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PMSのことをもっと知ってほしい

ひと昔前に比べると「生理」についての認識がずいぶん変わったように感じる。生理休暇制度がある会社増えているし、メディアやSNSで生理について発信しているのをよく見かける。ハフポストなどでも生理について取り上げられていて、もっともっと世の中が生理についてオープンに話せるようになるといいと思う。

その一方で、PMSのことはまだまだ知られていないと思う。PMSとは月経前症候群の略で、生理の前に身体に起こるさまざまな不調のこと。女性でも知らない人がいるぐらいだ。当然、男性には、ほぼ認知されていないといってもいいと思う。

私は、生理痛はそれほどひどくないが、PMSがとても重い。仕事に支障をきたすレベルだ。きっと世の中には私のように、生理よりも生理前の方が辛いという人も多いと思う。だから、できるだけ多くの人に、女性のなかには、生理よりも生理の前の方がしんどい人がいるんだと知ってもらいたい。

PMS(月経前症候群)とは

生理が始まる前に、肉体的、精神的に起こるさまざまな不快な症状。頭痛、腹痛、腰痛など生理痛、乳房の張り、発熱、眠気、倦怠感、イライラ、焦燥感、不安、無気力など。精神症状が強く出る人は、鬱の人と同じような症状になってしまうそう。

以下は、私の

私のPMSの症状

私は身体的、精神的もどちらもあるけれど、精神症状がの方がより強い。わたしのPMSの症状を列挙してみた。

・いつもは気にならないことが気になってしょうがない
・人の意見を聞き入れられず何でも反論してしまう
・世間話でさえも「でも、それってさぁ」と揚げ足をとる発言をする
・嫌味っぽくなる
・攻撃的になる
・わけもなく焦って不安になる
・悲しくなって涙が止まらない
・感情のコントロールができない
・頭痛、下腹部の張り、腰痛、下半身の重怠さ


こんな感じなので、仕事で上司や同僚と衝突することがあった。だけど、それがPMSのせいだと気づいたのはほんの数年前のこと。

PMSが原因で仕事がうまくいかない

ある職場でのこと。
上司と仕事の進め方で意見が合わず、激しく言い合いになることが度々あった。わたしはその度に、仕事を辞めたいと申し出ては保留にするということを繰り返していた。そんなことを何度か繰り返したあるとき、それが一ヶ月サイクルで、必ず生理の前だと気がついた。

そういえばと思い出したのは、その前職でのこと。よくよく考えてみると、そのときは上司とぶつかりさえしなかったけれど、一ヶ月ごとに仕事もう辞めたいと思っては、いつの間にかそんなことを忘れ、また辞めたいと思うのを繰り返していた。

そうか生理の前になると、無意識にイライラして攻撃的になっているんだと自覚すると、少しは楽になった

しかし、するとまた別の問題が発生した。わかっているのに、感情の爆発を抑えられない。そんな自分が嫌で嫌でしょうがない。自分に対する嫌悪感。そんな自分を受け入れてもらえない世の中への絶望。とにかく周りが全員的に思えるのだ。

自分で書いていても、ちょっとヤバい人だなと思う。

私の場合、長い場合は10日ほど、短ければ3日ほどで終わるのだけど、この期間は永遠に続くのではないかと思えるほど追い込まれている。

ピルと漢方を試す

一般的にPMSにはピルや漢方がいいと言われている。

婦人科へ行き、ピルを処方してもらうも私にはほとんど効果がなかった。個人的な感想だけど、生理周期を強制的にずらしてしまったために余計に調子が悪くなったように感じた。

次に試したのは漢方。たまたま近所にあった漢方薬局へ行き、問診して漢方を処方してもらった。かかった時間は40分ほどだったと思う。漢方薬は自分で煮出す方が効果が出やすいらしい。けれど残業の多い不規則な仕事をしているとそれは難しいだろうということで、粉状の漢方にしてくれた。

苦くて不味い漢方は少し効いたような気がする。でも一ヶ月あたり6000円という処方がネックになり、3ヶ月ほどで断念。漢方は即効性がないので、続けていたら快方に向かったかもしれない。

漢方が効くならと、最後に試したのが、CMでもおなじみの命の母。更年期症状の緩和のイメージがる命の母には、生理の諸症状を改善する「命の母ホワイト」というものも存在する。複数の漢方をブレンドした錠剤で、生理痛だけでなく、イライラ、感情の起伏が激しいといった症状に効果がある。

私は排卵後あたりから飲み始め、生理が始まるまで飲んでいる。完全にPMSがなくなったわけではないけれど、以前のように感情が爆発することな減った。今の所これが一番コスパも効果もよく、私にはあっているようだ。

PMSは予防できるのか

ストレスが大敵なので、予防としては、やはり規則正しくストレスのない生活を送ることがいいそう。あと排卵後からアルコールやカフェインは控えた方がいいらしい。人によっては、何が原因なのかはわからないので、自分で原因かなと思えるものを減らしていって検証するしかなさそうだ。

私はフリーランスになって、最初の頃は少し荒れた。どのようなペースで仕事をすればいいのかわからず無理したためだ。でも今はスケジュールなどは自分でコントロールできるようになり、ストレスが軽減するとともにPMSもよくなった。できることならPMS期には仕事をしたくない。でもそうは行ってられないので、自分でうまくコントロールしながら、これからもコイツと付き合っていくと思う。

PMSで悩んでいる人が、これを読んで自分は変じゃないんだなと思ってもらえると嬉しいです。

どこかでPMSの特集組んでくれないだろうか。婦人科の先生、漢方の先生、絶賛PMSの人、PMSを克服した人の話を取材したい。どこかやってもらえませんか?

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