ヨッピー

日常的に思ったことを書き連ねるのが、主です。

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カエルカエルカエル

「来週からプールだからな」 先生がそう言うと、クラスの男子は「よっしゃー」と大声を上げた。蝉の声に負けじと、グラウンドに男子たちの喜びが響き渡る。そんな中、ケンゴだけは喜べずにいた。「ケンゴ、お前残念だったなー」 クラスメイトの一人が笑いながら言った。「まだ分かんねーし」 ケンゴは強く否定した。そして、右足首の包帯を恨めしそうに見つめていた。 ケンゴが右足を怪我したのは一週間前のことだ。原因は今にしてみれば、本人もつまらないと思うことだった。ケンゴは公園で友達のショウタを待

    • 生きづらさ=?

      みなさんこんにちは、ヨッピーテです。これから書く文章は、愚痴に近いかもしれません、ご了承を。 早速ですけど、いやぁ生きづらいですねー。なんでこんなに生きづらさを感じるんですかね?この文章を書いている今現在はものすごく生き生きしているのに。おそらく、やれって命令されていることではないからですね。僕は現在大学四年生で、卒業論文を書いている最中でございます。 「おまえ、こんな文章書いてる暇じゃねーだろ!」 全くもってその通りでございます、ザッツライト!しかしながら驚くなかれ、

      • 中年の本音

        • 『ゲーム』

          「あー、クッソ。またか」 「桑名くん、またゲームやってるの?」 「え、そうですけど」 「もっとさ、課題やっちゃうとかさ、有意義に時間を使ってみたら」 「まあ、何が有意義かは人によりますよ。僕にとってはそれがゲームなだけで」 「そうかなぁ、たった今そのゲームが君を裏切ったようにも見えたけど」 「えっと、僕を怒らせたら勝ちみたいなやつやってます?先輩」 「ハッ、バレたか」 「先輩、だとしたら先輩の負けです。僕は怒ってもいませんし、ゲームに裏切られてもいません。僕が

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        カエルカエルカエル

          自傷自得

          『どうしてこんなことしなきゃいけないんだろうね』 吐き捨てるように呟いた言葉は、体育館全体に響き渡る応援によって、誰の耳にも届いてはいなかった。当の本人マモルも、チームメイトに伝えたいと思って発した訳ではない。隣のコートでは勝負が決まったらしく、三組の男女がハイタッチを交わしていた。クラスマッチで生まれた関係性がいつまで続くのか。マモルの頭の中では、どうせすぐに消える、という簡易的な答えが用意されていた。 「ほら、マモル、頼むぜ」 前衛のコウキからボールが回ってくる。『

          自傷自得

          修学旅行

          「おい、マサ。もちろんまだ起きてるよな」 「え、この時間に寝るとかありえないでしょ、っていうかタクミは?」 「俺は起きてるよ、バチクソ眠いから寝るけど」 「つれないこと言ってはなりません。お前、連れション文化ナメてるだろ、ってことで恋バナを始めまーす」 ここは京都のとある旅館の一室。消灯時間をとっくに過ぎた中、4人は未だ眠りについてはいなかった。 「あんま騒ぐと先生来るだろ」既に目を瞑っているタクミが注意を促す。「こういう冷静ぶってるヤツほど、先に寝まーすとか言って

          修学旅行

          うちのフジ隊員。

          うちのフジ隊員。

          マクドナルドに行った時に、何を頼むか悩むことがあると思う。ガッツリ食べたい時はセットなんて手もある。ただ、200円バーガーなるものが4種類あり、そうのうちの2つと、アイスコーヒーMサイズを頼むと、550円で抑えられる。ポテトの原価率を考えると、結局いつもこの構築になってしまう。

          マクドナルドに行った時に、何を頼むか悩むことがあると思う。ガッツリ食べたい時はセットなんて手もある。ただ、200円バーガーなるものが4種類あり、そうのうちの2つと、アイスコーヒーMサイズを頼むと、550円で抑えられる。ポテトの原価率を考えると、結局いつもこの構築になってしまう。

          「もみじ理論」

          大学生活で最も時間を費やしたのは何かと言われれば、スプラトゥーン2が挙げられる。もちろん睡眠などの方が長いけれども、「Q,大学生活で最も時間を費やしたのは?A,睡眠です。」は、もうソレ大抵の人そうじゃん!ということになってしまう。そのため継続力のある活動において言えば、やはりスプラトゥーンということになる。 前置きが長くなったが、そんな愛すべきゲーム、スプラトゥーンは様々なブキの中から一つを選び、ステージを味方の色のインクで染め上げるゲームである。そのチームの色を塗るという

          「もみじ理論」

          冷やし中華にマヨネーズをかけるのはナンセンスなことなのだろうか。否、一度試してほしい、決して悪い思いはさせまい。料理のかけるかけない論争で、代表的なものはシチューが挙げられる。ちなみに私はご飯にかけて食べる。なんと、うちではカレーとシチューが両方夕飯に出るのだ!だからかけますw

          冷やし中華にマヨネーズをかけるのはナンセンスなことなのだろうか。否、一度試してほしい、決して悪い思いはさせまい。料理のかけるかけない論争で、代表的なものはシチューが挙げられる。ちなみに私はご飯にかけて食べる。なんと、うちではカレーとシチューが両方夕飯に出るのだ!だからかけますw

          インターネットニワカ論

          インターネットは楽しい。 SNSでフォローした人の感性に触れることが出来る。動画サイトを見れば、見た動画に伴ってオススメの関連動画を表示してくれる。こうした自分にとって良いと思ったり、好きだから見たいと感じる、そんな情報ばかりが身の周りにある状態を、フィルターバブルという(らしいよ)。不快になる要素が一切ない、楽しいという感情の泡風呂に浸かっている状態を想像してもらえば良いと思う。この場所にずっといたい(湯船にずっといたい)という気持ちがある一方で、もちろんのこと直視したく

          インターネットニワカ論

          新宿駅回想録

          田舎ぐらしの18歳が一日にすれ違う人の数は知れている。5年前の話になる。大学受験の時、新宿駅を利用したが、その人の流れはまさに魚群のようだった。目的地に着くためには否応なしにその流れに乗らなければならない。知らない土地、乗り方の分からない地下鉄、余裕の無さは流れの速さで増幅する。一度角を過ぎたらもう戻れないのかもしれない、今思えばそんなことはないのだが、人が壁のように見えていた。アメフト、そんな印象を抱かざるを得なかった。 アメフトの魚群(世界一発見したくない)を眼前に据え

          新宿駅回想録