あなたの褒め方あってますか?科学的に正しい部下の褒め方
どうも餓鬼です。私のnoteでは時間がない、勉強は嫌だけど知識は欲しい!という方のお役に立つため、ビジネスシーンで使えるトピックやテクニックを具体的な応用例を交えて掲載させてもらってます。ぜひ楽しんでいって下さい。
本日のテーマは「褒める」についてです。部下の成長に悩んでいる方、どう接していいのか困っている方必見です。
現在、多くの国と地域で教育方針は「褒めて伸ばす」になっています。誰だって罵倒されれば嫌な気持ちになるし士気だって上がりません。さらに様々な研究を見ても"褒める"ことによる人の成長効果がポジティブな結果として出ています。
が、"褒めどころ"を間違えるとかえって逆効果になるのです。
社員を育てる教育係の方、あなたの褒め方は間違ってませんか?
褒めるべきポイントはここだ!
さあ、それではさっそく正しい「褒め方」を見ていきましょう。あなたが最も重きをおいて褒めるべきポイントそれは…
努力したこと
です。理由は2つ。
①現在では「褒めて伸ばす」=「みんな平等」になりつつあるから
これはどういうことかというと、例えば運動会などで1位、2位と順位は決めるものの先生たちはとりあえず皆を褒めるようになっていることです。
それのどこが悪いん?
いえ、決して悪くはないんです。が、これによって特定の誰かが社会的にチヤホヤされることがなくなり集団の中で上を目指して俺もチヤホヤされるんやー!という向上心がなくなるんです。
どうせみんな一緒でしょ?そんなに頑張らなくても褒められるんでしょ?となってしまうため、無暗やたらに褒めることに意味はありません。かえって向上意識が落ちる原因にもなります。
褒める≠平等
です。例として小学校の運動会を引き合いに出しましたが社会人と手同じです。何でもかんでも褒めていれば何が良いのかがはっきり見えてきません。悪いこと、所を指摘するのはする側にも心理的な負荷がかかりますが相手のためにも自分のためにも会社のためにもダメなところはダメとあなたが指摘してあげてください。
本当に頑張っているときだけ、本当に頑張っている人だけをしっかり褒めましょう。
②不正しやすくなる
人は一度褒められると「また褒められたい」と思うようになります。当たり前ですよね?自分が認められることほど気持ちいことはありませんから。
ここで前回結果だけを褒められた場合、褒められた人は「また褒めてもらう」ために様々な手段を使います。
簡単な例を出してみましょう。あなたのお子さんがテストで90点を取りました。大したものです。そこであなたは
「90点凄いね!次のテストも期待してるよ!」
更にここで次のテストで良い点取れたらスマホを買ってあげるなんて言ってしまったらもうお終いです。あなたのお子さんはカンニングをしてでもいい点を取ろうとする可能性がかなり大きくなります。
大切なのは努力をしたことであって結果を出したことではありません。
ここでもわかりやすく子供の例を出しましたが、アメリカが行った実験でも会社員にノルマを課した場合とノルマを設定しなかった場合、ノルマを課した時の方が社員は不正を働きやすいという結果が出ました。つまり、ノルマを達成したら~というような制度は社員に不正を促しているようなものなのです。
評価はノルマを達成したか、ではなくノルマ達成のためにどれだけ努力できたか、で測るのが正解です。
「努力」したことが何よりも大切
大事なことなのでもう一度言います。
大切なのは努力をしたことであって結果を出したことではありません。
正しい努力さえ続けていれば必ず結果はついてきます。しかし努力する大切さをすっ飛ばして結果だけ褒めるとどうなるか?
人は楽な道を選び、不正に手を出す可能性が非常に高くなります。これが慢性的になると、その場しのぎな生き方になり後々苦労することは間違いありません。
なので褒めるときには「努力」したことを、どう努力していたか、それがいかに尊いかということ重ねて褒めてあげることが大切になってきます
勝利の味は楽勝より、悪戦苦闘の末の方が美味です。
これを理解してもらうには「努力」することの大切さと気持ちよさを知ってもらう以外ありません。そしてそれは上に立つ者の「褒め方」ひとつで大きく変わってきます。
まとめ
ということで本日のまとめです。褒めるときは以下の2つに注意しましょう。
①とりあえず的に皆を褒めない!本当に頑張ったことだけ、本当に頑張っている人だけを褒めましょう。褒める=平等に扱っている、ということではありません。
②結果だけ褒めない!相手の「努力」を褒める。結果が出てなくても頑張っているならその頑張りを認め、称賛しましょう
最後に
言葉ははっきり言わないと相手には伝わりません。あなたは意中の人に思いを伝えるとき
「月がきれいですね」
と言いますか?褒めるときも同じです。「頑張ったね」だけじゃなくてどう頑張っていたのかしっかりフィードバックしてあげましょう。
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それではまた次の記事で!
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