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「袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる」を読んだ

「袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる」 日部星花 宝島社 を読んだ。

扉も窓も開かず、破ることすらできない。携帯電話は圏外で、固定電話もなぜか繋がらない――事件現場に立ち入ると、その空間を強制的に“クローズドサークル”にしてしまう呪いを持った高校生・袋小路鍵人。解除するには、事件の真相を究明しなければならず......。校内で呪いが発動するたび、行動をともにする美少女・時任さんの推理力を頼りに、閉鎖状況から脱出すべく事件解決を目指す!
(Google Books)

題名から袋小路くんがクローズドサークルのミステリーを解いていくのかと思いきや、なんと袋小路くんのせいで、クローズドサークルになるという、びっくりな設定。
袋小路くんが事件現場にいると、強制的にその場から出れなくなり、電話も圏外。
犯人すら閉じ込められる。
しかも、事件解決しないと、その密室は解除されない。

設定自体は面白かった。
その中での推理も無理なく、なるほどと思う。
ただ、最後の部分がやや消化不良。
時系列的な伏線あったかな?
読み返してもいまいち…

そのまま、どこでも袋小路くんはクローズドサークルにしちゃえばいいのに(笑)
と、無責任な読者は思うのでした。


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