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【残念なレンタル彼女】自分の男性・女性性、認められてますか?


モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

「レンタル彼女」という名前がメディアに轟き出してしばらく、貴方はその名称から、どんなイメージを抱きますか?
「一緒に遊ぶだけでお金がもらえる?」「交渉次第で裏オプションがあるのでは?」「パパ活じゃん」
最初の印象をどう抱かれても構いませんが、残念ながら前述のどれも間違っています。

なぜ私がカウンセラーをしながら、30歳を過ぎてレンタル彼女になろうとしたのか

ちょっとその経緯をお話しますね。

貴方は男性でしょうか?女性でしょうか?今時性別を2つに分けること自体がナンセンスなのはわかっているのですが、
ここではあえて自分の中の男性(女性)的な部分についてお尋ねしています。

貴方が男性だとして、あなたは自分の男性的な部分に自信はありますか?

人はそれぞれ、シチュエーションや相手によって実にさまざまな「自分」を飼いならしながら生きていますよね。
例えば貴方が山田A男さん、サラリーマン、実家で母親の介護中、休日は趣味のカメラ活動にいそしんでいるとして、
会社ではビジネスマンとして襟を正したA男さん、母親の前では息子であり介助者のA男さん、休日は仲間内でちょっと砕けたA男さんというように
その一つ一つがA男さんを作り上げる一粒だと思います。

話を私に移しまして、私は西岡家の長女、両家にとっての初孫として生まれました。
「まゆちゃんはお人形のように可愛いね」と両家の祖父母にもてはやされ、ごく普通の少女マンガが好きな女の子として育ち、いつしか私も「りぼん」や「ちゃお」のような素敵な恋愛をするのだと
そう思って疑いませんでした。
だっておばあちゃん達は私を可愛いと言うし、中学に入ったらきっとこの主人公のようになるのだと…

ここまで読んで「おいおい」と思った貴方のお察しのとおり、
期待に胸膨らませて入学した中学校で私を待っていたのは「身の程」を知らされる洗礼だったのです。


何故か私の隣にいる友人ばかりがもてはやされ替わりに連絡先を渡されたり、
身の程を知らないで自由に振舞っていたのが災いしたのか「キモい」「ブス」と廊下を歩くたびに笑われたり(今思えばこれはイジメでは…)、
厳しい現実の中学3年間を生き抜くには、少女マンガの主人公はおろか、いじられキャラの引き立て役に徹することでしか居場所がなかったのです。


そこで初めて私は「可愛い」には2種類あり、少女マンガのヒロインのような女性的な「可愛い」魅力と、祖父母が孫を可愛がる「可愛い」はまったく別のベクトルであることを知ったのです。

そこから私は長らく前者の「可愛い」を埋めることができず、自分が女性として誰かに認められて昇華することができずに過ごしました。
別にモテモテになる必要はありませんでしたが、きっとそこで誰か一人でも「君はとても可愛い女性だね」と言ってくれる異性が居たとしたら…
私の学生時代はもう少し、自分の女性性にアイデンティティを見出せたことは間違いないと思います。

人は男、女というだけで生きているわけではありません

人の魅力はそこだけで決まることは絶対にありません。
むしろ男性性、女性性の魅力なんて、その人を形作る要素のごくごくわずかな数%でしかないでしょう。
しかし、自分の中にある女性性が認められないことは、たかだかそのわずかな数%であってもそれが非常に要な数%だったと思うのです。
車で喩えるところのキーの差込口のようなもので、車体の大きさから言えば数%であっても、キーが差し込まれないことには運転席に座ることもエンジンがかかることもありません。

さて、話を戻して…あなたは自分の男性性(女性性)に自信はありますか?
例え異性と恋愛経験があっても、交際を申し込まれた経験があっても、結婚暦があっても、時に失われやすい非常に厄介な部分だと思いませんか?

私はそのわずかな数%が埋まらない苦しみややるせなさを、学生時代にこれでもかと味わいました。
失敗も多々ありましたが、自分の中の女性性を少しずつ肯定することで私はようやく自分の人生を歩き始めてもいいんだな、と自分を肯定することができ始めました。

もしかしたら、そこでつまづいている…人生のエンジンをかけられない人は私以外にもいるのではないか…?
そうだとしたらすごくもったいないことだし、もし私が「貴方はこういう所がすごく魅力的じゃない!」と背中を押すことで、
風穴が開いて、貴方の人生にエンジンがかかることがあるとしたら…

そんな思いで、自分でも意外だし柄じゃないとは思いつつも「レンタル彼女」をいう仕事を選びました。

実際お会いする一人一人を今思い浮かべてみると、確かに今は自信がないとしても、
今日のために選んだシャツが凄く似合っていたり、ちょっとした仕草に気配りを感じられたり、柔軟剤の匂いが素敵だったり、
緊張して汗を拭く仕草が妙に親近感があるとか、不器用に頑張る姿がほっとけないとか、どんな小さな一滴であっても
一人一人その人にしかない女性から見た魅力って絶対にあるんです。
めんどくさく苦しんで枯渇してきた私だから、絶対にそれを見逃さない自信があるんです。

もし貴方が今「不幸じゃないけどなんだか満たされない…」「人生になんとなくエンジンがかからない…」
そんな風に思っているとしたら、「レンタル彼女」からの「貴方は大丈夫だよ」を受け取ってみるというのも、これからの時代前進的なセルフメンタルケアと言えるのではないでしょうか?

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