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自己紹介ってむずかしい

料理をしていると無心になることが出来る、という人は多いけれど、私の場合、自宅でひとり台所に立って料理をしていると

あれやこれや思いつき過ぎて本当に困る。

困る、というのがどうしてかと言えば、料理をしている最中である、ということはつまり「手を『汚染』させてはいけない」ということなので、その手を止めてメモを取るのであれば

(1) まず、野菜やら何やらの汁がついた手を洗う

(2) 手を拭く

(3) メモを取る

(4) また手を洗う

(5) 手を拭く

(6) 調理に取り掛かる

という手順を挟むことになるのですが、これをちょいちょい、ちょいちょいちょいちょいしていると、料理は一向に捗らないことになるのです。そんなことをしていたらあっという間に子供が学校から帰ってくるじゃないですか、私はこれからまだ掃除もしたいし、録画しておいた「あてなよる」も見たいし、運動嫌いの私の唯一の運動、ラジオ体操をフルスロットルでやり切りたい。

ではどうするか、で、色々考えてみました。解決法その1は

ボイスレコーダーを手元に置いていちいちアイデアを録音する

でもコレって、ボイスレコーダーのボタンをいちいち押さないといけないってことよね? つまり手を洗わないといけないってことじゃね? メモ取ってんのと同じじゃね? ということで即却下。ということで解決法その2

何でもいいけれどスマートスピーカーっていうの? そういうのに「アレクサ、これメモしておいて、あれも調べておいて!」とやってみる

これは案外良いのではないか、とすぐやる課としてはすぐに購入する気になったのですが、ちょっと待て。考えてみると、メモしておいたことは結局後でもう一度参照する時間を取らなくてはならないし、調べておいてもらったことも聞いただけでは直ぐに忘れてしまう・・・

忘れてしまうのであれば、思い付いたことを後で思い出そうとして結局思い出せないのと同じことか・・・むう・・・ということで、

料理の最中、あれやこれや思いつき過ぎて本当に困る

ということについては、結局何の解決策も見い出せていません。(こういう状態になると、昔見た「ザ・シンプソンズ」に出てきたセリフ(とんでもない状況になっている子供を目の前に、医者に向かって)「どうしたら良いのか分からないので・・・結局、何もしていないんです!」を思い出す。シンプソンズのDVD。沢山持っているのだけれど、いざ子供を育ててみると、これは何歳くらいになったら見せても「支障」がないのだろう。検閲をかけないまま、幼い頃から本をどんどん読ませてしまった上に、「ねえママ、岡場所って何?」と聞かれれば、「あ、それはですね・・・」と、細に入り微に入り教えてきた私の言うことではないかもしれないけれど)

話が逸れたので元に戻します。

で、あれやこれや思いつくって具体的にはどういうことかと言えば

・ 昔、上野から金沢に向かって走っていた寝台列車の名前は何だっけ

・「なまくら」って漢字で書くとどうだっけ

・ 山椒の育て方はどうすれば?

・ 息子に頼まれていた本を買わないと

というような何とも他愛のないことばかりなので、忘れては思い出し、思い出せなくても大して困らず、でも、あーあの時調べようと思っていたこと何だっけ?! と、悶絶したりしながら日々暮らしています。

そして、たったいま気が付いたのですがこの文章のタイトルは

自己紹介ってむずかしい

でした。

もうタイトルと内容が全然違うじゃーん、なのですが、私がこうして note を始めようと思ったきっかけが、オードリー・タンの

完璧を目指そうとしなくていい

だったことを記して、本日は筆を置こうと思います。わざわざ顔をさらしたのは、私が誰かの文章を読む時は、その人の顔を思い浮かべながら読むからです。その方が文章が立体的になるというか。もわもわもわー、と何かが立ち上がってくるというか。自己紹介についてはまたいずれ。

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