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【行きつけのバールを作る。釜焼きピッツァはおいしい】イタリア一人旅🇮🇹2023/10/04 スクラップ日記

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トリノの朝は暗い

トリノに到着して、借りたアパートにチェックインできたのが13時頃。
荷解きをしたら何かしようと思っていたが、移動で疲れて何も食べずにそのまま爆睡してしまった。

翌日は朝の5時に目が覚めてしまったが、
これ以上寝ると体内時計が狂いそうなので無理矢理起きることにした。

初めて秋の北イタリアを訪れて、日の出が遅いことにとても驚いた。
よく考えれば当たり前なのだが、8時近くになっても薄ら暗いと流石に調子が狂う。

朝7時頃。あまりにも暗くてびっくり。


長期滞在するなら行きつけのバールを作ると楽しい

イタリアといえばコーヒー文化。

朝はエスプレッソやカプチーノと甘いブリオッシュ(クロワッサン)を頼んで、おしゃべりをしながらサクッと朝食をとって出かけていく。

ある程度の期間同じ場所に滞在することがあれば、ぜひ行きつけのバールを作ってみてほしい。

特に小さなバールの場合は、ほぼ毎日同じ人が一日中働いているので、何回か通えばすぐに顔を覚えてくれる。

そうするとコミュニケーションが取れて、小さな楽しみがひとつ増える。
語学に自信がなくても、しゃべりたい気持ちが伝われば受け止めてくれる人がほとんどだし、その結果いろんな情報をもらえることもある。

私のアパートの周辺にはたくさんバールがあったが、玄関を出て目の前にあるバールに行ってみることにした。

「Buongiorno〜」と入っていくと、地元の常連さんで賑わっていた。
どうしようか迷っていると、バリスタのお姉さんが「どうぞ!何がいい?」と笑顔で尋ねてくれた。

カプチーノとチョコレートブリオッシュを頼んで、カウンターで立ち飲みした。

会計は併設しているタバッキでするタイプで、
レジの担当は若めのアジア人の男性と女性のふたりだった。

男性から「中国から?」と聞かれたので、
「日本人です。」と答えると、「あー、日本か。なるほど。うんうん。」とぶつぶつ言っていた。

おそらく彼は中国人(もしかしたら東南アジアかも?)だと思うので、もし私が中国人だったら中国語で話したかったのかもしれない。

別の日に会った時は、「こんにちは!元気?」と日本語で話しかけてくれた。

「おー!上手!」と言うと、「これしかわからないけど。」と照れ笑いしていたが、昔少しだけ日本で仕事をしたことがあって、千葉県の船橋に住んでいたのだと教えてくれた。

本当はもっと深掘りしたかったけど、私の語学力が足りないので諦めた。


お気に入りのスーパーを見つける

長期滞在する時にもうひとつ重要なことは、
良いスーパーマーケットを見つけることだ。

イタリアのスーパーは、野菜や果物の種類が多くて見ているだけでも楽しい。

お菓子や調味料などはお土産探しにも便利。それぞれ品揃えが違うので、時間に余裕があれば何軒かスーパーをまわってみてほしい。

ローマやフィレンツェに滞在した時には見かけなかったスーパーもあったので色々見てみたが、
今回の私のお気に入りはSupermercato U2だ。

アパートからは少し歩かなければいけなかったが、店内が広くて野菜も新鮮なものが多かったし、レジも親切な人が多かったので食料品はほとんどここで購入した。

この日は絶対に生ハムが食べたかったので、
ハムコーナーのお姉さんに好みを伝えて、おすすめされた中からパルマ産の生ハムを8枚カットしてもらった。

必要な分だけ、切り立ての生ハムがスーパーで買えるシステム最高。

ホテル滞在の場合でも、ワインと生ハムに、量り売りのチーズやオリーブを買って部屋飲みパーティーをするのも結構楽しいのでおすすめだ。

それにしても円安の打撃は尋常じゃない。

大したものを買っていないつもりでも、まとめ買いをするとすぐに4000円を超えてしまう。
自炊をしても外食をしてもとにかく高くつくので、そこが今回の旅で一番大変だったところだ。


石窯で焼いたピッツァはうまい

スーパーで買い出しをした後に、アパートの1階にあるピッツェリアに寄った。

きのこピザのテイクアウトをお願いして、
おじさんがピザ生地を広げたりソースを塗っているところを見ていると、

「どっから来たの?勉強?あ〜バカンスかいいね。トリノはどう?ここよりミラノの方が建物もファッションも給料もいいだろ〜?あっはっはー!!!」

と、私の返事が下手くそでもかなり積極的に話してくれた。

ピザを釜に入れると店の壁を指さして、

「いろんな国から人が来るから、自分の国のポストカードを貼って行ってくれるんだけど、君も日本の貼ってく?アジアはまだ中国しかないんだ。」

と言われた。

あいにく私は持っていないとお断りをすると、
おじさんはちょっと残念そうだったが、中心地から離れた住宅街のピザ屋に、自国のポストカード持ってる人がそんなに集まる方がレアじゃないか?と思った。

もしかしたら、またそんな機会があるかもしれないので、今度からは私も何か日本ぽいものを持ち歩いてみようかな。

そうこうしている内にピザが焼き上がったので、箱に詰めてもらって部屋に戻った。

実を言うと、私はあまりピザが好きではない。
炭水化物は大好きなのだが、ピザやパンは量が食べられない。

そんな私でも、やっぱりイタリア感を楽しみたいので、滞在中に1〜2回はピザを食べる。

少し薄めで石窯で焼いたピザはおいしい。
でもイタリアのピザはかなり大きいので、おいしいけれどやっぱり食べきれない。

朝のブリオッシュ以外しっかり食事をとっていなかったので、勢いで半分食べることができたが、残りの半分は夕食と次の日の朝食まで持ち越してようやく食べ切った。

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