父、つばめ父、那由多(沙子)父、葉夜父、麻尋父、あすか父、クロエ父、リサ父、天川父、霞父、ちはや父くらいか。錚々たるメンツ。まともそうなのが葉夜父くらいしかいない。しかも過去話で出てくるだけだし。詩音父はまともそうに見せかけて放浪癖もちだし。ほたる父もなんか面倒そうな感じだったし。クロエ父も結果論的には怪しい。天川父もまあまあ怪しい。つばめ父、那由多父、麻尋父、ちはや父はシリーズ伝統のクソ親父枠のイメージそのもの。主人公の父親は志雄父と隼也父くらいか。志雄父は自分勝手な子供おじさん、隼也父は聖人。これだけ探して最後にようやく聖人が出てくるという。
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