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【FIATの工場跡のショッピングモールとEATALY本店でランチ リンゴット】イタリア一人旅🇮🇹 2023/10/15 スクラップ日記

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地下鉄でリンゴットに行く

日曜日はアパートの周辺が静まり返ることがわかったので、この日は出かけることにした。

リンゴット(Lingotto)は、
自動車メーカーのFIATの工場および、その跡地の文化商業施設群。

トリノは、イタリア国内ではミラノに次ぐ工業都市で、特に自動車産業で栄えてきた歴史がある。

私は車に詳しくないので行かなかったが、
同じエリアにはトリノ自動車博物館があるので、イタ車好きの人におすすめ。(トリノピエモンテカード対応)

FIATの工場跡地がショッピングモールになっているということで、どんな感じか見に行ってみた。

リンゴット駅は、トレニイタリアと市営地下鉄で2駅あるが、少し場所が離れている。

ショッピングモールの正面に出たい場合は、地下鉄のリンゴット駅で降りたほうが便利だ。

Centro Commerciale Lingotto

駅を出てすぐに大きな建物がある。

ショッピングモールとはいえ、元は工場なので外観はかなり地味。
大きな看板がついているわけでもないので、ぱっと見では商業施設には見えない。

日曜のショッピングモールにしては人が少なめ?と思いながら中に入っていくと、

うーん…。

正直、モール内のショップ自体はあまり見どころがなかった。

大きな建物なので、色々ありそうと期待していたのだけれど、シネコンやホテルはあってもウィンドーショッピングができるような店は特に無かった。

館内も入口付近以外はなんとなく薄暗くて、工場の無機質感が結構強い。

1980年代後半に行われた再開発時の設計は、
有名建築家のレンツォ・ピアノが手がけたそうだが、ショッピングモールの良し悪しがテナント次第なのは日本も海外も同じだな…と思った。

なんだかなぁ…と思いながらも、
建物の端にあったスロープは、ここで自動車が造られていたんだ!と感じることができておもしろかった。

これは、工場操業時にジャコモ・マッテ・トゥルッコがした設計で、

1階の原材料加工から始まり、順に組み立てが進んでいき、最後に建物の端のスロープをのぼって屋上のテストコースに運ばれていく。

という、ユニークなデザインだとのこと。

後から知ったけれど、上の階には小さな美術館があって、屋上にある車のテストコースに入ることもできたらしい。

なんとなーく来ただけだったので、楽しみ方を知らないままモールを後にしてしまった。

ちょっと勿体なかったなと思ったので、
今度トリノに来る時は自動車博物館もあわせてもう一度見てみたい。


EATALY本店を楽しむ

スロープ側の出口から外に出ると、
すぐ隣にはEATALY(イータリー)の本店がある。


EATALYは、イタリア全土の食品を取り扱う高級スーパーで、日本でも銀座店をはじめ、関東に5店舗出店している。

今まで、ローマとフィレンツェのEATALYに行ったことがあったが、トリノが本店だとは知らなかった。

お腹が空いてきたので、ランチは店内にあるレストランで食べることにした。

肉料理、魚料理など、扱う食材によってレストランのエリアが分かれていて、オープンキッチンで調理している。

色々見て回って、私はパスタのコーナーに入った。一番混み合っていたけれど、一人席が空いていたのですぐに案内してもらえてラッキーだった。

注文したのは、ブラータがのったスパゲッティのポモドーロ。

お皿が大きくて少なく見えるかもしれないけど、意外とボリューミー。


プーリア州で初めて食べて気に入ってから、
メニューにブラータがあるとつい頼んでしまう。

「プリモピアットのハーフ+デザート1種+ドリンク1杯」のセットがあったので注文すると、
「それは子ども用だから頼めないよ。」と言われてしまった。残念。

多いなら量を調節しようか?と言ってくれたのだけれど、朝から何も食べていなかったので、レギュラーサイズのままにしてもらった。

味は…、普通かな…。

ちょっと期待をしすぎてしまったかも。
かなり太めのスパゲッティを使っていて、茹で加減もアルデンテすぎたので、あまり私の好みではなかった。

パスタは100gくらいと言われていたが、
思ったよりもおなかが一杯になってしまい、途中からは一生懸命食べた。

イタリアに来てから1日1食で終わる日も多かったので、胃が小さくなってしまった。

パスタを少なめにして、デザート頼めばよかった…泣

食事をした後は、店内をうろうろ。
1階はレストランと食品のエリア。生鮮食品や、パスタ、チーズ、生ハム、お菓子のコーナーがあり、BIO食品の品揃えも豊富。

地下は全てお酒のコーナーで、ここにもワインをメインにした食事スペースがある。
広いフロアのほとんどがワインで、お手頃価格の量り売りワインもあった。

ピエモンテ州のワインコーナー

前に記事で紹介した、メナブレアというビールも全種類揃っていたので、イタリアのスーパーでなかなか見つけられない人は、EATALYの大型店舗に行くと手に入れられるかも。
(ちなみにジェノバの店舗には置いてなかった。)


おみやげにできそうなお菓子たちを購入。

買い物をして満足!

おなかがいっぱいなので歩いて帰ることにしたので、この日はかなり歩いた。

リンゴットから街中にかけても、私のアパート周辺と同じようにとても静かでほとんど人はいなかった。

週末のトリネーゼ達は一体どこにいるのだろう。


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