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ワークショップ - 第04回[20191111-1116]14歳の哲学対話(創作編)

(注)この記事はコミュニティメンバーに向けた記事です。コミュニティ参加者以外には通じない話が多数含まれています。ご了承ください。

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今回のワークショップの期間は、記事投稿時点から11月16日土曜日20時までです。

任意の空間において自分の足で立って情報発信できるというのは、特にこれからの時代で求められる必須の能力で、だからこそ僕もこんな活動をしているわけですが、同時にそれはいまの日本の教育で明確に否定されているものでもあります。初等教育において子供の自発的な思考を促すことの価値は、大学入試センター試験廃止やなんちゃって英語教育を語ることとは、比べ物にならないほど重い。だから、幼稚園や小学校に哲学の授業がないことは、どう考えても不利益しかないと僕は感じています。皆さんも、間違いなくかつては「哲学者」だったはずです。いろんな"why"を感じて生きていた。あの日あの時の小さな哲学者を皆殺しにすることこそが、この社会の誰かの利益になっているのでしょう。総体としての日本人を賢く教育しない方が都合の良い人間が、どこかにいるのでしょう。だから、そういう人間に任せていると、いつまでも社会は良くなりません。それは、たぶんいま目に見えている政治家だけの問題ではなく、もっと根が深いのだろうと思います。そして、自分の頭で考えるという人格を殺されて育つ我々は、そんな社会構造に気づくこともできません。僕が伝えたいと願うことは、哲学や思想や科学が捕まえた知識、固定された到達点ではありません。上から学術知識をひけらかしてドヤるような恥を晒す気はないのです。やろうと思えば、衒学的表現で装飾を施した抽象性の極まった超難解な文章を書くこともいくらでもできますが、そんな自慰行為を推奨するつもりもありません。あくまでも、「考えること」そのものの意味を伝えたいのです。僕がいまどれほどイキってドヤっても、これから専門性を深めていく若者に、知識としてはいずれ追い抜かれるに決まってますし、若者も僕ごときを追い抜けないようでは困ります。しかし、専門性を深めるにつれ、人は”how”ばかり気にするようになって”why”を忘れます。大学在学中に起業しVCから多額の資金を集め史上最年少で〜に選ばれその後上場し、などと、どんどん活動が自己目的化し作られたストーリーをなぞることに向かっていきます。史上最年少であることになど、何の意味もありません。メディアの作り出す幻想です。僕には、ノーベル賞すら、それ自体は無意味に思えます。昔、利根川進先生がノーベル賞を受賞された時、とある縁のある小学生としてインタビューを受けたことがあります。僕は「ノーベル賞なんかくれると言われても要らない」とクソ生意気に答えたのを、いまでもはっきり覚えています。ひどい小学生です笑 もちろんオンエアには乗らず、カットされました。

メディアに踊らされない。社会システムに縛られない。

”why”を考えることこそが、それを実現する助けになると思います。そういう”why”思考は、既得権益者からすると真っ先に排除すべきものであります。事実、ほとんどの人の頭からそういう思考は排除されています。

ひとまず思考をリセットするところから、始めましょう。これは段階的に皆さんの頭をほぐすための体操だと思って取り組んで欲しいと思います。

自由な発言がしやすいように、今回のワークショップは、創作回にしたいと思います。期間中のワークショップチャンネルは丸ごと物語世界だと思ってください。

僕は14歳の中学生として参加します。本当の中学生だと思って、話しかけてください。皆さんも一緒に物語を創作するつもりで、自分の意見というよりは物語のひとコマとしてメッセージを作ってください。対話で物語を紡ぎましょう。もちろん本音で話していただいても良いですが、形式的には演技だと認識しますので、何を言ってもらっても大丈夫です。むしろカッコつけないで、つけ入る隙のある演技してもらった方が盛り上がります。14歳の僕は、絶望を気取っています。ひねくれた性格なので、たぶん何を言っても納得せず理屈を返します。それでも、何か言葉を伝えてあげてください。きっと心の底から絶望しているわけではないと思います。本当は助けを求めている。問いかけでも共感でもアドバイスでも説教でも何でも良いです。優しく諭してもらっても喧嘩腰な議論を吹っかけてもらっても良いです。対話を続けるのを前提に、話しかけてあげてください。参加者同士で対話してもらっても良いです。全ては物語です。どっちにしても、僕はたぶん自分に触れるもの全てに噛み付きますが、本人はいたって真剣なつもりなのです。

ワークショップチャンネル内に以下のメッセージを投稿することで、始めたいと思います。中学生の荒ぶる僕と一週間お付き合いください。よろしくどーぞ。(念を押しますが以下は演技です)

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どうせ死ぬのに、これから頑張って生きる意味なんかない。お金を稼いだら幸せになれて、そしたら死ぬときに何か変わるんか。いま死ぬんと何か違うんか。何かを為し遂げて名前を残す。子供を作って遺伝子を残す。残したから何やねん。死んだらそこにもう僕はおらんし、宇宙だっていつか終わるんやろ。生きてることに意味なんかないやん。頑張って何かを手に入れたと思ってる大人達は、とりあえず頑張れって言うけど、そんなん頑張った自分を肯定したいだけやろ。自分が頑張ってきたことに意味があると信じたいだけやろ。いまの自分のことしか考える頭がないねん。いま気持ち良かったらそれでええねん。大人なんか嘘つきのアホばっかりや。Twitterでくだらないマウントの取り合いして時間浪費してるやつとか見てたら絶望する。こんな奴らばっかりやから、頑張って世の中を良くしたってどうせまたすぐに悪くなるに決まってる。政治家も無駄な努力してるだけや。生きてたら一瞬は楽しいことあるかもしらんけど、結局死んだら何も意味なんか残らへん。もうこれ以上生きていきたいと思う理由がない。なんでみんな平気な顔して生きてられるのか、意味がわからん。みんな、何のために生きてんの。

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