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哲学や理念が個人にとって大事な時代

子供からの質問
『なんでこれしたらダメなの?』『なんでこれしなきゃダメなの?』『なんで?なんで?』

よくこんな親子の会話を耳にすることがある。

親からの返事
『そういうルールになってるんだよ』『つべこべ言わないでさっさとやりなさい』『周りの人が迷惑するでしょ』

そんな返事を聞くたびに、子供の純粋な好奇心に対して親が思考放棄してることに残念に思う。

じゃあ自分なら何と答えるだろうか、、、。
そんな生産性のない、誰にも聞かれてもいないことを悶々と一日中考えることがある。よくある。
暇なのかもしれない。

それはそうと、こうした子供の純粋な質問への回答には、自分の哲学や背骨となる考え方が必要だと考えさせられる。

ルールが定められている理由や背景、そのルールがあることで得られる効用あるいは不利益、時代が急速に変わる中で古くなってしまったまま残っているかもしれないルール、あるいは日本人のみの社会では通用したが毎年増加する文化が違う外国人の方々を考慮したものか、

そんなことを鑑みて、自分なら子供に何と答えるだろうか。
もちろん子供が理解できるような言葉を使って。

僕も含めて、
暗黙知、一般的社会常識と呼ばれるようなもの、空気感、周りの人の目、
そういう外圧を感じながら生きるうちに、
ルールが本質的に誰のために何のために在るべきかを考えることを疎かにしてきたのかもしれない。

ルールは守るためにあるのは言うまでもない。
ただ人々を豊かにするためにあるのであれば、時代に合わないルールは変えなければならない。ルールに縛られてるだけの不幸な社会なら、ルールの奴隷だ。

あるべき状態を考える上で、
自分の中で”正しさ”を持つには、理念や基本的スタンスが必要になる。
”一般的な”とか”みんなそうしてるから”ということから距離を一旦置いて、
自分がどう在りたいかを考え、それに基づいた言動を自分の基準でできるようになる。

会社で言うと経営理念や行動指針といったものだろうか。
個人で生きやすくなった今の時代だからこそ、自分自身の理念や行動指針を磨いていくことが重要だとつくづく思った2020年のGW。

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